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ウェザーニューズ、「日本の鍋事情」調査結果発表
日本人がひと冬に食べる鍋の回数は11回
~ 最も鍋を食すのは香川県で14回、最も少ないのは沖縄県で9回 ~
- 日本人の9割が“鍋が好き” / 最も鍋が好きなのは山梨県民で、3人に2人が“とても好き”
- 日本人が最も好きな鍋は“寄せ鍋” / 日本人は“すき焼き”より“キムチ鍋”派!?
- 鍋を食べる一番のきっかけは“寒い時
- 一回の鍋にかける金額は全国平均1,046円 / 最も高いのは沖縄県で1,375円
- 日本人の3割が“鍋奉行” / 鍋奉行が最も多いのは香川県で4割以上
株式会社ウェザーニューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)は、「冬企画」の一環として、2011年12月27日(火)~2012年1月4日(水)に行なった「日本の鍋事情」の調査結果を発表しました。「冬企画」は、スマートフォンアプリ「ウェザーニュースタッチ」や携帯サイト・スマートフォン向けWEB版「ウェザーニュース」の利用者と共に、寒い日本の冬を少しでも楽しく過ごすためのものです。調査では、毎回、冬ならではのテーマが用意され、エリアごとに見られる文化や特性を全国の方と解き明かしていきます。第二回となる今回の調査では、冬の食事として人気の高い“鍋”に注目、「日本の鍋事情」というテーマで調査を行い、16,428人(男性38%、女性62%)の有効回答をまとめました。
※「冬企画」は、寒い冬を楽しく過ごしていただくため、サイト利用者と共に日本の冬の謎を「調査」で解明したり、冬ならではの「ゲーム」に参加したり、冬に役立つ「メールサービス」を活用いただくことで、楽しく、快適な冬をサポートしていく企画です。
日本人の9割がやっぱり“鍋が好き”!
~最も鍋が好きなのは山梨県民で、3人に2人が“とても好き”~
「あなたは鍋が好きですか?」との質問をし、“とても好き”“好き”“まあまあ”“あまり好きでない”“嫌い”から回答してもらいました。その結果、“とても好き”と“好き”の回答が88.0%になり、日本人の約9割が鍋を好きであることがわかりました。また、“とても好き”との回答結果を都道府県別に見てみると、最も鍋が好きな県民は山梨県民で59.8%になり、約3人に2人が鍋をとても好きと回答していました。続いて、2位は大分県で59.7%、3位が宮崎県で58.8%、4位が香川県で57.8%、5位が三重県で55.1%になりました。全体的に見てみると、寒い北日本よりも西日本の県が上位にくる傾向があり、興味深い結果になりました。さらに男女、年齢別にみても鍋の好みに大きな差はなく、鍋はどの世代にも好まれている料理だということがわかりました。
※都道府県別ランキングは参考資料にてご確認ください。
日本人がひと冬で食べる鍋の回数は11.31回
~最も鍋を食すのは香川県民で13.54回、最も少ないのは沖縄県で9.22回~
「ひと冬に何回くらい鍋を食べますか?」との質問をし、“0~1回”“2~3回”“4~5回”“6~10回”“11~15回”“16~20回”“20回以上”から回答してもらいました。その結果、全国平均は、11.31回になり、冬は1週間に1回程度、鍋を食べていることがわかりました。この結果を都道府県別に見てみると、最も鍋を食しているのは香川県民で13.54回になりました。続いて、2位は奈良県で13.40回、3位が和歌山県で13.37回、4位が徳島県で13.12回、5位が兵庫県で12.55回になり、上位5件は近畿や四国の県に集中しました。一方、下位は45位が北海道で9.43回、46位が青森県で9.26回、47位が沖縄県で9.22回になり、暖かいエリアのためか、沖縄県は最も鍋をする回数が少なくなりました。全体的に見てみると、上記の鍋好きの結果と同様、上位は西日本が多く、北日本は鍋をする回数が他のエリアに比べて少ない傾向にありました。普段から厳しい寒さを感じているエリアより、温暖なエリアほど急な寒さが身にしみて、鍋を食べたくなるのかもしれません。男女別に見てみると、男性の平気は10.60回に対し、女性は11.73回と、女性は男性よりも1回多くなりました。女性の方が鍋派なのかもしれません。
※都道府県別ランキングは参考資料にてご確認ください。
日本人が最も好きな鍋は“寄せ鍋”
~日本人は“すき焼き”よりも“キムチ鍋”派!?~
「一番好きな鍋の種類は?」との質問をし、選択肢から選んでもらいました。その結果、最も人気があったのは“寄せ鍋”で、3,956票でした。続いて2位が“キムチ鍋”で1,947票、3位が“すき焼き”で1,905票、4位が“しゃぶしゃぶ”で1,425票、5位が“ちゃんこ鍋”で1,074票という結果になりました。“キムチ鍋”と“すき焼き”は僅差ですが、日本人は“すき焼き”よりも“キムチ鍋”の方が好きな人が多いことがわかりました。また、都道府県ごとに上位3つの鍋の種類を見てみました。その結果、1位が“寄せ鍋”となる県が多かったものの、秋田県は“ご当地鍋”が1位になっており、名物の“きりたんぽ鍋”や“だまこ鍋”を食べている人が多いのかもしれません。福岡県と佐賀県の1位も“もつ鍋”となっており、もつ鍋の発祥の地ではやはり人気が高い結果となりました。さらに、男女別で見てみると、男性は“すき焼き”や“湯豆腐”、女性は“キムチ鍋”や“豆乳鍋”を好む傾向にあり、男女で多少の好みの違いが見られました。
※都道府県別ランキングは参考資料にてご確認ください。
鍋を食べる一番のきっかけは“寒い時”
「そうだ鍋をしよう!と思う時は?」との質問をし、鍋をする一番の動機としてあてはまるものを選択肢から一つだけ選んでもらいました。その結果、“寒かった時”が10,153票と全回答の6割を超え、圧倒的に多い結果になりました。やはり寒くなったら温かい鍋が食べたくなる人が多くなるようです。続いて回答が多かったのは“面倒くさい時”の2,228票でした。この結果は、男女の結果に差が見られ、女性が17%、男性が9%回と女性が男性の約2倍に上りました。簡単に調理ができるということも鍋の大きな魅力の一つと感じている人も多いようです。
日本人が一回の鍋にかける金額は1,046円
~一回の鍋に最もお金をかけるのは沖縄県で1,375円、最も安いのは和歌山県で897円~
順位 | 1回の鍋にかける金額 |
---|---|
1位 | 沖縄県(1375円) |
2位 | 島根県(1316円) |
3位 | 福井県(1299円) |
4位 | 佐賀県(1198円) |
5位 | 福岡県(1196円) |
6位 | 滋賀県(1182円) |
7位 | 大阪府(1173円) |
8位 | 石川県(1155円) |
9位 | 兵庫県(1149円) |
10位 | 奈良県(1120円) |
「一回の鍋にどれくらいお金をかける?」との質問をし、“500円以内”“500~1,000円”“1,000~1,500円”“1,500~2,000円”“2,000~3,000円”“3,000~4,000円”“4,000~5,000円”“5,000円以上”から回答してもらいました。その結果、日本人の一回あたりの鍋にかける金額の平均は1,046円になりました。この結果を都道府県別に見てみると、最もお金をかけるのは沖縄県民で、1回あたりの平均が1,375円でした。沖縄県は鍋を食べる回数は全国で最も少なかったものの、1回あたりの鍋は具材を豪華にして楽しんでいるのかもしれません。続いて、2位は島根県で1,316円、3位は福井県で1,299円、4位は佐賀県で1,198円、5位は福岡県で1,196円でした。一方、最もお金をかけていないのは和歌山県で897円でした。和歌山県は鍋を食べる回数が3位に入っており、経済的に多くの鍋を楽しんでいるようです。また、男女別に見てみると、男性の平均が1,248円、女性の平気が921円で、女性の方が約300円安く、節約家の方が多いようです。
※都道府県別ランキングは参考資料にてご確認ください。
日本人の3割が“鍋奉行”
「あなたは鍋奉行?」(※鍋奉行:鍋をする際に具材を入れる順番などを仕切る人)との質問をし、“はい”または“いいえ”から回答してもらいました。その結果、自分が鍋奉行だと認めた人は29.5%で、約3割に上りました。都道府県別に見てみると、最も鍋奉行が多いのは香川県で41.4%でした。香川県は鍋を食べる回数も最も一番多く、鍋をする回数を重ねるにつれ、こだわりを持つ人が多くなるのかもしれません。また、男女別に見てみると、男性は35.7%、女性は25.9%で鍋奉行は女性よりも男性の方が多い傾向にありました。さらに年齢別に見てみると、20代から年齢が上がるにつれて鍋奉行の割合が増え、60代以上は44.9%と約半数になりました。やはり鍋奉行も年功序列なのかもしれません。
※都道府県別ランキングは参考資料にてご確認ください。
鍋の一番の利点は“温まる”、欠点は“食べ過ぎる”
「鍋の時に一番嬉しい事は?」との質問をし、選択肢からあてはまるものを一つだけ選んでもらいました。その結果、“あったまる”が最も多く37.1%で、続いて“野菜たっぷりでヘルシー”が23.0%、“料理がラク”が19.7%でした。“あったまる”との回答を男女別で見てみると、男性は48.0%と半数近くに上ったものの、女性は37.1%にとどまりました。女性は“野菜たっぷりでヘルシー”や“料理がラク”、“片付けがカンタン”の回答が男性の倍以上にのぼり、男女間で多少の違いが見られる結果になりました。また、「鍋の時に一番困る事は?」との質問も合わせてしたところ、“食べ過ぎる”が40.2%で圧倒的に多い結果になりました。続いて多かったのは“特になし”で、鍋は食べ過ぎさえ注意すれば、それほど困ることなく楽しむことができるようです。