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滋賀県民の自助・共助活動を支援し、気象災害の軽減を目指す官民共同プロジェクト

ウェザーニューズと滋賀県と県民で取り組む“しが減災プロジェクト”スタート

~ インターネットサイトと携帯サイトで、滋賀県の災害情報をみんなで共有 ~

防災気象 >

株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、滋賀県(知事:三日月大造)と共同で、個人や地域のコミュニティーでの減災意識を高め、気象災害による被害を少しでも軽減するため、滋賀県民の自助・共助活動を支援する“しが減災プロジェクト”を本日より開始しました。“しが減災プロジェクト”は、地震や気象災害によって滋賀県内で発生した浸水などの被害の状況を県民から報告いただき、インターネットサイトにリアルタイムに反映することで、県民一人ひとりの被害を軽減する活動や防災活動に役立てていく参加型のプロジェクトです。サイトは、インターネットサイト、携帯サイトともに無料で利用可能で、滋賀県が提供する大雨時の「地先の安全度マップ」や、滋賀県民からウェザーニューズに寄せられる被害状況がご覧いただけるため、大雨の際に危険なエリアや災害の発生場所を一目で確認できます。“減災プロジェクト”の取り組みは千葉市からはじまり、今回で14例目(6府県8市)となりました。ウェザーニューズでは、県民自らが参加し、地域のきめ細かい情報を共有し合えるよう、滋賀県や県民と共に“しが減災プロジェクト”に取り組んでいきます。

“しが減災プロジェクト”の利用、閲覧はこちら(無料)

インターネットサイト
https://weathernews.jp/gensai_shiga/

携帯サイト
https://wni.jp/?shiga

滋賀県民と共に取り組む“しが減災プロジェクト”

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※“しが減災プロジェクト”インターネットサイトのイメージ図

 “減災プロジェクト”の取り組みは千葉市(2011年2月2日)からはじまり、名古屋市、神奈川県、大阪府、習志野市、京都市、香川県、鈴鹿市、埼玉県、福井市、京田辺市、船橋市、京都府と続き、今回で14例目(6府県8市)となりました。 “しが減災プロジェクト”では、大雨や突風などあらゆる気象災害による被害状況の報告を募集しています。「自宅付近の道路が冠水しています」など、気象が原因で起きた災害であれば、インターネットサイトや携帯サイト、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」から写真やコメントを送ることができます。これらの情報は、貴重な被害データとして蓄積され、発生時の気象条件に基づいて“しが減災プロジェクト”のマップ内で公開されます。より多くの県民が参加するほど、今起きている災害情報を詳細に確認することができるようになります。

被害の状況や「地先の安全度マップ」をすぐに確認できる“マップオプション”

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※“しが減災プロジェクト”インターネットサイトのイメージ図

 “しが減災プロジェクト”では、被害状況を報告した“減災カード”をカテゴリー別に分類してマップ上に表示するため、どのような被害報告がどこから送られてきたかを一目で確認することができます。 また“しが減災プロジェクト”の“マップオプション”では、10年・100年・200年に一度の大雨による浸水を想定した「地先の安全度マップ」を公開しました。これは、滋賀県が全国に先駆けて作成・公表した、身近な水路の氾濫も含めた浸水リスクです。避難を考える際は、危険なエリアを知っておくことで、より安全なルートを選択することができます。

今起きている災害を最速で伝える“減災カード”

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※ スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」

 災害の状況をリアルタイムに伝える“減災カード”は、インターネットサイト、携帯電話やスマートフォンから誰でも無料で送信可能です。インターネット利用者はインターネットサイト内の“減災カード送信”から、スマートフォン利用者はスマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」内の「減災Ch.」から送ることができます。 インターネットサイトや携帯サイトから投稿された報告は、ウェザーニューズの予報センターによって“河川増水・氾濫”や“ライフライン停止”など全19種類のカテゴリーに分類されます(スマートフォンの場合は、送信時にカテゴリーから選択していただきます)。過去の“減災カード”を事前に見ておくことで、大雨や台風の時に“河川増水・氾濫”などが発生しやすいアンダーパスなどの危険なエリアを把握することができます。

「ウェザーリポート」の災害情報も掲載

 ウェザーニューズでは、自宅から見える空の様子や体感などを、コメントや写真・動画と合わせて報告し、全国の人と共有する「ウェザーリポート」という参加型のコミュニティーを2005年より展開しています。これまでも「ウェザーリポート」として滋賀県の利用者からたくさんの報告をいただいており、2013年9月16日に台風18号が上陸した際は、道路冠水や浸水被害などたくさんの報告が寄せられました。過去の災害に関する「ウェザーリポート」は、インターネットサイトの“過去のリポート閲覧”からご覧いただけます。

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自分の地域専用の減災情報が入手できる“しが減災メール”

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※“しが減災メール”イメージ

 “しが減災メール”は、過去に災害が起きた時と同じような気象条件になった場合、またはその可能性がある場合に、予め登録されたメールアドレス(携帯メール、PCメール両方可)へメールを送信するサービスです。登録は、過去の気象災害の発生状況を加味して分類した2つのエリア(※)から1つ選択することができます。外出先で自宅周辺の様子がわからない時や、家族にすぐに注意喚起を行いたいときなどに“しが減災メール”が役立ちます。※しが減災メール登録地点①大津市北部、高島市、長浜市、米原市、彦根市、多賀町、豊郷町、甲良町、愛荘町②大津市南部、草津市、守山市、栗東市、野洲市、近江八幡市、東近江市、竜王町、日野町、甲賀市、湖南市