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株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、海運業界において世界最大手であるMaersk Group傘下のMaersk Line(本社:デンマーク・コペンハーゲン、CEO:Søren Skou)およびMaersk Tankers(本社:デンマーク・コペンハーゲン、CEO:Morten H. Engelstoft)とTFMS(トータルフリートマネージメント)サービスの提供契約を締結したと発表しました。今後、2社の運航船舶、最大約800隻を対象に、出港から航海中、目的地到着まで全ての運航過程において、気象・海象予測を活用した安全管理を支援するSSM(Safety Status Monitoring)サービス1)と、燃料消費量の低減をはじめとする運航コストの最適化を支援するOSR(Optimum Ship Routeing)サービス2)を提供します。
Maersk Groupは、安全運航の徹底に加えて海運事業において船舶運航に関わるCO2排出量削減や環境保全に取り組んでいます。当社が提供するサービスにより一層強化、改善されることが期待されています。
当社は、欧州の海運会社へのサービス強化を目的として2015年6月にデンマーク・コペンハーゲンに航海気象サービスセンターを開設いたしました。今回のMaersk Groupとの取り組み開始を受けて、今後、コペンハーゲンサービスセンターを中心とした世界5カ国(日本、デンマーク、アメリカ、オランダ、フィリピン)の拠点から、Maersk Groupの運航する全ての船に対して24時間365日、切れ目のないサポートときめ細かいコミュニケーションを行います。 ウェザーニューズは今後も海運業界のニーズに応えるため、新サービスの開発やサービス品質向上に取り組んで参ります。
1)SSM(Safety Status Monitoring)サービス
船舶の出港から航海中、目的地の到着まで、シームレスに気象・海象リスクをモニタリングし、船長および陸上オペレーターに対して一船ごとの安全管理を支援するサービス。
2)OSR(Optimum Ship Routeing)サービス
安全性最重視に加えて、最短時間、最適燃料消費など、一航海ごとの目的に応じて、安全性・経済性のバランスをとった航路やスピードを推薦する最適航海計画立案支援サービス。