AIを活用して運営・サービス改革を推進するチームのリーダーとして、主にPM(プロジェクトとプロダクトの両面のマネジメント)の働きをしています。人のスキルや経験に頼る部分が多い気象予測・RC(リスクコミュニケーション)サービスを革新するために、業務分析や解決策の設計、アルゴリズムの開発・実装に取り組んでいます。
-ウェザーニューズに入社してどのような仕事をしてきましたか?
「予報業務」と「研究開発」という主に二つの仕事です。
入社1-4年目は、BtoS(個人・分衆:Sはサポーター)向けの天気マークを決めたり、道路・鉄道市場向けに雪や風の予測と向き合い、予報業務を一通り経験しました。現地RCも経験し、机上と実際の空のギャップにやりがいと難しさを感じながら、もっとコンピュータを使って改善できないか、と考えるようになりました。
5年目を迎えたある日に研究開発プロジェクトへの誘いがあり、これが私のAIとの出会い、キャリアの転機となりました。これはチャンスだ!という直感を信じ、雲の画像解析技術を開発する共同研究プロジェクトをオクラホマ大学と立ち上げました。
プログラミングや英会話は、現地での実務の中で身につけながら、約2年後にスマホのアプリとして実用化する目標が達成できました。その後も画像解析技術を活かした新しいコンテンツを開発したり、AIを社内に普及する役割を担ってきました。
人間の業務を代替するだけでなく、人ができないことを実現することで、サービスを高度化していきたいと思っています。
また、ウェザーニューズのもつ気象学・RCのノウハウと物理・数学を組み合わせることで、リスクをモデル化し、因果関係や対応策を説明できる仕掛けを作りたいです。
そして、最終的には「世界中の一人一人に"あなたの天気予報"を届けたい」。これは私の入社の動機でもありますし、これからも追求し続けたいと思います。