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大雨や暴風域突入リスクを予測し、危険度が高い拠点を瞬時にリストアップ

ビジネス向け「ウェザーニュース for business」にダッシュボード機能を追加

〜災害対策本部における店舗・倉庫・工場の迅速かつ的確な体制判断を支援〜

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株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、「ウェザーニュース」を法人専用にカスタマイズできる「ウェザーニュース for business」のパソコン版にダッシュボードの機能を追加しました。

本ダッシュボードは、企業の店舗・倉庫・工場など全拠点の大雨リスクを予測し、危険度の高い拠点を瞬時にリストアップします。予想雨量が多い拠点のほか、大雨の影響を受け始める時間やピーク時間を把握できるため、気象リスクが高い拠点を優先して安全対策をとることができます。加えて、台風シーズンは暴風・強風域に突入するエリアを判定して、5日先までに強風の影響を受ける可能性が高い拠点を優先表示します。

さらに、災害対策本部ではパソコン版で全拠点を監視し、エリアマネージャーや店長のような現場スタッフはアプリ版から担当拠点の気象変化を同時に確認するなど、最適な方法で瞬時に情報共有していくことで、意思決定のスピードが早まります。当社は、今後も「ウェザーニュース for business」に新機能を続々と追加していき、企業の防災・BCP対策の強化を支援していきます。

「ウェザーニュース for business」に関するお問い合わせはこちら
https://biz.weathernews.jp/contact/

「ウェザーニュース for business」でダッシュボードを提供開始

当社は、3,700万ダウンロードのお天気アプリ「ウェザーニュース」のビジネス拡張版「ウェザーニュース for business」のパソコン版にダッシュボード機能を追加しました。本ダッシュボードでは、大雨の影響や台風の暴風・強風域に入る恐れのある店舗・倉庫・工場などの拠点をグラフや表で見える化します。全拠点に対して大雨の影響を受ける拠点の数やピーク時間を把握したり、危険度が高い拠点だけを一覧にしてリストアップすることができます。これにより、企業の災害対策本部などでは、大雨時にダッシュボードを監視して、リスクが高い店舗を優先的に対応することができます。なお、データはCSVやExcelでダウンロードして社内で共有することも可能です。

「ウェザーニュース for business」の気象・防災マップ
マップ上に拠点をプロットし(青いピン:拠点)、
様々な気象データと重ね合わせが可能
ダッシュボードのイメージ図
左図のような拠点ごとの気象リスクを算出
(「拠点数割合」や「エリア別拠点数」では拠点の危険度を3ランクで表示)

①大雨の影響を受け始める時間やピークを把握
過去24時間前の解析雨量から72時間先までの積算雨量予測をもとに、平常・注意・警戒の3ランクで大雨リスクを判定し、該当する拠点の数や割合を表示します。都道府県や市区町村ごと、企業の組織形態に合わせたグループ単位のリスクも確認できます。

これにより、飲食やアパレルなどの大規模チェーン店をはじめ、全国に店舗・工場・倉庫などを展開する企業では、どの程度の拠点が影響を受けるのかを把握することができます。72時間先までの影響数を時系列のグラフで確認することも可能なので、大雨の影響を受け始める時間やピーク時間を事前に知ることができます。

 

大雨の注意・警戒レベルに相当する拠点数のグラフ
拠点数の推移から影響時間やピークを一目で確認可能
(黄:注意レベル、赤:警戒レベル)

大雨の危険度が高い拠点をリストアップ
全拠点の大雨リスクを一覧の表で確認することもできます。24時間後や72時間後に予想される雨量が多い順に並び替えることで、影響が大きい拠点を把握することができます。また、積算雨量が250ミリ以上で"注意”、300ミリ以上で"警戒”レベルのように、エリアごとに雨量の閾値を設定することで、注意や警戒レベルに該当するエリアをリストアップすることができます。

拠点ごとの予想雨量

各拠点ごとに一覧で確認できる雨のデータは、注意・警戒基準雨量への到達時刻、最大1時間雨量日時、最大1時間雨量、現在雨量(過去24時間雨量)、24時間後・48時間後・72時間後の積算雨量予測です。「72時間積算雨量」が多い順などでソートすることで、浸水などのリスクがある拠点に対して早めの対策をとることができます。 

台風の暴風・強風域突入リスクも算出
夏や秋の台風シーズンは、雨だけでなく台風による風の影響まで予測します。台風発生時には独自台風予測をもとに、暴風域や強風域に入る可能性がある拠点を判定し、台風の影響を受ける拠点を1時間ごとに5日先までグラフで表します。

危険なエリアに該当する拠点数の変化を時系列で表示するため、閉店判断や準備などを始める時間や対応を強化すべきピークの時間帯を把握することができます。また、各拠点ごとの最接近時刻や強風域・暴風域の突入時刻、暴風域・強風域の脱出時刻を一覧で確認することも可能です。ダッシュボードの判定は、気象・防災マップの「台風進路・暴風域予測」の画面と同じです。

「ウェザーニュース for business」の気象・防災マップ
台風進路・暴風域予測
ダッシュボードの暴風域・強風域への突入拠点数予測
のイメージ図(赤色:暴風域、オレンジ色:強風域)

影響人口の算出も可能
拠点データではなく人口データを用いることで、気象の影響を受ける人数が大きいエリアを把握することも可能です。1kmメッシュごとの過去24時間の解析雨量と72時間先までに予想される雨量をもとに浸水リスクを判定し、大雨の影響を受ける人口を推定します。加えて、台風発生時には5日先までの独自台風予測をもとに、暴風域・強風域に突入するエリアを判定し、台風の影響を受ける人口を算出します。

 

法人向けのSaaS型サービス「ウェザーニュース for business」

当社は、2022年9月より予報精度No.1のお天気アプリ「ウェザーニュース」をビジネス用に拡張した、法人向けのSaaS型サービス「ウェザーニュース for business」を提供しています(※)。「ウェザーニュース」アプリ上に企業の専用ページやプッシュ通知を追加し、企業のニーズにあわせてカスタマイズした気象情報を提供しています。店舗の防災・BCP対策、工場やビルの施設管理、工事現場での作業可否や熱中症対策、花火大会や音楽フェスなどのイベント運営、ドローンの安全運航など、様々な市場のニーズに対応するパッケージを用意しています。

2022年9月発表:『ウェザーニュース for business』を提供開始

「ウェザーニュース for business」は、スタッフに複数のアプリアカウントを付与することで情報が一本化され、企業専用の同じ予報を見て議論できるようになるため、時間のロスを防ぐことができます。また、大雨や強風、警報・注意報の発表時などにお知らせするプッシュ通知を設定しておくことで、あらゆる気象の変化をいち早く把握することが可能です。加えて、30時間先までの雨雲レーダーや独自の台風進路予測など一般向けに提供している人気の有料コンテンツもシームレスにご利用いただけます。累計3,700万ダウンロードの「ウェザーニュース」アプリは、日頃から一般ユーザーとしてご利用いただいている場合も多いため、“いつものお天気アプリをそのままビジネスに”活用するような感覚で導入いただける点も特徴です。

また、管理者向けにパソコン版の専用ウェブサイトも用意しており、数か所〜数千か所の企業の拠点と様々な気象情報をマップ上で重ね合わせ、気象リスクの高い拠点を確認することも可能です。拠点ごとの1時間天気予報や週間天気予報、雨雲レーダーや落雷、台風の進路予測、河川水位、冠水・浸水予報、停電リスク予測、避難情報、鉄道運行影響予測、店舗の閉店判断など、様々な気象情報を提供しています。全拠点のリスクをマップで閲覧できるので、災害対策本部や危機管理の担当者などが拠点の気象リスクを網羅的に把握したい場合に適しています。

本社の災害対策本部ではパソコン版で全拠点のリスクを網羅的に監視し、本部や各拠点の現場ではアプリ版の専用カスタマイズ画面やプッシュ通知を活用するなど、本部と現場が連携しやすい形で上手く使い分けることで、意思決定のスピードを早めることが期待できます。専用コンテンツやプッシュ通知、指数の開発、観測機との連携など、様々なご要望にお応えしますので、お気軽にお問い合わせください。

 

 

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