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データ分析に特化した1kmメッシュ過去天気の統合型データベース

クラウド型気象データウェアハウスサービスを提供開始

〜大手自動車メーカーが自動運転の技術開発に活用開始〜

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 株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開 千仁)は、4月22日、高解像度かつ高精度な気象データと最新技術の活用によって企業のDXを推進し、ビジネス課題を解決するWxTech®️(ウェザーテック)サービスにおいて、分析に特化した1kmメッシュ過去天気データのクラウド型気象データウェアハウスサービスの提供を開始しました。
 本サービスは、1kmメッシュの高解像度な気温・風速・降水量など全11要素の過去天気データを最大で全国約38万地点分共有するクラウドサービスです。企業のクラウド環境から必要な地点や時間の気象データをいつでも自由に取得できるため、データの抽出や加工に時間を要さず、タイムリーな分析や判断が可能になります。例えば、流通小売業におけるAIを用いた需要予測システムの構築やマーケティング分析、家電や自動車メーカーにおける新製品の試験・開発での活用が見込まれています。

 すでに、4月より大手自動車メーカーで活用が始まっています。自動運転車のハンドルやカメラなどのデータと過去天気データを組み合わせて試験することで、走行技術やセンシング技術の向上が期待されています。

「WxTech®️」のデータラインナップはこちらから
サービスに関するお問い合わせはこちらから
https://wxtech.weathernews.com/services.html
https://wxtech.weathernews.com/contact.html

 

気象データ分析に特化したクラウド型気象データウェアハウスサービスを開始

 当社は、2020年6月からWxTech®️(ウェザーテック)サービスをスタートし、これまでに100社を超える企業に導入いただきました。DX推進やクラウド経由による導入の手軽さから、大手企業だけでなく中小企業にも導入が広がってきています。特に、過去天気データはお問い合わせの4割を占めています。また、過去天気データを分析や試験に活用したいという声も多く、その場合は必要な地点や時間が都度変わってしまうことから、今回、気象データ分析に特化したクラウド型気象データウェアハウスサービスの提供を開始しました。

 本サービスは、分析の目的にあわせて編成した1時間ごと1kmメッシュの高解像度な過去天気データを提供するサービスです。最大で全国約38万地点分、全11要素(天気、気温、降水量、湿度、風速、風向、気圧、日射量、日照時間、体感温度、体感指数)の過去天気データを提供します。

 過去天気データには、独自の気象予測モデルの計算結果を、全国13,000地点の気象観測網とウェザーリポーターの天気報告や体感報告をもとに再解析した、高解像度かつ高精度なデータを用います。解像度が1kmメッシュと細かいため、実際の気象状況に近いデータを取得することができます。

(左)1kmメッシュ、(右)20kmメッシュの体感温度
ウェザーリポーターから寄せられる体感報告から解析した独自データ

 契約はサブスクリプション型で期間中は何度でもクラウドからデータを取得いただけます。データ量は膨大になりますが、企業のクラウド環境に整理して置くため、データの抽出や加工に時間を要しません。企業は必要とする気象データの地点・時間・気象要素を選択し、ビジネスデータと組み合わせることでタイムリーに分析いただけます。

 具体的には、自動車や家電の新製品の試験・開発などでの利用が見込まれています。すでに、自動車メーカーでは、ハンドルやカメラなどの自動運転車のデータと過去天気データを組み合わせた試験が行われており、走行技術やセンシング技術の向上が期待されています。

 この他、食品・衣料品メーカーでは、売上データと組み合わせてマーケティング分析に活用できます。店舗や商圏の実際の気象状況に近いデータを用いることで、天気と連動して売れる商品やタイミングを細かく把握し、生産や仕入れ、販売促進に最も効果的なタイミングを狙うことができます。企業でAI需要予測システムを開発している場合、機械学習モデルのデータセットに気象データウェアハウスを用いていただくことで、需要予測や来店客予測の精度向上が期待できます。

 また、不動産・建築業者や小売メーカーでは、店舗やビル、ショッピングモールなど施設を建設する前に、周辺の環境を細かくシミュレーションすることができます。同様に保険業界においても、周辺の土地のデータと組み合わせることで、懸念される気象リスクを事前に把握することが可能です。


▼気象データウェアハウスに関するお問い合わせはこちらから
https://wxtech.weathernews.com/contact.html

気象データウェアハウスのサービス仕様

データ種別

1kmメッシュ過去天気データ 気象データウェアハウス

気象要素

天気(コード)、気温(℃)、降水量(mm/h)、相対湿度(%)、風速(m/s)、風向(16方位)、気圧(hPa)、日射量(W/㎡)、日照時間(分)、体感温度(℃)、体感指数(10ランク)

空間解像度

1kmメッシュ、国内

時間解像度

1時間ごと

データ期間

2018年1月1日〜現在

 

WxTech®️サービスについて

 WxTech®️(ウェザーテック)サービスは、ビジネス課題や社会課題解決を目指した企業や自治体のDX推進を気象データの切り口から支援するサービスです。ビジネス分析・予測に活用可能な高解像度/高精度な気象データAPIを備えており、サービスサイトではお手持ちのデータと気象データとの相関分析を無料でお試しいただけます。また、天気アプリ「ウェザーニュース」上で1kmメッシュの気象データと連動して広告を出し分け、効果的なプロモーションを実現する天気連動広告もご利用いただけます。

 ウェザーニューズは、独自の高解像度/高精度な気象データと、2,500社に及ぶお客様へのサービス導入のノウハウを活かし、業務の効率化・最適化やビジネスリスク低減など、持続可能なビジネスの実現だけでなく、売り上げの最大化や新たなビジネスチャンスの創出、マーケティング戦略の支援など、攻めのビジネスの実現をサポートします。

 今後、当社は気象データと最新テクノロジーを組み合わせて、ビジネス課題を解決するWxTech®️のサービス開発を進めることで、Society 5.0時代における企業のDXを推進していきます。

 

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