特別寄稿「地球を吹くトランペッター」大自然と共振して聴こえた“音”とは

　世界を舞台に活躍するトランペット奏者、近藤等則さんの特別寄稿を取り上げています。近藤さんが1993年以降、18年間にわたり取り組んできたプロジェクト「地球を吹く」は、人工的な空間である都市を飛び出し、“自然の呼吸に合わせて”トランペットを演奏する取り組みです。強い呼吸、やわらかな呼吸…五感をフルに稼働させて自然と共振しながらトランペットを吹いた時、60兆個の細胞一つ一つが解放されるような感動を味わったそうです。心を澄ませ、雄大な自然に身を委ねた時に聴こえてくる“静寂”とは。音楽のスペシャリストの感覚で捉えた“地球の息吹”にまつわるお話です。

河口湖異変!? 突然の水位減少、その真相は…

　2013年3月4日、山梨県富士五湖の一つである河口湖の水位がわずか1時間のうちに4m以上も下がりました。河口湖の水位は噴火やマグマの動きに関係しているかもしれないとも言われ、この現象は「河口湖異変」としてマスコミに大きく取り上げられました。果たしてその真相は…。富士山噴火の歴史や天気との関係から、異変の謎に迫ります。

金魚が豪華絢爛な芸術に!?「金魚アート」の魅力に迫る！

　第26回「五感と伝統」で取り上げるのは、夏の風物詩である金魚が豪華絢爛なアートになり話題を呼んでいる「アートアクアリウム」。仕掛人の木村英智さんは、光の屈折が計算された水槽や、音・光・映像の効果を駆使し、金魚を芸術的な美しさで展示する方法を考案しました。木村さんが金魚に魅せられた理由や、日本橋での開催にこだわるワケに迫ります。また、金魚の色や柄、形から進化の過程が一目で分かる系図も紹介しています。夏祭りの縁日で見かける金魚の品種やルーツを調べてみるのも楽しいかもしれません。

日本の“空”や“自然”をみんなで楽しむ『季刊SORA』