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全国約2700のダムに対応。放流や職員体制判断を専門気象情報でサポート

ダム管理業務向け「ウェザーニュース for business」を提供開始

72時間先までの流域平均雨量を予測、降水リスクをプッシュ通知でお知らせ

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株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)はダム管理業務を支援するため、3,500万ダウンロードのお天気アプリ「ウェザーニュース」を法人専用にカスタマイズした「ウェザーニュース for business」において、ダム管理業務専用のサービス提供を開始しました。

日本全国には約2,700ものダムが運用されていますが、近年、気候変動の影響でゲリラ雷雨や線状降水帯などの降水現象は激甚化し、発電、治水、農業・生活用水など本来の主要用途に限らず周辺住民の命を守る洪水調整機能としての役割も重要視されるようになりました。このためダム管理業務における気象情報のニーズは高まっており、ダム管理業務向け「ウェザーニュース for business」では、ダムの放流と職員体制の判断を支援します。

本サービスは、お天気アプリ「ウェザーニュース」を開くだけで、ダム専用の気象情報を確認することができます。具体的には、あらかじめ設定した範囲に降る雨量を平均した「流域平均雨量」や、雨の降りだしから流域平均雨量を積算した「累加雨量」について、1時間毎72時間先まで予測します。また、降水量の予測からリスクを3段階で判定し、リスクの変化をプッシュ通知でお知らせします。その他、ライブカメラや高性能気象IoTセンサーを活用した実況把握もサポートいたします。

なお、このたびダム管理業務向け「ウェザーニュース for business」の2か月間無償トライアルを実施します。ダムの運用に携わる事業者を対象に本日より9月末までの間お申し込みを受け付けておりますので、この機会にぜひお試しください。

ダム管理業務向け「ウェザーニュース for business」に関するお問合せはこちら
https://biz.weathernews.jp/wfb/#formArea
 

◆アプリでダム専用気象情報を提供、ダムの放流や初動体制の確保を支援

令和元年台風19号以降、ダムは周辺の住民の命を守る洪水調整機能としての運用も重要視されるようになり、大雨が予想される場合は事前放流を検討するなど、ダムの運用管理における気象情報の重要性は高まっています。また、ダムを管理する現場では人手不足に課題があり、迅速な情報共有や最適な職員体制の確保が求められます。そこで当社は、ダムの放流や職員体制の判断を支援するため、ダム管理業務向け「ウェザーニュース for business(※1)」の提供を開始しました。

図1:ダム管理業務向け「ウェザーニュース for business」のアプリ画面
図2:プッシュ通知を受信したときの様子

 

本サービスは、スマホで「ウェザーニュース」アプリを開くだけで、ダム専用の気象情報を確認することができます。具体的には予報精度No.1(※2)のデータを活用し、あらかじめ設定した範囲に降る雨量を平均した「流域平均雨量」や、雨の降りだしから流域平均雨量を積算した「累加雨量」の予測を1時間毎72時間まで表示します。また、あらかじめ設定した雨量基準に対応して、降水リスクを”通常”、”注意”、”警戒”の3段階で判定し、リスクの変化はプッシュ通知でお知らせします。降水リスクの判定は、体制判断の参考情報にご利用いただけます。

その他、ダム管理業務向け「ウェザーニュース for business」では、PC版の専用ウェブサイトも用意しています。また、予測値はエクセル形式でダウンロードして流入量予測のデータとして利用することも可能です。

 

図3:PC版専用ウェブサイト
1時間毎72時間先までの「流域平均雨量」と「累加雨量」を表示、リスクをひと目で把握できる
画面上部中央降水リスクの凡例: 通常(緑)、注意(オレンジ)、警戒(赤) ※雨量基準や対象の予測範囲はカスタマイズが可能

 

 

※1法人向けのSaaS型サービス「ウェザーニュース for business」:https://biz.weathernews.jp/wfb/
 予報精度No.1 を獲得したお天気アプリ「ウェザーニュース」にビジネスで活躍する企業専用ページを追加、いつものお天気アプリ「ウェザーニュース」に、あなたのビジネスで活躍するお天気ページを追加します。施設や店舗、営業所を地点登録することで、ビジネスの意思決定に関わるプッシュ通知をピンポイントで受け取ることができます。
 
※2「ウェザーニュース」が天気予報サービス予報精度No.1を獲得:/news/40290/

 

 

◆9,000か所以上の河川ライブカメラや気象IoTセンサーで実況把握もサポート

アプリ「ウェザーニュース」では、全国9,000か所の河川ライブカメラや、6,000か所以上の河川水位がグラフで確認でき、氾濫の危険がある際に発表される洪水予報の発表状況がマップ上でひと目でわかります。
その他、オプションで気象IoTセンサー「ソラテナ」をダム周辺に設置し、観測データを確認することも可能です。「ソラテナ」は、雨量・風向・風速・気温などの気象要素を1分毎に観測する高性能な気象観測機で、ダム周辺の降水量の確認や屋外作業の熱中症対策として気温の把握にご活用いただけます。なお、本サービスのユーザーは、個人の有料会員向けに提供している30時間先までの雨雲レーダーや台風の影響予測などもご利用いただけます。

 


◆ダム管理業務向け「ウェザーニュース for business」の無償トライアル実施

このたび当社はダム関連の事業者を対象に、ダム管理業務向け「ウェザーニュース for business」の2か月間無償トライアルを実施します。カスタマイズされた専用画面やプッシュ通知機能をご利用いただけますので、ダム管理に関わる法人の方は9月末までにお申し込みください。

 

< 無償トライアル詳細 >

  対  象 : ダム管理に関わる法人
  利用期間 : トライアル開始から2か月間
  申込締切 : 2023年9月30日
  申込フォーム : https://biz.weathernews.jp/wfb/#formArea

 

▼サービスに関するお問い合わせ先はこちら

https://biz.weathernews.jp/contact/

 

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