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ウェザーニューズ、2014年 第六回桜開花予想発表
桜前線はついに東北へ!今週は東北南部や新潟で開花シーズン
〜東北1番人気の青森県・弘前公園は、例年より2日早く4月23日に開花、
ゴールデンウィークに見頃を迎える予想〜
<対象地点>
全国のお花見名所約700箇所の開花日、5分咲き日、満開開始日、桜吹雪日を発表
サポーターから要望があった12,771本の桜(※4月9日13時時点の登録数)
<予想内容>
開花日、5分咲き日、満開期間(満開開始日)、桜吹雪日
・スマートフォン、携帯、インターネットサイトで最新の開花情報を随時更新
・第七回桜開花予想発表は、4月16日(水)13時予定
株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、見頃が短い桜の開花時期を事前に知ってもらうことで、日本の桜を楽しんでいただくため、桜の名所や公園などを対象とした桜の開花予想を発表しました。開花予想の対象となった桜は、全国のお花見名所約700箇所、近所の公園約1万箇所、「さくらプロジェクト」に参加する一般の方の「マイ桜」12,771本です。開花予想にあたっては、過去10年間に「さくらプロジェクト」に参加された一般の方から寄せられた桜の開花状況に関する膨大なリポートと、先週土曜日から月曜日にかけて全国で一斉調査した“つぼみリポート”、今後の“気象状況の予測”などをもとに算出しています。ウェザーニューズは、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」、携帯サイト、インターネットサイト「ウェザーニュース」内の『さくらCh.』にて、全国の桜の最新開花予想(開花日、5分咲き日、満開期間(満開開始日)、桜吹雪日)を随時更新し、気象条件によって左右されやすい桜の開花の最新情報を公開していきます。
全国有数の名所の桜開花予想は下記から確認できます(無料) |
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スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」を |
携帯サイト URL:https://wni.jp/ |
インターネットサイト「ウェザーニュース」から |
2014年の桜開花予想
今年は昨年同様、全国的に気温が低く寒い冬でした。また、太平洋側でも記録的な雪になりました。冬らしい冷え込みにより、桜の芽は「休眠」状態から覚め、開花に向かっての生長のスタートをスムーズに切れたと考えられます。生長のスタートを切った後は、気温が上がることで開花にむけてつぼみの生長が促されます。開花前後は春らしい暖かさの日が続いたため、桜の開花が急速に進み、西~東日本は開花から満開までの期間が平年より2日程度、短くなりました。昨年は、3月に入って急激に気温が上昇したため、西~東日本で記録的に早い開花となりましたが、今年は3月前半の気温が昨年より低くなったため、昨年より遅い開花となりました。
北日本は昨年、開花直前の気温低下で開花が遅くなりましたが、今年は4月半ば以降の気温が平年並の予想で、昨年に比べるとかなり早めに開花する見込みです。今週は、東北南部や新潟の桜が次々に開花し、来週には見頃のピークを迎えます。また、来週には、東北北部でも開花が始まる見込みです。東北エリアで最も人気の高い青森県・弘前公園は、昨年より5日、例年より2日早い4月23日に開花し、ゴールデンウィークに見頃を迎える予想です。2番目に人気の高い福島県・三春滝桜は例年通り13日に開花する予想です。(2014年3月19日〜20日に実施したお花見調査「約1万人が選ぶお花見の名所ランキング」にて、青森県・弘前公園(全国2位)と福島県・三春滝桜(全国7位)はトップ10に選ばれました。
※参考:お花見調査「 https://weathernews.com/ja/nc/press/2014/140328.html」
2014年の開花状況
各都道府県における開花実況 ※4月8日(火)時点
~つぼみ調査による全国の桜の生長状況~
全国800本のつぼみ調査の結果、東北地方は南部・北部ともに昨年の同時期よりも早いペースでつぼみの生長が進んでいることが分かりました。東北地方のつぼみは35%が「先がピンクに」以上に生長しており、この割合は昨年の同時期(2013年4/4~4/6)に比べ15%増加しています。東北南部は約4割のつぼみが「花びらが見えた」・「花の軸が伸びきった」状態になっており、順調なペースで開花時期が近づいていることが確認できました。また、開花シーズンが近づいている長野県(※甲信地方のグラフ参照)も45%のつぼみが「花びらが見えた」状態になっており、開花シーズンが近づいていることが分かりました。すでに開花シーズンに入った北陸地方は、まだ残っているつぼみも半数以上が「花びらが見えた」以上の状態で、今後も続々と開花が進みそうです。北海道はわずかに「先が黄色に」なったつぼみがあるものの、前回の調査時と同様、ほとんどが「まだ小さく硬い」つぼみでした。
北海道地方 | 東北地方 | 北陸地方 | 甲信地方 |
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※つぼみ調査について
ウェザーニューズでは、全国の桜の生長状況を調べるため、4月5日~7日の期間、全国の一般の方と共に“つぼみ調査”を行いました。つぼみ調査により、つぼみの“今”の状態を細かく把握することで、2月20 日に発表した開花傾向より精度の高い開花日を予想することができます。つぼみ調査では、つぼみの様子を“日当たり”“枝”“生長度合い”などを基準に選び、7ランク別(まだ小さく硬い、先が黄色に、先が緑に、半分以上が緑に、先がピンクに、花びらが見えた、花の軸が伸びきった)に写真と共に報告します。つぼみ調査は毎週定期的に行う予定で、それをもとに毎週水曜日に最新の予想を発表していきます。
~開花に影響する気温の推移と予測~
<休眠打破期 12月から2月前半の実況>
桜の開花に大きく影響する「休眠打破」は1日の平均気温が3~9度くらいが、最も大きな効果があると考えています。今冬は平年より気温の低い期間が長く、休眠打破が順調に行われていると分析できます。北日本の11~12月は平年より気温が高めでしたが、1月上旬~中旬および2月中旬は寒気の流れ込みで厳しい寒さとなり、休眠打破に必要な寒さは十分だったと分析しています。
<生長期 2月後半以降の実況と今後の予測>
2月後半以降、あたたかければあたたかいほど開花が早まります。2月上旬前半と2月下旬後半に気温が平年より高くなりましたが、2月上旬後半~2月下旬前半は気温の低い日が多くなりました。2月の1ヶ月間の気温はほぼ全国で平年並で、春先も桜のつぼみの生長は順調に進みました。3月中旬以降は春らしいあたたかさの日が増え、3月下旬以降も気温が高く、西~東日本では桜の開花が急激に進みました。ただ、今年は3月上旬に気温の低い時期があったため、3月の気温が高かった昨年に比べると西~東日本の開花は昨シーズンより数日遅くなりました。4月半ば以降、気温は平年並の予想です。これから開花を迎える北日本は北海道や東北北部を中心に、開花時期に気温が低かった昨年よりも早い開花となりそうです。
~4月2日発表の第五回桜開予想との相違点~
4月半ば以降の気温は全国的に平年並の予想で、これから開花を迎えるつぼみの生長も順調に進む見込みです。今回のつぼみ調査の結果、前回発表の開花予想日に間に合うペースでつぼみが順調に生長していることが確認できたため、前回発表の開花予想日からほとんど変更していません。
2014年の各都道府県における名所の桜開花予想
下記の予想地点は、全国700箇所の名所から都道府県ごとに1つをピックアップ(北海道は2つ)したもので、その他の予想地点は、インターネットサイト(https://weathernews.jp/sakura/)または、スマートフォンアプリ「ウェザーニュースタッチ」、携帯サイト(https://wni.jp)にてご確認いただけます。また、昨年および5年平均開花日は、一部を除き各地点への当社独自調査によるものです。
ウェザーニューズの桜開花予想の定義
<名所700箇所の桜開花予想について>
ウェザーニューズでは、桜の開花日を「その木に1輪以上の桜が初めて咲いた日」と定義しています。公園など、複数の桜の木がある場合の開花の定義は「その範囲の複数の桜の木に1輪以上の桜が初めて咲いた日」を算出しています。5分咲き日、満開期間(満開開始日)、桜吹雪日も同様の定義で行います。開花の確認は、該当施設の管理者などによる開花の判断があったかどうかを基準とします。
<各エリアの桜開花予想について>
桜は、樹齢や生育環境によって開花日に変動が生じるため、同じエリア内でも開花日は一本一本違います。ウェザーニューズでは、身近な桜の開花日をより感覚と合った形でお伝えするため、各エリアの開花日においては、開花日決定の対象となるような桜の木の選定を行わず、エリア全体の桜を対象とします。そのため、対象となる範囲が広く、桜の木が多い各エリアの開花日に関しては、開花のピークを迎える期間として発表しています。
各都市における今年の開花傾向と昨年の開花日
ウェザーニューズの桜開花予想の手法
ウェザーニューズでは、今シーズンの桜の開花予想にあたり、下記の4つの視点で分析し、開花予想を発表しています。
(1) サポーターリポートの分析
ウェザーニューズでは、全国各地の一般の方(サポーター)と、1人1本お気に入りの「マイ桜」を登録し、桜の“つぼみ”から“開花”“満開”“葉桜”になるまでの過程を共に観察する「さくらプロジェクト」を2004年より毎年実施しています。今日までに合計12,771本(現在も登録受付中)の「マイ桜」が登録され、定点での観察結果が日々ウェザーニューズに届いています。昨年は、約1.5万人が本プロジェクトに参加し、当社には、過去10年で寄せられた180万通以上もの各地点における開花情報が蓄積されています。開花傾向の発表は、これら蓄積された写真等の膨大な量の観察データを、地点ごとに細分化、分析し、ピンポイントに算出して行います。また、今後発表する予測に関しても、全国から刻々とリポートされる開花やつぼみの実況を取り入れて反映していきます。
(2) 近年の統計データを分析
桜の開花傾向を算出する際、過去の統計データは分析の基本データとなります。通常、過去30年~50年程度の長期間のデータを使用しますが、昨今の平均気温の上昇傾向により、長期の統計データでは、正確な開花傾向の算出が難しくなってきました。当社では各地点の開花傾向の算出にあたり、気温が上昇傾向にある過去20年の統計データを基本としています。また近年の急激な変化を把握するため過去5年、過去10年の統計データを応用分析しています。また、より精度の高い開花予想が出来るよう、全国3,000箇所に設置している気象観測機「ソラテナ」の気象データを取り入れ、気温と各エリアの開花状況の分析を実施しています。
(3) 最新の気象データをもとに開花に影響する気温の推移と開花傾向を算出
桜の開花には、前年からの気温傾向が大きく関わります。桜が順調に開花する条件は、前年の秋から冬にかけて十分に冷え込むこと、そして2月後半以降に暖かさが増してくることです。秋から冬にかけての冷え込みは「休眠打破」のために必要なものです。また、開花を促すためには3月の気温が大きく影響し、3月の暖かな春の訪れが早いほど桜の生長が促されて桜の開花が早まる傾向にあります。なお、開花直前の時期に寒の戻りがあると、寒さが強まった日数だけ開花日が遅れる現象がありますが、こうした急激な冷え込みは、事前に把握、確定が難しく、これによる開花日の遅れは傾向として内包しています。こうした寒の戻りの傾向は、開花時期直前のつぼみ調査や最新の独自週間予報等から予測に反映します。
(4) 全国700箇所の桜の名所への取材データ
ウェザーニューズでは、「さくらプロジェクト」のコンテンツとして、毎年、全国の桜の名所を開花の実況と併せて提供しています。今年は全国700箇所の情報を公開します。「さくらプロジェクト」では、これらの名所に、電話などで現地へ独自に取材を行い最新の桜の開花状況を調査して、スマートフォン向けサイト「ウェザーニュースタッチ」の『さくらCh.』、携帯サイト、インターネットサイト「ウェザーニュース」(https://weathernews.jp/sakura/)に情報を更新しています。こうした全国の桜名所スポットの最新情報と過去データを分析し、開花傾向に反映しています。
2014年の各都道府県における名所の開花状況と開花予想日
各エリアの桜開花予想
ゴールデンウィーク終盤に見頃に北海道地方の4月半ば以降の気温は平年並の予想で、4月は気温差が一時的に大きくなります。気温の上昇で桜の生長が順調に進み、例年並かやや早め(過去5年平均)の開花となる見込みです。5月になる頃には道南から桜が咲きはじめ、5月半ばにかけて開花エリアが広がっていきます。札幌周辺では、ゴールデンウィーク中盤から続々と開花が始まり、連休終盤には満開の桜を楽しめそうです。全国で開花が最も遅い根室釧路方面でも5月下旬には満開の桜を楽しむことができそうです。 |
来週は東北南部で桜満開の季節に東北地方の4月半ば以降の気温は平年並の予想です。桜が咲く直前には気温差が大きくなり、気温の上がる日は花芽の生長が一気に進みそうです。開花時期の暖かさで桜の花はほぼ例年並(過去5年平均)の開花となる見込みです。福島県や宮城県から桜の開花が始まっており、今後も開花前線は順調に北上。来週には東北北部でも開花が始まる見込みです。一番の見頃時期を迎えるのは、仙台や福島周辺で来週半ば頃からとなります。青森周辺ではちょうどゴールデンウィークに見頃を迎える名所が多くなりそうです。 |
新潟県も週末にはお花見できそう中部地方の4月半ば以降の気温は平年並みの予想です。まだ咲いていない桜も順調に開花が進み、今週中には長野県でも開花シーズンが始まる見込みです。また、週末以降は新潟県でもお花見を楽しめる桜が次第に増えていきそうです。一方、東海地方は大半の桜が散り始めており、今後、雨が降ったり風が吹いたりするたびに、お花見をの楽しめるスポットは少なくなります。週末に太平洋側でお花見を計画する場合は、内陸のお花見スポットが良さそうです。 |
都市部の桜、明日は今シーズン1番の桜吹雪関東地方は大半の桜が散り始めており、関東南部の都市部では葉桜も増えてきました。桜の季節はそろそろ終盤。今後、雨が降ったり風が吹いたりするたびに、お花見をの楽しめるスポットは少なくなっていきます。明日が今シーズン1番の桜吹雪となる予想です。週末にお花見を計画する場合は、関東北部や内陸のお花見スポットがオススメです。 |