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道路や空港、商業施設、建設現場の計画的な除雪を支援
法人向け気象情報「ウェザーニュース for business」の雪氷対策情報を強化
数年に一度レベルの大雪が発生する確率を予測し、10日前から人員確保や除雪車手配を可能に
施設気象 > 輸送気象 > 道路気象 > 防災気象 >株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:石橋 知博)は、自治体や企業の計画的な除雪体制構築を支援するため、法人向けの気象情報「ウェザーニュース for business」の雪氷対策情報をさらに強化しました。今回のアップデートで、雪が予想されている場合に“数年に一度レベルの大雪か”、“十年前のあの時に匹敵するかどうか”を10日前から把握できる新機能を追加しました。
道路管理会社や自治体が管理している路面を除雪する際、直前では人員手配が困難になるため、早めに最適な人員を確保することが重要です。しかし、積雪量によって10人、50人、100人と必要な体制が大きく変わるため見極める必要があります。そこで、当社は新たに10日前から降雪量が基準値を上回る可能性(超過確率)を算出する予測モデルを開発しました。1時間ごとや日中・夜間ごとの降雪量の超過確率も確認できるので、当日の除雪作業の可否判断にもご活用いただけます。
この他、雪氷対策情報では1kmメッシュの降雪量や気温などの予測データを元に、平常・凍結・積雪の3段階で算出した「凍結・積雪リスク」を提供しています。企業の基準に応じて判定条件を調節可能で、凍結や積雪リスクがある場合にプッシュ通知で複数の担当者にお知らせします。超過確率と組み合わせることで、迅速な除雪作業員の確保や計画的な除雪車の手配などにお役立てください。
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「ウェザーニュース for business」の雪氷対策情報で超過確率を提供開始
法人向け気象情報「ウェザーニュース for business」の雪氷対策情報は、自治体が管理する道路や、空港の滑走路、商業施設の駐車場、建設現場などの除雪や凍結防止剤散布作業の早めの計画立案を支援するコンテンツとして、2024年12月に提供を開始しました(※1)。これまでに複数の道路管理会社で実際に雪氷対策にご利用いただき、計画的な除雪車の手配や迅速な除雪作業員の確保などにお役立ていただいています。
今回、当社はより計画的な除雪を可能にするため、数年に一度レベルの大雪が発生する確率予測の提供を開始しました。道路管理会社や空港では、円滑な除雪対応のためには事前の人員確保が不可欠ですが、予測が急変した場合、直前での人員手配は難しいのが現状です。そのため、当社は降雪量が基準値を上回る可能性を算出する10日先までの「超過確率」の予測モデルを開発しました。これにより、10日前から降雪量の超過確率を確認し、早い段階から除雪体制の準備を進めることが可能になります。
また、72時間先まで1時間ごとの降雪量の超過確率や日中・夜間の期間降雪量の超過確率も確認できるため、当日の除雪作業計画の判断材料としてもご活用いただけます。いずれも基準となる降雪量はあらかじめ任意で設定できるため、除雪対応が可能な目安の降雪量で設定したり、過去の大雪事例の降雪量を基準として設定することで、迅速に雪氷対策を行うことができます。
さらに、過去1週間に発表された超過確率の履歴も表示しています。週間予測では発表日ごとに予報が変わることもありますが、数値が増え続けていれば、日ごとに大雪の可能性が高まっていると判断できます。一方、数値が一定の場合には、今後も大きく変わることはなさそうと読み取ることが可能です。予測が悪めに変化しているか変化なしかで、体制変更の心づもりや目安にご利用ください。
この他、「ウェザーニュース for business」の雪氷対策情報では、1kmメッシュの降雪量や気温などの予測データを用いて、日中・夜間別に平常・凍結・積雪の3段階で算出する「凍結・積雪リスク」を提供しています。お客様の対策基準に合わせて、日中・夜間別に判定条件を細かく調節することが可能で、“凍結”や“積雪”のリスクがある場合にプッシュ通知でお知らせします。また、1kmメッシュの高解像度な降雪量・気温の10日間予報や72時間先までの予報についても拠点ごとに確認できます。
参考:お天気アプリのビジネス拡張版「ウェザーニュース for business」
当社は、2022年9月より予報精度No.1(※2)のお天気アプリ「ウェザーニュース」をビジネス用に拡張した、法人向けSaaS型サービス「ウェザーニュース for business」を提供しています。累計4,500万ダウンロードの「ウェザーニュース」をそのままビジネスにご利用いただけるように、アプリ上に企業の専用ページやプッシュ通知を追加し、企業のニーズにあわせてカスタマイズした気象情報を提供しています。
「ウェザーニュース for business」は、拠点の防災やBCP対策、工場やビルの施設管理、工事現場での作業判断や作業員の働き方改革、花火大会やイルミネーションなどのイベント運営など、様々な市場のニーズに対応します。スタッフ間の情報の一元化や、プッシュ通知の活用によって、見逃しの減少や対応スピードの迅速化が期待できます。
拠点ごとの天気予報や雨雲レーダー、落雷、停電リスク、台風の進路予測、河川水位、冠水・浸水予報、避難情報、店舗の閉店・再開判断など、様々な気象情報を提供しています。一般の有料会員向けのメニューもご利用いただけるので、雨雲レーダーや台風進路予測のほか、雨雲アラームなどのプッシュ通知機能もあわせてご活用ください。
また、管理者向けのパソコン版専用ウェブサイトも用意しており、数か所〜数千か所の拠点とあらゆる気象情報をマップ上で重ね合わせることができます。全拠点の気象リスクを閲覧できるので、災害対策本部や危機管理の担当者などが拠点のリスクを網羅的に把握したい場合に適しています。
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※1 自治体・企業の雪氷対策を「ウェザーニュース for business」で支援
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