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災害レベルの大雨・強風を1分毎に観測する高性能気象IoTセンサーに新機能

気象IoTセンサー「ソラテナPro」で寒さ指数(低体温症リスク)を提供開始

〜雨・風・気温の観測データから現場のリスクを判定、屋外作業員や学校の安全対策を強化〜

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株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、オムロン株式会社(本社:京都市下京区、代表取締役社長 CEO: 辻永順太、以下オムロン)と開発した高性能気象IoTセンサー「ソラテナPro」において、「ソラテナPro」の観測データを用いた『寒さ指数(低体温症リスク)』の提供を本日開始しました。

「ソラテナPro」は、気温・湿度・気圧・雨量・風向・風速・照度の7つの気象要素を1分毎に観測する小型の気象観測機です。オムロンのセンシング技術によって、雨量50mm/hや風速50m/sの大雨・強風も観測できるように性能を高めています。また、3700万ダウンロードのお天気アプリ「ウェザーニュース」と連携しており、観測データや雨雲レーダー、天気予報を1つのアプリで閲覧できるほか、雨・風・気温が設定値を超えた場合にプッシュ通知でお知らせします。小型ながらも災害レベルの大雨・強風に対応しており、アプリを通して複数名で同時に確認できるので安全対策に有用です。

今回は本格的な冬を前に、寒い中で作業される屋外作業員・農家のパフォーマンス低下や、学校における低体温症を予防いただけるよう、「ソラテナPro」に『寒さ指数(低体温症リスク)』を追加しました。寒さ指数は1分毎の雨量・風速・気温の観測データをもとに4ランクで判定し、リスクが高い場合には「寒さ指数アラーム」を通知します。雨の条件ではパフォーマンスが極端に下がることから、気温と風だけでなく、雨の有無を考慮している点が特徴です。前日の天気予報と合わせて当日の指数が“注意”の場合は、防寒性の高い作業着やカイロ・ストーブを用意するなど寒さ対策にご活用ください。

7月の販売開始からこれまでに農業・建設・ドローン・施設管理などの業界で続々と活用されています。今後も、当社は企業の安全対策や生産性の向上、DX推進を支援するため、新サービス開発や利便性の向上に努めていきます。

「ソラテナPro」のサービスサイトはこちらお問い合わせはこちら
https://wxtech.weathernews.com/soratena.htmlhttps://wxtech.weathernews.com/contact.html

「ソラテナPro」で寒さ指数(低体温症リスク)を提供開始
〜雨・風・気温の観測データからリスクを判定

建設や建築、農業、ドローン、電気など屋外で作業をすることが多い業界では、寒さが厳しい冬季でも変わらず現場仕事が行われています。工事作業や交通誘導は夜間帯もあり、雨風が吹き付けるなかで長時間体を動かすこともあります。一方、2018年には雨のなか学校で体育大会が実施され、生徒36人が低体温症の疑いで搬送されたこともあり、学校生活にも低体温症になるリスクが潜んでいます。また、冬季のマラソン大会では、雨の日ほど倒れる人が多くなっており、スポーツをする場合にも注意が必要です。

ウェザーニューズは、屋外で活動される方のパフォーマンス低下や生徒の低体温症に着目し、現場の低体温症リスクをわかりやすく伝えるべく、「ソラテナPro」の観測データをもとにした『寒さ指数(低体温症リスク)』の提供を開始しました。「ソラテナPro」の全ユーザーに対して、「ウェザーニュース」アプリとパソコン版にて通年で提供します。

リアルタイムの寒さ指数や観測データ
過去の寒さ指数とアラート通知設定

当社は「ソラテナPro」の気温・風・雨の観測データをもとに、現場の『寒さ指数(低体温症リスク)』を1分毎に算出し、“平常”、“注意”、“警戒”、“危険”の4ランクで表示します。雨の条件ではパフォーマンスが極端に下がることから、気温と風だけでなく、雨の有無まで考慮して独自に開発しました。

パソコン版(右上はリアルタイム、下は日毎の寒さ指数)

また、基準を超えた場合にスマホのプッシュ通知でお知らせすることで、企業は見逃しを防ぐことができます。通知設定は、“注意”・“警戒”・“危険”の3ランクから選択できます。過去データは1分毎に蓄積されるので、低体温症やパフォーマンス低下が発生したときのリスクを後日振り返ることも可能です。影響があった案件をもとにアラート通知の条件を調整したり、“注意”や“警戒”が出た場合にどのような対策をとるかをあらかじめ決めておくことで、屋外作業員や農家、生徒の安全対策の強化にご活用いただけます。

寒さ指数アラームの設定画面

高性能気象IoTセンサー「ソラテナPro」

「ソラテナPro」は、気温・湿度・気圧・雨量・風向・風速・照度の7つの要素を1分毎に観測する小型の気象IoTセンサーです。センサー開発を得意とするオムロン株式会社と予報精度No.1の技術を誇るウェザーニューズが、両社の強みを活かして開発しました(2023年7月5日プレスリリース発表)。

「ソラテナPro」は、頻発する線状降水帯や台風、ゲリラ雷雨(ゲリラ豪雨)などによる強風や大雨、浸水の対策にもご活用いただけるよう、オムロンのセンシング技術によって、小型ながらも災害リスクが高まる雨量50mm/h、風速50m/sまで観測できるように性能を高めている点が大きな特徴です。また、3,700万ダウンロードのお天気アプリ「ウェザーニュース」と連携させることで利便性にもこだわりました。いつものお天気アプリをそのままビジネスに活用できるSaaS型の新たなソリューションになっており、「ソラテナPro」のリアルタイムや過去の観測データだけでなく、予報精度No.1の天気予報や雨雲レーダーなど、有料機能を含む様々なコンテンツを「ウェザーニュース」アプリ1つでシームレスに確認することができます。加えて、観測された気温・雨量・風速・寒さ指数(低体温症リスク)がカスタマイズした条件を満たした場合は、アプリのプッシュ通知でお知らせすることで、気象の変化を見逃すことなく、迅速に対応することができます。

PC版も用意しており、1分毎や日毎の過去データをダウンロードして当時の気象と被害状況を分析することも可能です。なお、1分毎の観測データがクラウドに自動保存されるため、企業にデータ自体をクラウド経由でAPIなどで提供し、自社のシステムに組み込んでいただくことも可能です。

当社は、農業・建築・ドローン・物流・スポーツ・電力・食品小売・アパレルなど様々な業界において、作業現場や店舗のピンポイントな観測データの把握を実現し、“気象を見える化”を通して企業のお客様・スタッフの安全対策や生産性向上を支援していきます。

 

ご利用方法はレンタルと購入の2種類からお選びいただけますので、お気軽にお問い合わせください。

▶︎レンタル・ご購入はこちらから:https://wxtech.weathernews.com/contact.html

▶︎ソラテナProのサービスサイト:https://wxtech.weathernews.com/soratena.html

 

ソラテナPro」の製品仕様

製品名
「ソラテナPro」
(オムロン形式: 2KW-0001)
寸法
縦×横×高さ: 約125mm×125mm×267mm
本体重量
約1kg
観測データ
7要素:気温・湿度・気圧・雨量(mm/hに換算)・風向・風速・照度
観測頻度
1分毎
測定範囲
気温 -20〜50℃、湿度 0〜100%、気圧 600〜1100hPa、雨量 0〜50mm/h、風向 0〜360°、風速 0〜50m/s、照度 150,000 lx
提供データ
<最新データ(実況、過去24時間):1分毎>
気温(℃)、湿度(%)、気圧(hPa)、風向、平均風速(m/s)、最大瞬間風速(m/s)、1分雨量(mm/h)、10分雨量(mm/h)、照度(lx)、寒さ指数(低体温症リスク)
<過去データ:1日毎>
平均気温(℃)、最高気温(℃)、最低気温(℃)、平均湿度(%)、最高湿度(%)、最低湿度(%)、平均風速(m/s)、最大風速(m/s)、24時間積算雨量(mm)、時間最大雨量(mm/h)、平均照度(lx)、最大照度(lx)、最高寒さ指数(低体温症リスク)、最低寒さ指数(低体温症リスク)
消費電力
1.5W(平均値)
電源電圧
AC100V / DC5V〜DC12V
付属品
電源ケーブル(AC版12m / DC版4m)
通信
IoT SIM

 

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