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10月27日、関東・近畿で木枯らし1号
関東で木枯らし感じた人は約半数、地形特性で吹き方に差
~約3,500通のリポートで見えた“風の通り道”〜
株式会社ウェザーニューズ(所在地:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、10月27日、ウェザーリポーターの協力のもと、木枯らしに関する調査を実施しました。昨日、日本付近は西高東低の気圧配置で強い北風が吹き、関東・近畿で木枯らし1号が吹きました。ウェザーニューズはどのくらいの方が“木枯らし1号”を実感したのかを調査するため、2014年10月27日、関東と近畿の方に「木枯らし1号を感じましたか」と質問し、「まだ吹いていない」「今日(27日)吹いた!」「昨日(26日)までに吹いた」の三択で回答してもらいました。関東・近畿の3,496人から寄せられた回答を集計したところ、“木枯らし1号が吹いた”と感じた人の割合は関東で52%、近畿で54%となりました。また、木枯らしを感じた人の分布から、昨日の木枯らしの“風の通り道”が分かりました。
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関東の調査結果 https://weathernews.jp/ s/rd/kogarashi_kanto.html |
近畿の調査結果 https://weathernews.jp/ s/rd/kogarashi_kinki.html |
関東では“木枯らしの通り道”が見えた!
関東全体では約半数の人が“27日に木枯らし1号が吹いた”と感じていましたが、各都県の集計を見ると、木枯らしを感じた人の割合に大きなばらつきがありました。
これは木枯らし1号が吹いた際の風速が地域により大きく違っていたことが影響しています。昨日、木枯らし1号が吹いた際、強い北西風が新潟県方面から群馬県北部の山を越えて東京湾方面に吹き抜けました。風の通り道となっている地域(右の図で黄色い点線で囲んだ地域)で強い風が吹いた一方、風の通り道から外れていた地域ではあまり強い風は吹いていませんでした。関東の東側にある茨城県や千葉県は県内のほとんどの地域が風の通り道から外れているため、“木枯らし1号が吹いた”と感じている人の割合が20%前後にとどまり、関東の他の地域に比べて木枯らしを感じた人の割合が少なくなったと考えられます。