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<速報>本日、網走で流氷初日に
今冬は冬型の気圧配置が卓越し、昨年より2日早く流氷を初観測
~ 今シーズンの流氷、過去5年で最も海氷量が多く、ウトロでは3月中旬まで楽しめそう ~
株式会社ウェザーニューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)は、1月16日(月)、網走で今シーズン初めて流氷が目視で観測されたことを発表します。今シーズンは西高東低の気圧配置が卓越し、大陸からの寒気の流入が強く、北よりの風が持続したため、昨年より2 日早く流氷が観測されました。また、今シーズンは、オホーツク海全体の海氷量(*1)が過去5年間で最も多く、昨年度より7割程度多くなっています。そのため、昨年より流氷の見頃期間は全体的に長く、ウトロでは3月中旬まで観測を楽しめる見込みです。スマートフォン向けWEBサイトおよび携帯サイト「ウェザーニュース」では、シーズン中の見頃予報に加え、流氷観測を楽しみにされている方に向け、当日と週間の流氷予報を毎日更新し、最新の情報をお届けします。また、流氷の最新情報をメールでお届けする「流氷来たよメール」も展開しており、冬の風物詩である流氷を楽しむコンテンツも充実しています。
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網走で流氷を初観測!
~今シーズンの流氷、過去5年で最も多く、ウトロでは3月下旬まで楽しめそう~
現在、衛星画像などの解析結果から、オホーツク海の海氷の南端は紋別~網走の沿岸から40kmに達しているのがわかります。現時点での流氷南端の位置は平年より南寄りで、南端付近の広がりは昨年以上です。オホーツク海全体の海氷量は過去5年間で最も多く、昨年度より7 割程度多いです。この状況の中、本日16日、今シーズン初めて目視で流氷が観測された「流氷リポート」が網走から届きました。これをもって、ウェザーニューズでは本日を流氷初日とします。今後、沿岸の流氷範囲は更に拡大を続け、ウトロ、紋別、網走では1月下旬に、稚内、枝幸では2月上旬に、根室では2月中旬に見ごろを迎える予想です。道東沿岸で流氷の勢力が持続するためには、沿岸付近の水温が十分低いことと、北部から多くの流氷が寄せてくることが必要です。今年は、道東沿岸の水温は昨年よりも低く、オホーツク海全体の流氷量は昨年以上であると予想されます。冬型の気圧配置が卓越し、北風が強く吹くようであれば沿岸に十分な量の流氷がやってくる可能性があります。最新の流氷予報を参考に、出かけると流氷を楽しむことができそうです。
あなたのスマートフォンにも絶好の流氷情報をメールでお知らせ!
流氷は、その日の気象条件によって視界内に見えるかどうかが大きく左右されます。ウェザーニューズでは、流氷が見られる絶好のチャンスを逃すことなく楽しんでいただけるよう、最新の流氷情報をメールでお知らせする「流氷来たよメール」を開始しました。今シーズンは、より多くの方に役立てていただけるよう、従来の携帯電話に加え、スマートフォンでも本メールサービスを利用できるようになりました。「流氷来たよメール」は、道東の沿岸地域にお住まいの方や流氷を見に出かけた方などから、“流氷を見た”や“流氷が接岸しそう”などの流氷に関する有力情報が得られた際に、その内容をメールでお届けします。流氷を見に出かける予定の方は、「流氷来たよメール」に事前登録しておくことで、最新の流氷情報をもとにお出かけの計画を立てることができます。
利用者から流氷の写真が続々集まる『流氷の世界』
スマートフォン向けWEBサイトおよび携帯サイト「ウェザーニュース」内で展開する「流氷の世界」では、流氷を楽しみにしている方に役立つコンテンツを取り揃えています。流氷の見頃予報では、シーズン中の見頃予報はもちろん、当日と週間の流氷予報を毎日更新し、最新の情報をお届けします。また、利用者から続々と寄せられる写真つきの流氷のリポートもサイト内で掲載し、遠くてお出かけが難しい方も写真を見るこることで、冬の風物詩である流氷をより身近に感じて楽しむことができます。また、現在、道東の沿岸を撮影している「流氷ライブカメラ」では、24時間リアルタイムで流氷の様子を確認することができます。ウェザーニューズでは、今後も利用者にとって役立つ流氷情報をお届けするため、利用者からの声を活かして、流氷情報のバージョンアップを順次図っていきます。
*1)海氷は海面が氷結してできた氷。流氷は海氷だけでなく、河川から流れ出てきた氷や氷山も含む海上を漂っている全ての氷を指す。