2022年08月11日

第36期定時株主総会

2022年8月11日(木)、幕張メッセ国際会議場において第36期定時株主総会を開催しました。
開催日時 : 2022年8月11日(木) 10:02 - 10:41
総会への出席株主数 : 3,622名 ※議決権の書面等による行使を含む(うち当日出席株主数 54名)


※本動画は個人のプライバシーに配慮し、株主様の質疑応答部分を削除しております。
 事前質問及び当日の質疑応答は本ウェブサイト下部にて掲載しております。

▪定時株主総会招集ご通知

▪NOTICE OF THE 36th ANNUAL GENERAL MEETING OF SHAREHOLDERS

▪法令および定款に基づくインターネット開示事項

▪報告および決議事項

▪アンケート

   - 2022年8月15日17時に受付を終了しました。数多くご回答いただき、ありがとうございました。



株主総会での主な質疑応答



< 経営方針・戦略 >

  • 5,10年後の海外戦略について成長イメージや期待分野はどのように考えているか。
    コロナ影響により、当初計画していた第4成長期中の日本と海外の売上比率50:50は達成が難しい状況となっているが、現在は経済回復も見えてきており、新たに立ち上げた海外事業推進室を中心に全社体制で海外展開を推進していく。スケール展開を考慮し、例えば極端気象へのソリューション提供等コンテンツ化を進めやすい事業領域に向けて取り組んでいく。

  • テクニカルディレクターの位置づけと期待する役割。
    第5成長期に先立ち、技術革新や研究開発等イノベーションに向けた取組みを専任で担う職格として新設しており、西テクニカルディレクターには、まさにこれらの役割を期待している。

< 株価・配当 >

  • 年間の株価変動が大きいと感じるが、株価安定の一環として機関投資家等への対応はどのようになっているか。
    欧米金利政策や社会不安による影響を受けている状況だが、我々としてはまずは業績を上げていく事が大事だと考えている。機関投資家への対応としては、国内外を問わず1on1の機会を増やしアプローチしている。

  • 利益面が向上しているが事業投資や株主還元としての増配等の方針を教えて欲しい。
    総合的に勘案し、年間配当100円は維持の方針を基本としている。一方で第5成長期に向けては積極的な投資や株主還元についても検討したいと考えている。

  • 株式分割は検討しているか。
    多くの株主サポーターに支えていただくという観点から株式分割が有効である事は認識している。ただし、社会情勢が不安定である事や中期経営計画の途中である事に鑑みて、分割等の判断や時期は慎重に行う必要があると考えている。

< 事業内容 >

  • よくTVCMを目にするが広告戦略はどのように考えているか。
    従来、広告効率の良いネット広告に力を入れてきたが、ある程度やり切ったところで大衆へのアプローチとしてマスメディアでのTVCMも行っている状況。また、フリークエンシーの高さを背景に広告事業としてウェザーニュースアプリへの出稿依頼も増えており、好循環と考えている。今後も計測を行い、効率的な広告を行っていく。

  • 森田執行役員の退任理由と今後の予報センター責任者について。
    本人から後任に道を譲りたいという申し出があり、退任時期については以前から相談を受けていた。今後は予報センターを含む運営全体の責任者として有賀執行役員が執行の役割を担う。

  • TVCMについて、なぜキャスターでなく声優を起用しているか。
    TVCMについても複数パターンを制作し検討しているが、視聴者への訴求の観点から大衆認知度の高い声優を起用している。


  • 事前質問へのご回答

    事前質問に対する主なご回答は以下の通りでございます。
    なお、事実関係が確認できない質問やプライバシーに関する質問等については回答を差し控えておりますのでご了承ください。

    < 議案 >

    • 第5号議案 (会計監査人選任)
      会計監査人変更に際し、PwCあらた有限責任監査法人を選んだ理由は何か。また、会計監査人を定期的に見直すと記載があるがその詳細を知りたい。

      会計監査人の交代により、従来と異なる視点や手法による監査を通じて当社財務情報のさらなる信頼性の向上を期待できることから、同法人が適任であるものと判断した。今後も当社と会計監査人との関係における業務の適正性確保については確認を継続していく。

    < 経営方針・戦略 >

    • M&Aの方針について詳細を聞きたい。
      現時点で確定しているものはなく、新たなM&Aや子会社設立に関する数字は事業計画に織り込んでいない。
      ただし、各事業成長のためのシナジーが見込めるM&A等に関して良い機会があれば検討する。

    • どの様なサイバーセキュリティ対策を行っているか。また、予算はどの程度計画しているか。
      今期からセキュリティの即応部隊であるCSIRTを設置し、セキュリティ対策を強化するとともに、 昨年サイバーセキュリティの第3者のアセスメントを受け、具体的なセキュリティ上の課題を抽出し、対応している。
      一例として、携帯電話等の端末管理(BYOD)の強化等を計画している。セキュリティ予算については公表していないが、個々の端末への端末管理ソリューション導入等の相応のコストをかけて対応していきたい。

    • 現預金の使い道の詳細は。
      気象情報会社としての社会的責任から、大災害や経済危機等の不測の事態においてもサービス継続していくため、キャッシュフロー的に30~40億円は必要だと認識している。
      また、第五成長期以降、事業成長のためのM&Aや子会社設立等に関連した投資に使用する可能性があるため、今後の計画に向けて最適な資金計画について今期検討をしていきたい。

    < その他 >

    • 情報系企業で比較すると従業員の平均年間給与が低い。優秀な人材の囲い込みのために給与水準を引き上げる必要があると思うが、具体的に何か検討しているか。
      世の中の雇用形態がジョブ型雇用に進む中、来期からの第五成長期に向けて時代状況に合わせた人事体系の見直しを実施中。この中で給与体系の見直しも実施予定。

    • 将来に向けた人材育成システム(OJT以外)があれば教えてほしい。
      当社の場合はオペレーションが特殊であるがゆえ、トレーニングのための部署を作り定期的にトレーニングを実施するとともに独自の社内資格制度を設けている。また、開発部門や営業部門は外部のトレーニングシステムなどを必要に応じて活用している。その他、将来の中核人材育成に向けた若手研修・リーダー研修を定期的に実施している。

    • 最近、ウェザーニュースLIVE番組にて日中帯のキャスター不在の時間が増え、予報センター解説者の負担が増加しているように見える。 予報センター解説者及びキャスターの人員構成は適切なのか。
      キャスター不足に関しては認識している。すでにオーディションも実施し近く補充の予定もあるが、動画のコンテンツも多くの方に見て頂いているメディアとなってきているため、引き続き柔軟に対応できる体制を考えていきたい。

    •  以 上