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ウェザーニューズ、2014年 第八回桜開花予想発表

今週は青森も開花シーズン、GW後半は北海道に桜前線が上陸

~東北1番人気の青森県・弘前公園は4月28日に満開を迎える予想、
ゴールデンウィークは満開の桜を楽しめそう~

<対象地点>
 全国のお花見名所約700箇所の開花日、5分咲き日、満開開始日、桜吹雪日を発表
 サポーターから要望があった13,103本の桜(※4月23日13時時点の登録数)

<予想内容>
 開花日、5分咲き日、満開期間(満開開始日)、桜吹雪日
 ・スマートフォン、携帯、インターネットサイトで最新の開花情報を随時更新
 ・第九回桜開花予想発表(最終回)は、4月30日(水)13時予定

株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、見頃が短い桜の開花時期を事前に知ってもらうことで、日本の桜を楽しんでいただくため、桜の名所や公園などを対象とした桜の開花予想を発表しました。開花予想の対象となった桜は、全国のお花見名所約700箇所、近所の公園約1万箇所、「さくらプロジェクト」に参加する一般の方の「マイ桜 13,103本です。開花予想にあたっては、過去10年間に「さくらプロジェクト」に参加された一般の方から寄せられた桜の開花状況に関する膨大なリポートと、先週土曜日から月曜日にかけて全国で一斉調査した“つぼみリポート”、今後の“気象状況の予測”などをもとに算出しています。ウェザーニューズは、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」、携帯サイト、インターネットサイト「ウェザーニュース」内の『さくらCh.』にて、全国の桜の最新開花予想(開花日、5分咲き日、満開期間(満開開始日)、桜吹雪日)を随時更新し、気象条件によって左右されやすい桜の開花の最新情報を公開していきます。

全国有数の名所の桜開花予想は下記から確認できます(無料)
スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」
をダウンロード後『さくらCh.』にアクセス
携帯サイト
https://wni.jp/
インターネットサイト「さくらCh.」
https://weathernews.jp/sakura/

2014年の桜開花予想

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今年は昨年同様、全国的に気温が低く寒い冬でした。また、太平洋側でも記録的な雪になりました。冬らしい冷え込みにより、桜の芽は「休眠」状態から覚め、開花に向かっての生長のスタートをスムーズに切れたと考えられます。 北日本の気温はこれから5月上旬にかけて平年並~やや高めの予想で、つぼみの生長は順調に進む見込みです。東北北部~北海道では、昨年は開花直前に気温の低い時期があったため桜の開花が遅くなりましたが、今年は昨年ほどの冷え込みはないため、昨年よりかなり早い開花を迎える予想です。今週は青森県でも桜が次々に咲いて開花シーズンに入り、ちょうどゴールデンウィーク中にお花見のピークを迎えそうです。東北エリアで最も人気の高い青森県・弘前公園では、GWの初めからお花見を楽しめるようになります。また、5月のはじめ頃には北海道も道南エリアから開花が始まり、GWの終盤には札幌周辺でも見頃を迎える桜が次第に増える見込みです。(2014年3月19日~20日に実施したお花見調査「約1万人が選ぶお花見の名所ランキング」にて、青森県・弘前公園(全国2位)はトップ10に選ばれました。)

※参考:お花見調査「https://weathernews.com/ja/nc/press/2014/140328.html」

各都道府県における開花実況 〜4月22日(火)時点〜

 
都道府県 開花実況 今週の開花予想
北海道 0.0% 5.0%
青森 12.0% 98.0%
秋田 31.0% 99.0%
岩手 42.0% 96.0%

今週の開花予想は、30日(水)時点において各都道府県内で桜が開花している状態(開花率)の予想割合です。

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~つぼみ調査による全国の桜の生長状況~

北日本のつぼみは昨年より速いペースで生長中
 北日本の桜261本のつぼみ調査の結果、北海道・東北ともに昨年の同時期よりも早いペースでつぼみが生長していることが分かりました。東北地方では「花びらが見えた」以上に生長したつぼみの割合が6割を超え、これから開花する桜も半数以上が開花目前になっていることが分かりました。東北北部のつぼみは、「花びらが見えた」以上の割合は63%で、昨年の同時期の割合(50%)より10%以上増加していることから、東北北部も昨年より早いペースでつぼみの生長が進んでいることが確認できました。  また、北海道は約7割のつぼみが「先が黄色に」以上に生長していました。昨年の同時期(2013年4月18日~20日)の調査時より3割以上増加しており、昨年よりかなり早いペースでつぼみの生長が進んでいることが分かりました。

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北海道
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東北地方
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※つぼみ調査について

ウェザーニューズでは、全国の桜の生長状況を調べるため、4月19日~21日の期間、全国の一般の方と共に“つぼみ調査”を行いました。つぼみ調査により、つぼみの“今”の状態を細かく把握することで、2月20 日に発表した開花傾向より精度の高い開花日を予想することができます。つぼみ調査では、つぼみの様子を“日当たり”“枝”“生長度合い”などを基準に選び、7ランク別(まだ小さく硬い、先が黄色に、先が緑に、半分以上が緑に、先がピンクに、花びらが見えた、花の軸が伸びきった)に写真と共に報告します。つぼみ調査は毎週定期的に行う予定で、それをもとに毎週水曜日に最新の予想を発表していきます。

~開花に影響する気温の推移と予測~

これから5月上旬にかけて、気温は平年並~やや高めの予想で、つぼみの生長は順調に進みます。このため、これから開花を迎える北海道や東北北部は、開花時期に気温が低かった昨年よりも早い(北海道は7~10日、東北北部は5日前後早い)開花となりそうです。

名所の桜開花予想(開花・5分咲き・満開開始・桜吹雪)と昨年・例年開花日

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※上記の予想地点は、全国700箇所の名所のうち、まだ桜吹雪を迎えていない都道府県から1地点をピックアップ(北海道は2つ)したもので、その他の予想地点の情報は、インターネットサイト(https://weathernews.jp/sakura/)または、スマートフォンアプリ「ウェザーニュースタッチ」、携帯サイトにてご確認いただけます。

※2010年より開花の定義を「5〜6輪」開花からより需要の高い「1輪」開花に定義を変更したため、それ以前(2008年、2009年)の1輪開花日は当社の推定値に基づいて算出しています。

各都市における今年の開花予想と昨年の開花実況

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※今年の予想:都市内の複数の桜の木のうち、早咲きの桜と遅咲きの桜を除いた開花のピークを迎える期間であるため、日付に幅があります。昨年の開花日:こちらも同様に、都市に咲いた数多くの桜のうち、早咲きと遅咲きを除いた開花のピークを迎えた期間を記載しています。

現在の開花状況と開花予想日

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ウェザーニューズの桜開花予想の定義

<名所700箇所の桜開花予想について>
ウェザーニューズでは、桜の開花日を「その木に1輪以上の桜が初めて咲いた日」と定義しています。公園など、複数の桜の木がある場合の開花の定義は「その範囲の複数の桜の木に1輪以上の桜が初めて咲いた日」を算出しています。5分咲き日、満開期間(満開開始日)、桜吹雪日も同様の定義で行います。開花の確認は、該当施設の管理者などによる開花の判断があったかどうかを基準とします。

<各エリアの桜開花予想について>
桜は、樹齢や生育環境によって開花日に変動が生じるため、同じエリア内でも開花日は一本一本違います。ウェザーニューズでは、身近な桜の開花日をより感覚と合った形でお伝えするため、各エリアの開花日においては、開花日決定の対象となるような桜の木の選定を行わず、エリア全体の桜を対象とします。そのため、対象となる範囲が広く、桜の木が多い各エリアの開花日に関しては、開花のピークを迎える期間として発表しています。


ウェザーニューズの桜開花予想の定義

ウェザーニューズでは、今シーズンの桜の開花予想にあたり、下記の4つの視点で分析し、開花予想を発表しています。


(1) サポーターリポートの分析

ウェザーニューズでは、全国各地の一般の方(サポーター)と、1人1本お気に入りの「マイ桜」を登録し、桜の“つぼみ”から“開花”“満開”“葉桜”になるまでの過程を共に観察する「さくらプロジェクト」を2004年より毎年実施しています。今日までに合計13,103本(現在も登録受付中)の「マイ桜」が登録され、定点での観察結果が日々ウェザーニューズに届いています。昨年は、約1.5人が本プロジェクトに参加し、当社には、過去10年で寄せられた180万通以上もの各地点における開花情報が蓄積されています。開花傾向の発表は、これら蓄積された写真等の膨大な量の観察データを、地点ごとに細分化、分析し、ピンポイントに算出して行います。また、今後発表する予測に関しても、全国から刻々とリポートされる開花やつぼみの実況を取り入れて反映していきます。


(2)近年の統計データを分析

桜の開花傾向を算出する際、過去の統計データは分析の基本データとなります。通常、過去30年~50年程度の長期間のデータを使用しますが、昨今の平均気温の上昇傾向により、長期の統計データでは、正確な開花傾向の算出が難しくなってきました。当社では各地点の開花傾向の算出にあたり、気温が上昇傾向にある過去20年の統計データを基本としています。また近年の急激な変化を把握するため過去5年、過去10年の統計データを応用分析しています。また、より精度の高い開花予想が出来るよう、全国3,000箇所に設置している気象観測機「ソラテナ」の気象データを取り入れ、気温と各エリアの開花状況の分析を実施しています。


(3) 最新の気象データをもとに開花に影響する気温の推移と開花傾向を算出

桜の開花には、前年からの気温傾向が大きく関わります。桜が順調に開花する条件は、前年の秋から冬にかけて十分に冷え込むこと、そして2月後半以降に暖かさが増してくることです。秋から冬にかけての冷え込みは「休眠打破」のために必要なものです。また、開花を促すためには3月の気温が大きく影響し、3月の暖かな春の訪れが早いほど桜の生長が促されて桜の開花が早まる傾向にあります。なお、開花直前の時期に寒の戻りがあると、寒さが強まった日数だけ開花日が遅れる現象がありますが、こうした急激な冷え込みは、事前に把握、確定が難しく、これによる開花日の遅れは傾向として内包しています。こうした寒の戻りの傾向は、開花時期直前のつぼみ調査や最新の独自週間予報等から予測に反映します。


(4) 全国700箇所の桜の名所への取材データ

ウェザーニューズでは、「さくらプロジェクト」のコンテンツとして、毎年、全国の桜の名所を開花の実況と併せて提供しています。今年は全国700箇所の情報を公開します。「さくらプロジェクト」では、これらの名所に、電話などで現地へ独自に取材を行い最新の桜の開花状況を調査して、スマートフォン向けサイト「ウェザーニュースタッチ」の『さくらCh.』、携帯サイト、インターネットサイト「ウェザーニュース」(https://weathernews.jp/sakura/)に情報を更新しています。こうした全国の桜名所スポットの最新情報と過去データを分析し、開花傾向に反映しています。


各エリアの桜開花予想

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札幌は GW終盤にお花見シーズンインへ

北海道は、これから5月上旬にかけて、平年並~やや高めの気温となる予想で、今後も花芽の生長は順調に進む見込みです。桜が咲く直前は気温差が大きく、気温の上がる日は桜の生長が順調に進み、例年並かやや早め(過去5年平均)の開花となる見込みです。  5月に入る頃には道南から桜が咲きはじめ、5月半ばにかけて開花エリアが広がっていきます。4日以降に道南で、5日以降に道央でお花見シーズンに突入する見込みです。  札幌周辺では、GW中盤から次第に開花が始まり、終盤にはお花見が楽しめそうです。全国で開花が最も遅い根室釧路方面でも、5月下旬には満開の桜を楽しむことができそうです。

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GW前半は青森で桜が満開に!

東北は、これから5月上旬にかけて、平年並~やや高めの気温となる予想です。これから咲く桜も花芽の生長が順調に進む見込みで、ほぼ例年並(過去5年平均)の開花を迎えそうです。  青森県でも少しずつ開花が始まっており、これから開花シーズンを迎えます。GWは青森県もお花見シーズンに突入するため、人気の名所である弘前公園では、連休はじめから見頃の桜を楽しめそうです。  一方、福島県や宮城県では散り始めの桜が増えており、来週初めは花散らしの雨になってしまいそうです。すでに満開~散り始めになっているスポットでのお花見は、今週末までに計画するのが良さそうです。