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株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、4月1日に大手道路舗装会社の前田道路株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:今泉保彦)がお天気アプリのビジネス版『ウェザーニュース for business』を全社導入したことを本日発表しました。
当社は、2022年に前田道路と「舗装指数」を共同開発し、道路舗装向けの『ウェザーニュース for business』を前田道路専用にカスタマイズしました。前田道路では、2022年10月から23営業所で試験運用を行っており、予測精度やコンテンツの改良を重ね、この度、本支店および全国112営業所、97合材工場を含む全社員での運用が開始しました。最大で2700アカウントが道路の舗装工事の可否判断に活用されます。「舗装指数」は、3日先までの天気が土工・路盤工・舗装工に適しているかを示すものです。1kmメッシュの高解像度な降水量・気温・風速をもとに1時間ごとの指数を4段階で算出します。前田道路は、工事の実施を事前に判断できることで、計画的な施工による品質向上や働き方改革の推進につなげるといいます。
『ウェザーニュース for business』は、“いつものお天気アプリをそのままビジネスに”をコンセプトに、累計3500万ダウンロードの「ウェザーニュース」アプリ上に法人専用ページやPUSH通知を追加し、法人ごとにカスタマイズした気象情報を提供するSaaS型のサービスです。本サービスは、専用のアプリ画面や指数、PUSH通知を開発できる自由度の高さや、予報精度の高さ、運用開始後も変化にあわせて拠点や機能を追加できる拡張性の高さなどが支持されています。今後も、道路舗装だけでなく、ドローン、小売、物流、農業など様々な市場に特化した『ウェザーニュース for business』を提供していきます。
『ウェザーニュース for business』に関するお問い合わせはこちらから |
https://biz.weathernews.jp/wfb/ |
前田道路が『ウェザーニュース for business』を全社導入
〜舗装指数をもとに舗装工事の可否を判断〜
大手道路舗装会社の前田道路は、全国の道路整備や舗装材の製造販売を行っています。一般的に雨が降ると成形や転圧ができる前にアスファルト混合物が冷めてしまい、必要な強度を確保することが難しくなります。このため、前田道路では、一定の雨量を超える場合は舗装工事を延期し、別の好天日に予定を組み直しています。もし気象情報を上手く活用できれば、計画通りに施工できることで品質が向上し、社員の急な出勤が減ることで「2024年問題」(※)を見据えた働き方改革を推進できるほか、業務の効率化によってCO2排出量の削減も実現できると考え、当社にお声かけいただきました。
まず当社と前田道路は、舗装に適した気象条件かどうかを一目で把握できるよう、2022年に前田道路専用の「舗装指数」を共同で開発しました。また、前田道路では全社員にスマートフォンを配布しており、スマホを使って出先から見られると良いというニーズがあったことから、スマホアプリの『ウェザーニュース for business』の道路舗装支援コンテンツを前田道路専用にカスタマイズしました。
2022年10月から約3か月間、全国112営業所のうち23営業所で試験的に運用されました。試験運用期間に蓄積された現場担当者の使用実績のデータをもとに、両社で舗装指数の精度改善やコンテンツの改良を重ね、4月から本支店および全国112営業所、97合材工場を含む全社員での運用が開始しました。最大で2700アカウントが道路の舗装工事の可否判断に活用されます。
天候に合わせて作業日を最適化することで、業務改善(効率化)につながり、結果として計画的な施工による品質向上や働き方改革の推進、材料・電力・燃料・労働力の削減によるCO2排出量の削減が期待できます。また、アプリの詳細な気象情報は、熱中症対策や雷雨への備えなど日々の安全管理や災害協定にも役立てられます。今後は、舗装指数の更なる精度向上に努め、施工の品質向上につなげていきたいといいます。
※2024年問題:「働き方改革関連法」の猶予期間が終了する2024年までに建設業が是正しなければならない労働環境の課題のこと
「ウェザーニュース」アプリに道路舗装に必要な情報を集約
お天気アプリをビジネス用途に拡張した『ウェザーニュース for business』の道路舗装支援コンテンツでは、道路舗装工事の可否判断に特化した気象情報を提供します。ユーザーは「ウェザーニュース」アプリの企業専用ページを開いて、予報地点を指定するだけで「舗装指数」を確認することができます。あらかじめ「舗装指数」をチェックしておくことで、工事を実施するかどうかを早めに判断できるようになります。
アプリの専用画面では、3日先まで1時間ごとの「舗装指数」を提供します。「舗装指数」は、現場の気象状況が土工・路盤工・舗装工に適しているかを示すものです。指数は1kmメッシュの高精度な降水量・気温・風速の予報をもとに4ランクで算出します。ランクは、降雨がなく施工日和の“最適(◎)”、雨が予想されているが工事に支障がない“適(○)”、担当者によって判断が分かれる“注意(△)”、的確な現場判断が求められる“要注意(!)”の4段階です。「舗装指数」は、企業の判断基準に合わせて調整することができます。
この他にもアプリ画面では、30時間先までの雨雲レーダーや台風の進路予測など、アプリの一般向け有料コンテンツもご覧いただけます。また、雨雲の接近やゲリラ豪雨の発生、熱中症情報など、様々な気象リスクを「PUSH通知」で受け取ることもできます。加えて、管理者はパソコンで全国の拠点の気象リスクを把握することもできます。
道路舗装業界特有のニーズに合わせて、可否判断の目安になる3日先までの「舗装指数」を確認できることや、工事作業場所の変化に合わせて予報地点を都度指定できることが特徴です。他の業界向けの『ウェザーニュース for business』の場合は、予報が必要な場所が決まっているため、あらかじめ店舗や工場の拠点リストを登録しておき、店長やエリアマネージャーがそれぞれ管轄する拠点を一覧で表示しています。
法人向けのSaaS型サービス『ウェザーニュース for business』
当社は2022年9月に累計3500万ダウンロードのお天気アプリ「ウェザーニュース」をビジネス用に拡張し、法人向けのSaaS型サービス『ウェザーニュース for business』の提供を開始しました(※)。“いつものお天気アプリをそのままビジネスに”をコンセプトに、「ウェザーニュース」アプリ上で法人専用ページやプッシュ通知を追加し、企業のニーズにあわせてカスタマイズした気象情報を提供しています。また、管理者向けにPC版の専用ウェブサイトも用意しており、数十万地点の拠点と気象情報をマップ上で重ね合わせ、気象リスクの高い拠点を確認することも可能です。
本サービスは、道路の舗装工事、店舗・工場・学校などの施設管理、お客様・スタッフの防災・BCP対策、小売の発注支援、ドローンの安全運航、家畜の熱中症対策など、あらゆる市場のニーズに対応するパッケージを用意しています。さらに、企業独自の閾値やコメントを設定した強風・大雨などのプッシュ通知、観測機のデータ連携、オリジナル指数の開発など、様々なご要望にお応えします。料金は1アカウント月額980円から、30アカウントよりご提供させていただきます。(カスタマイズの度合いやアカウント数などによっては料金が変わることがあります。)
※ 『ウェザーニュースfor business』の詳細はこちらから
2022年9月28日発表:法人向け新サービス『ウェザーニュース for business』を提供開始
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