TOP > NEWS > 2024

ニュース

政府の花粉症対策に基づき、花粉ランクを4ランク→5ランクに再定義

新ランク「極めて多い」に対応、ウェザーニュースアプリで2024年の花粉情報を公開

〜1時間ごとの飛散予報や国内1,000か所の独自観測によるリアルタイム飛散状況を提供〜

モバイル/インターネット > 空気気象 >

株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、累計3700万ダウンロードを突破した「ウェザーニュース」アプリで、全国の花粉情報が詳しく確認できる「花粉Ch.」をオープンしました。「花粉Ch.」では、各地の1時間ごとの飛散予報や国内1,000か所に展開する花粉の独自観測によるリアルタイムの飛散状況などが確認できます。昨年、政府の花粉症対策に基づき、日本花粉学会が花粉ランクを4ランクから5ランクに改定し、新ランク「極めて多い」を追加しました(※1)。花粉Ch.では今シーズンより、新ランク「極めて多い」に対応し、少ない/やや多い/多い/非常に多い/極めて多い、の5ランクで花粉情報を公開します。
今シーズンは暖冬の影響で花粉の飛散開始が平年よりも1週間から10日ほど早まる見込みで、関東や九州などではまもなくスギ花粉の飛散が始まります。飛散量は全国的に平年並〜平年を上回る予想です。つらい季節を少しでも楽に過ごしていただくため、「花粉Ch.」をお役立てください。
ウェザーニューズでは、昨年閣議決定された「花粉症対策の全体像」および「花粉症対策 初期集中対応パッケージ」(※2)に基づき各省庁や関係機関から公開されるデータを積極的に活用し、花粉予報の精度向上や花粉情報の充実化に取り組んでまいります。

※1 日本花粉学会 花粉情報等標準化委員会:https://square.umin.ac.jp/psj3/jp/PSJ_polleninfo_standardization.pdf
       環境省 報道発表「令和5年度スギ雄花花芽調査の結果等について」:https://www.env.go.jp/press/press_02568.html
※2 内閣官房 花粉症に関する関係閣僚会議:https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kafun/index.html

 

ウェザーニュース「花粉Ch.」 https://weathernews.jp/pollen/

 

まもなくスギ花粉の飛散始まる、早めの対策がおすすめ

まもなく九州や中国、東海、関東の一部でスギ花粉の飛散が始まる予想です(※3)。すでに微量な花粉が飛んでおり、ウェザーニューズが1月18日に行った調査では、九州から東北で花粉症の方の半数が花粉の飛散を感じていることがわかり、一週間前の調査よりも増加していました(※4)。花粉症は症状がひどくなる前からの対策が効果的なため、本格的な飛散が始まる前からの対策がおすすめです。当社では花粉症対策に役立てていただくため、「ウェザーニュース」のアプリおよびウェブサイトで「花粉 Ch.」を オープンし、全国の詳細な花粉情報の提供を開始しました。

※3 第三回花粉飛散傾向(2024.1.17発表):/news/45608/
※4 アプリ「ウェザーニュース」の利用者へのアンケート調査(調査日:1月18日、回答者数:10,772人、北海道・沖縄を除く)

 

新ランク「極めて多い」に対応 ウェザーニュースで2024年の花粉情報を公開

「花粉Ch.」では、花粉(スギ・ヒノキ・シラカバ)の飛散予報が1時間ごと・3時間ごとの時系列と、1週間先まで確認できます(図1)。また、国内1,000か所に設置しているIoT花粉観測機「ポールンロボ」の観測によるリアルタイムの飛散状況も表示し(図2)、最寄りのポールンロボの観測データから、今どれだけの花粉が飛んでいるのかがわかります。花粉の飛散量は時間帯によって変化するため、同じ一日の中でも花粉症の症状に強弱が出ることがあります。飛散量の時間変化をより詳細に把握することで、花粉の多い時間を避けたり、飛散量に合わせて対策を強化したりすることが可能になります。さらに、周辺の花粉症の方の症状の程度や(図3)、自分の花粉症の症状の特徴を診断できる機能(図4)も提供します。

▶️ ウェザーニュース「花粉Ch.」:https://weathernews.jp/pollen/

図1 ピンポイント飛散予報
図2 リアルタイムの飛散状況
図3 みんなの花粉症症状
図4 花粉症チェックシート

なお、花粉Ch.では今シーズンより、政府の「花粉症対策の全体像」の指針に基づき、日本花粉学会「花粉情報等標準化委員会」によって改定された新しい花粉ランクに対応して花粉情報を提供します。新しい花粉ランクでは、従来の「非常に多い」の上に「極めて多い」が新設され、少ない/やや多い/多い/非常に多い/極めて多い、の5ランクで花粉情報を公開します。
環境省は、花粉症の症状を和らげたり発症を遅らせたりするためには、花粉へのばく露を避けることが重要と呼びかけています。花粉の飛散が多い予報が出ている際には、外出を避ける、対策を強化するなど、つらい季節を少しでも楽に過ごしていただくためにお役立てください。

花粉症は今や国民病とも言われ、毎年多くの方が症状に悩まされています。政府は「花粉症は国民的な社会問題」と位置づけ、昨年5月に30年後に花粉発生量の半減を目指す「花粉症対策の全体像」を閣議決定し、10月には初期の段階から集中して実施するべき対応を盛り込んだ「花粉症初期集中対応パッケージ」を取りまとめました。ウェザーニューズは気象情報会社として、気象と密接に関わる花粉の飛散に関する情報発信に力をいれていきます。政府の指針に基づき、各省庁や関係機関から公表されるデータを積極的に活用し、独自の観測インフラやAIなどの予測技術を応用することで、花粉予報の精度向上や花粉情報の充実化に取り組んでまいります。

 

参考:ウェザーニューズの花粉の取り組みについて

<花粉飛散傾向>
ウェザーニューズでは毎年、花粉の飛散量や飛散時期の予測についてまとめた「花粉飛散傾向」を発表しています。花粉飛散傾向では、過去の花粉飛散量や夏の天候、冬〜春の天候の予想などの気象データ、雄花の着花量に関する調査の結果などをもとに、花粉の飛散量と飛散時期を予測します。雄花の着花量に関する調査としては、11月に全国のウェザーニュースアプリのユーザーと実施する雄花調査に加えて、12月に環境省から発表されるスギ雄花花芽調査の結果も用いています。

▶️ 2024年 第三回花粉飛散傾向:/news/45608/

 

花粉観測機「ポールンロボ」

<全国1,000か所に展開する花粉のリアルタイム観測>
ウェザーニューズでは2005年から花粉の観測に取り組んでいます。一般のご家庭や病院、学校などのご協力のもと、独自開発した花粉観測機「ポールンロボ」を全国に約1,000台設置し、花粉のリアルタイム観測を行っています。ポールンロボは空気中の花粉を1分ごとに観測し、データをウェザーニューズに送信します。従来の花粉観測手法であるダーラム法によりも高頻度かつ高解像度で観測できる点が強みで、ポールンロボによる観測データはウェザーニュースの花粉情報サイト「花粉Ch.」で確認することができるほか、毎日の花粉飛散予報に役立てられています。

 

<スマホアプリ「ウェザーニュース」概要>

名称
ウェザーニュース
利用料金
無料(App内課金あり)
対応OS
iOS/Android
ストアURL
【App Store】
https://apps.apple.com/jp/app/ウェザーニュース/id302955766
【Google Play】
https://play.google.com/store/apps/details?id=wni.WeathernewsTouch.jp&hl=ja&gl=US

 

 

本ニュースをプリントアウトしてご覧になりたい方はこちら