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ウェザーニューズ、梅雨の風物詩“ほたる”の出現傾向発表
ほたるの出現、西~東日本は5月中旬~6月上旬にピークの予想
~早くも九州や近畿で目撃!東京でも23日頃から飛び始める~
株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、梅雨の風物詩の一つであるほたるの出現傾向を発表しました。本発表は、気象条件によって出現時期が変化するほたるをより多くの方に鑑賞していただき、梅雨の季節を楽しんでもらうことを目的としています。今年は、北・西日本では昨年並かやや早め、東日本では昨年並かやや遅めとなる見込みです。大阪では既に目撃されており (ピークは5月26日頃)、東京では5月23日頃(ピークは6月3日頃)から飛び始める予想です。最新情報は、スマートフォン向けアプリケーション「ウェザーニュースタッチ」や携帯サイト「ウェザーニュース」内の『ほたる情報』で公開しています。出現開始時期や見頃のタイミングを事前にご覧いただき、ほたる鑑賞の計画にご活用ください。
※本発表は5月15日時点のものです。最新のほたる出現傾向は、下記のサイトにて更新していきます。
ほたるの最新情報はこちらから | ||
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スマートフォン向けアプリケーション 「ウェザーニュースタッチ」をダウンロード後、 「おしらせ」にアクセス |
携帯サイト「ウェザーニュース」 の『ほたる情報』 https://wni.jp/ |
全国各地のほたる出現傾向
~西・東日本は5月中旬~6月上旬に出現ピーク~
ほたるの出現時期は晩冬から春の気温に影響されます。晩冬は幼虫が栄養を蓄える時期で、寒さはその活動を鈍らせます。春はホタルが上陸し、さなぎとなりますが、暖かい日が続くほど早く羽化することが分かっています。
今年は、2月から3月上旬にたびたび寒の戻りがありましたが、晩冬から春先にかけて、全国的に気温が高めの日が多く、特に4月後半以降は、季節外れの暖かさとなる日も多くなりました。このため、ほたるの幼虫が上陸する時期は、昨年より早い地域が多い見込みです。ただ、寒の戻りの影響が大きい関東など一部地域では、幼虫の成長に遅れが出ている可能性があります。
ほたるが飛び始める時期は、北・西日本では昨年並かやや早めとなる見込みで、宮城では6月10日頃(ピークは6月24日)から飛びはじめ、大阪では5月26日頃にピークを迎える予想です。一方、寒の戻りの影響が大きい東日本は、昨年並みか遅めとなる予想で、東京では5月23日頃(ピークは6月3日頃)から見られそうです。関東は、昨年と同じかやや遅く、5月中旬から飛び始め、6月上旬~中旬にピークを迎える予想です。
現在、西日本の所々で既にほたるが飛び始めており、九州や四国では間もなくピークを迎える地域もありそうです。5月下旬は近畿や東海、関東、6月は甲信や北陸、東北を中心に、7月は北海道でほたる鑑賞を楽しめそうです。
ただ、ほたるの卵や幼虫が生育する川で増水が発生すると、卵や幼虫が流され、翌年の生育に影響が生じることがあります。昨年の夏以降に台風などで大雨があった地域では、今年のほたるの出現数が減少する可能性があります。