TOP > NEWS > 2023

ニュース

企業の大雪対策をSaaSで支援、拠点ごとの大雪リスクを高精度に予測

お天気アプリのビジネス拡張版「ウェザーニュース for business」で積雪情報を提供開始

災害対策本部と現場の連携で、スタッフの安全確保や物流の配送遅延による欠品回避へ

イベント気象 > エネルギー気象 > 工場気象 > 施設気象 > 流通気象 > 輸送気象 > 道路気象 >

株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、企業の大雪対策を支援するため、予報精度No.1のお天気アプリのビジネス拡張版「ウェザーニュース for business」で積雪情報の提供を本日開始しました。企業は72時間先までの積雪深や大雪リスクを予測する『積雪予測』、道路への影響を予測する『道路通行影響予測』、雨と雪を判別する『雨雪レーダー』の3種類の雪対策コンテンツをご利用いただけます。

『積雪予測』では、雪質や圧雪を加味した独自の新しい積雪解析モデルを用いた72時間先までの「積雪深」と、過去の交通障害および停電情報や当時の積雪量を分析し、拠点ごとの雪害の危険度を5ランクで予測した「大雪リスク」を提供します。3日先までに“雪害警戒”や“災害級の大雪”レベルの雪が予測される場合は一斉にスタッフへ通知するため、より迅速に大雪に備えることができます。また、『道路通行影響予測(大雪)』では、過去の通行止めなど交通への影響と当時の気象条件の分析をもとにした、72時間先までの道路へ影響予測を“大規模通行障害のおそれ”や“吹雪事故警戒”など4ランクで提供します。さらに、『雨雪レーダー』では30時間先までの雨・みぞれ・雪のエリアを高精度で予測します。アプリユーザーから1日18万通ほど届く天気報告と膨大な観測データを取り込むことで、予報が難しいとされている雨と雪の境目まで表現することができます。

本サービスは最新の雪情報をプッシュ通知でお知らせするほか、アプリやパソコン版の専用ウェブサイトから複数同時に閲覧できるため、災害対策本部と現場の迅速な連携が求められる大雪時での活用に適しています。スタッフの安全対策だけでなく、商品を配送するドライバーや小売店、飲食店、食品や医薬品の製造に関わる企業にご活用いただくことで、立ち往生や渋滞による配送の遅れ、商品不足などのリスク回避につながると考えています。

サービスサイトはこちらお問い合わせはこちら
https://biz.weathernews.jp/wfb/https://biz.weathernews.jp/contact/
 
パソコン版「ウェザーニュース for business」
積雪予測(大雪リスク)のイメージ画像
アプリ版の積雪予測(大雪リスク)のイメージ画像
 
 

「ウェザーニュース for business」で積雪情報を提供開始

今シーズンの降雪量は、エルニーニョ現象とインド洋の海面水温分布の影響による暖冬傾向で平年並か少ない予想ではありますが、寒気の入るタイミング次第では冬型の気圧配置や南岸低気圧による大雪に注意が必要です。当社は企業の大雪への備えを支援するため、お天気アプリ「ウェザーニュース」のビジネス拡張版「ウェザーニュースfor business」において以下の雪対策コンテンツの提供を開始しました。

①72時間先までの拠点の「積雪深」と「大雪リスク」を予測する『積雪予測』
②72時間先までの通行障害を予測する『道路通行影響予測(大雪)』
③30時間先までの雨と雪の境目が一目でわかる『雨雪レーダー』


『積雪予測』では、積雪深の実況解析の手法を見直した新しい積雪解析モデルを用いることで、72時間先までの「積雪深」をより高精度に予測します。雪質や圧雪の影響まで考慮して「積雪深」を計算し、「ウェザーニュース」アプリのユーザーから寄せられる積雪報告で補正することで、当社比で従来より35%ほど精度を高めています(※)。※2023年11月10日〜12月14日の積雪深6時間先予測の2 乗平均平方根誤差(Root Mean Squared Error)。日本国内で積雪深を観測している気象庁観測地点の全330地点で評価

また、雪による生活・業務への影響度は地域によって異なることから、過去の大雪による交通障害や事故、停電情報と、当時の積雪の増加傾向を分析し、雪害の危険度を示す「大雪リスク」を開発しました。72時間先までの拠点のリスクを“平常”、“積雪注意”、“吹雪注意”、“雪害警戒”、“災害級の大雪”の5ランクで判定します。

“災害級の大雪”は車の立ち往生や通行止め、停電などの被害が発生するレベルの大雪で、“雪害警戒”からの影響が出始めることもあります。“吹雪注意”や“積雪注意”の場合は、通勤や配送車両の事故、歩行時の転倒事故に注意が必要です。

パソコン版 積雪予測(大雪リスク)のイメージ画像
アプリ版 プッシュ通知のイメージ画像
(実際は店舗名などで通知)

アプリ版では、“雪害警戒”や“災害級の大雪”まで悪化すると予想される場合は、毎日9時と15時にプッシュ通知でお知らせします。これにより、企業は何時頃からどの拠点で雪の影響があるのか、いち早く把握することができます。

『道路通行影響予測(大雪)』では、72時間先までの道路への影響を“大規模通行障害のおそれ”、“通行障害警戒”、“吹雪事故警戒”“走行・渋滞注意”の4ランクで表示します。過去に発生した通行止めや立ち往生などの交通への影響と当時の気象情報の分析結果をもとにした独自の予測を提供します。当社は、物流事業者のドライバーや流通小売・製造の事業者に雪の影響を伝えることで、立ち往生や配送遅延による混乱を低減していただけると考えています。

パソコン版 道路通行影響予測(大雪)のイメージ画像

『雨雪レーダー』では、過去24時間前から 30時間先までの雨雪予測をマップ上に表示します。アプリユーザーから1日18万通ほど届く天気報告を予報に反映することで、雨・雪の予測精度を上げています。これにより、企業は各拠点に雨と雪のどちらかが降るか、より高い精度で確認することができます。

パソコン版 雨雪レーダーのイメージ画像

「ウェザーニュース for business」の雪コンテンツは、アプリとパソコン専用ウェブサイトの両方でご利用いただけます。アプリ版では、複数の担当者が「ウェザーニュース」アプリの企業専用ページから、複数拠点の積雪情報を同時に確認することができます。また、雪リスクが高い場合はアラート通知でお知らせすることで、現場における判断の迅速化や見落とし防止を支援します。パソコン版では、企業の全拠点と雪リスクをマップ表示することで、本部による網羅的な監視を支援します。

 

お天気アプリのビジネス拡張版「ウェザーニュース for business」

当社は、2022年9月より予報精度No.1のお天気アプリ「ウェザーニュース」をビジネス用に拡張した、法人向けSaaS型サービス「ウェザーニュース for business」を提供しています。累計3,700万ダウンロードの「ウェザーニュース」をそのままビジネスにご利用いただけるように、アプリ上に企業の専用ページやプッシュ通知を追加し、企業のニーズにあわせてカスタマイズした気象情報を提供しています。

「ウェザーニュース for business」は、拠点の防災やBCP対策、工場やビルの施設管理、工事現場での作業判断や作業員の働き方改革、花火大会やイルミネーションなどのイベント運営など、様々な市場のニーズに対応します。スタッフ間の情報の一本化や、プッシュ通知の活用によって、見逃しの減少や対応スピードの迅速化が期待できます。

拠点ごとの天気予報や雨雲レーダー、落雷、停電リスク、台風の進路予測、河川水位、冠水・浸水予報、避難情報、店舗の閉店判断など、様々な気象情報を提供しています。一般の有料会員向けのメニューもシームレスにご利用いただけるので、雨雲レーダーや台風進路予測、雨雲アラームなどのプッシュ通知機能もあわせてご活用ください。

また、管理者向けのパソコン版専用ウェブサイトも用意しており、数か所〜数千か所の拠点とあらゆる気象情報をマップ上で重ね合わせることができます。全拠点の気象リスクを閲覧できるので、災害対策本部や危機管理の担当者などが拠点のリスクを網羅的に把握したい場合に適しています。 

指数の開発、観測機との連携など、様々なご要望にお応えできますので、ご関心のある企業の方はお気軽にお問い合わせください。

▼お問い合わせはこちらから
https://biz.weathernews.jp/contact/

 

本ニュースをプリントアウトしてご覧になりたい方はこちら