TOP > NEWS > 2025

ニュース

フィリピン環境天然資源大臣が来社

〜フィリピンの気候変動対策や海運業界の課題解決に向けた協力について意見交換〜

2024年12月16日(月)、フィリピン共和国(以下、フィリピン)環境天然資源省のロイザガ(Loyzaga)大臣がウェザーニューズ本社を視察しました。フィリピンは台風や火山、森林火災等の自然災害が多く、気候変動に対する適応が求められています。また、日本と同様に島国で、海運が非常に重要な国でもあります。今回の訪問では、当社がフィリピン企業に提供しているサービスや、フィリピン国内の気候変動対策、海運における課題、今後の協力の可能性などについて幅広く意見交換を行いました。
ロイザガ・フィリピン環境天然資源大臣は、フィリピンでは企業が天然資源を開発する際や沿岸の都市に施設を建設する場合の洪水や海面上昇などの物理リスクの把握に課題があることから、気候リスク分析の重要性を強調されました。また、当社が取り組んでいる森林火災リスクに関する説明に対して、森林保全の観点から高い関心を示されました。
さらに、大臣は特に船舶の環境・安全・経済に配慮した運航を支援する統合型の航海気象サービス「Sea Navigator」に関心を持たれました。海運事業者は本サービスを活用することで、環境負荷の低いルートの選択や船のCO2排出量のリアルタイムで監視が可能になり、国際海事機関(IMO)が定めるCO2排出量の規制を遵守することができます。
ウェザーニューズは、今後もフィリピン環境天然資源省と議論を続け、気候変動対策に貢献していきます。

本ニュースをプリントアウトしてご覧になりたい方はこちら