WNISAT-1R

MISSION

北極海航路の安全のため、宇宙から北極海の海氷を観測

近年、温暖化の影響で北極海の海氷が減少し、夏場には欧州とアジアを結ぶ第三の航路となる北極海航路が出現します。航海距離はスエズ運河経由の約2/3、喜望峰経由の約1/2となり、海運業界から大きな注目が集まっています。
しかし、北極海には夏場も解けずに残る万年氷などがあり、船舶が安全に北極海航路を通行するには、詳細な海氷の観測と予測が必要不可欠です。
WNISAT-1Rはウェザーニューズの二機目となる独自衛星で、北極海の海氷を観測するために、2016年中の打ち上げを予定しています。

光学観測ミッション

4つの観測波長(パンクロ・緑・赤・近赤外)のカメラで北極海の海氷を撮影します。複数波長の解析により、海氷と海水面の判別を行います。また、ステレオ撮影によって、台風の雲頂高度や火山噴火時の噴煙高度の観測にも挑戦します。

GNSS-R観測ミッション

日照条件や天候に左右されずに観測を行うため、GNSS受信システムを搭載しています。GPS測位衛星から送信される電波の地表面からの反射を受信・解析することにより、地表面や海面状態の観測を行います。

仕様

大きさ
524 × 524 × 507 mm (突起部分を含まない)
重量
43kg
主要搭載機器

光学カメラ計6台

  • 可視光3台(赤・緑・パンクロ)
  • 近赤外1台
  • 予備2台

GNSS-R受信システム

打ち上げ

打ち上げ日予定
2016年夏
ロケット
ソユーズ
射場
カザフスタン共和国、バイコヌール宇宙基地
軌道
太陽同期軌道、高度600km

WNISAT-1

MISSION

ウェザーニューズ初の超小型衛星
地磁気の乱れを観測し、磁気嵐の発生を監視

WNISAT-1はウェザーニューズが開発・打ち上げた独自の超小型衛星第1号機です。
磁気センサーにより宇宙から地磁気の乱れを観測し、磁気嵐の発生を監視しています。磁気嵐は太陽フレアに伴って放出される太陽プラズマが地球に向かって吹き付けられることにより、地磁気が通常の状態から激しく変動する現象で、通信機器障害を引き起こしたり、特に変動が大きくなる北極など高緯度地域では、航空機や船舶の安全運航に影響を及ぼす恐れがあります。今後、WNISAT-1の観測データをもとに、実際に磁気嵐が発生しているかどうかや地磁気への影響の大きさの検証を進め、北極域における航空機や船舶の安全運航の支援に役立てていきます。

仕様

大きさ
270 × 270 × 270 mm(突起部分を含まない)
重量
10.1kg
姿勢制御
三軸制御(地球指向、精度0.1度)

打ち上げ

打ち上げ日時
2013年11月21日16時10分11秒(日本時間)
ロケット
ドニエプル
射場
ロシア共和国、ヤースヌイ宇宙基地
軌道
太陽同期軌道、高度600km、降交点地方時 10:30