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ウェザーニューズ、全国800ヶ所の紅葉見頃予想発表
今年の紅葉、昨年より色づき鮮やかで見頃時期は例年並みの予想
少雨の影響で、北〜東日本は早期落葉の可能性も
- 北〜東日本の山では残暑の影響で紅葉の見頃時期は例年より遅め
- 東日本の平野や西日本では、例年並みの11月中旬~12月にかけて紅葉の見頃に
- 人気名所の嵐山は11月19日頃~、香嵐渓は11月17日頃~、鳴子峡は10月24日頃~見頃へ
- 夏の日照が十分で、全国的に色づきは昨年よりも良好の見込み
株式会社ウェザーニューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)は、9月12日(水)、これから迎える本格的な秋の紅葉シーズンに向けて、各地の紅葉を楽しんでいただくため、全国及び、各地域の紅葉見頃傾向、並びに、紅葉の名所800ヵ所の見頃予想日を発表しました。紅葉見頃予想日や紅葉狩りの計画に役立つ情報等は、今後スマホ向けアプリ「ウェザーニュースタッチ」や携帯サイト、インターネットサイトで公開していく予定です。
紅葉見頃予想 |
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全国の紅葉見頃予想
<見頃の時期は、北〜東日本の山で遅く、その他は例年並み>
紅葉は一般的に秋の気温と深く関係しており、気温が低いと紅葉の時期が早まり、高いと遅くなります。今年は9月中旬まで太平洋高気圧の勢力が強い傾向にあり、特に北〜東日本では例年より気温が高く、残暑が続く予想です。その後、太平洋高気圧は弱まって平年並みの気温になる見込みですが、例年10月前半までに見頃を迎える北〜東日本の山では残暑の影響を受け、例年に比べて見頃が遅れる可能性があります。見頃が10月後半以降の東日本の平野・西日本では、例年並みの地域が多くなりそうです。
<北〜東日本は少雨の影響が出る恐れがあるも、夏の十分な日照で全国的に色づきは鮮やか>
色づきの良さは、夏の葉の育ちや痛み具合、秋の気温や日照時間に影響されると言われています。日照不足は色づきを悪くし、移動性高気圧がもたらす朝の冷え込みや昼の晴天は、色づきを良くします。今年の夏は、全国的に十分な日照があり、光合成が活発に行われて、紅葉の色を出す色素の元も活発に作られたと考えられます。また、一般的に台風の接近・上陸で葉がダメージを受けると色づきがいまいちになると言われていますが、今年上陸した台風は1つ(9月12日現在)であり、台風による葉へのダメージは小さいと考えられます。今後、9月の後半には秋の空気に入れ替わっていく予想で、9月下旬〜10月上旬には秋雨前線の影響を受けて雨が降りやすくなりそうです。これらの条件から総合的にみると、今年の色づきはまずまずと考えられます。ただ、北〜東日本ではこの夏の少雨の影響で、早期落葉などの影響を受ける可能性があります。
地域別の紅葉見頃傾向