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最速で船舶の危険を知らせる新・航海気象アプリで海運DX推進

AI搭載の航海気象サービス「SeaNavigator」のスマホアプリを提供開始

〜運航トラブルの検知を迅速化、運航計画の変更ワークフローのプロセス時間を75%改善〜

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株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:石橋 知博)は、より迅速な船舶の状況把握と運航判断を実現するため、AI搭載の航海気象サービス「SeaNavigator」のスマートフォン向けアプリの提供を開始しました。

本アプリは、運航トラブルやルート変更情報を運航管理者(陸上オペレーター)に「プッシュ通知」でタイムリーに知らせることで、従来のメール対応によるタイムラグを解消します。AIS(船舶自動識別装置)データから船舶の「速度低下」や「漂流」を自動検知して通知するほか、ウェザーニューズからのルートやスピードなどの提案情報をスマホ上で確認・承認できるワークフロー機能を備えています。

陸上オペレーターは通知をトリガーとして、高解像度な風・波予測や船舶データをスマホで即座に確認できます。事前の運用試験では、従来は平均24時間を要していた運航計画の変更提案から本船への指示までのプロセスを6時間ほどに短縮でき、スピードの向上を実証しました。なお、陸上オペレーターは自身に必要なプッシュ通知だけを選択して受信することができ、外出中でも重要なリスクを即座にキャッチできます。また、運航計画の変更状況はパソコン専用ウェブサイトとリアルタイムに自動同期されるため、チーム全体での確実な状況把握が可能です。

今後は本アプリの継続的な機能拡充に取り組み、船会社における運航担当者だけでなく、傭船、営業、環境管理、経営企画など、あらゆる部門の迅速で確実な意思決定をモバイルの活用によって強力に支援し、全社的な業務効率化と安全運航管理体制の構築に貢献してまいります。

本サービスに関するお問い合わせはこちらから
https://biz.weathernews.com/sn20241009/
 

運航トラブルのタイムリーな把握と、荒天時の迅速なルート変更を目指して

近年、現場の負担を軽減し、安全運航と業務効率化を両立させるため、海運業界では現場発のDXが強く求められています。当社はこれまでAIを搭載した統合型航海気象サービス「SeaNavigator」を通じて多くの海運事業者を支援してきましたが、運航トラブルの把握や運航管理のワークフローのスピードに改善の余地があったことから、より迅速な運航管理を実現するため、今回モバイルアプリ版を開発しました。

これまで、船舶状況のモニタリングは本船からの報告メールやデスクでの「SeaNavigator」画面の確認が中心で、荒天による突発的な速度変化に対して、出先などから迅速に把握することが困難なケースがありました。また、従来のメールを介したやり取りでは、メールの往復や確認の手間によって船舶への指示が遅れることも大きな課題でした。当社は、これらの手間やタイムラグを根本から解消し、よりタイムリーに意思決定ができる仕組みが不可欠だと考えました。

AI搭載の航海気象サービス「SeaNavigator」のモバイルアプリを開発

「SeaNavigator」のモバイルアプリは、人の目によるモニタリングの限界やメールによるタイムラグを解消し、陸上オペレーターが「いつでも、どこにいても」瞬時に波・風のリスクを把握し、そのままウェザーニューズとコミュニケーションできるアプリです。

アラート通知による、運航トラブルの迅速な検知と運航管理のワークフローの高速化が大きな特徴です。また、オペレーター自身が必要なプッシュ通知だけを選べるパーソナライズ機能を備えており、日常の業務を阻害することなく重要なリスクを見逃しません。

今後は、承認後の計画の船舶への自動送信や航路逸脱のアラートなど、プッシュ通知の機能をさらに充実させるほか、目的地・船速・到着予定時刻の変更をアプリから直接依頼できるリクエスト機能などの追加を計画しています。

ポイント
1. AISから運航トラブルを自動検知!速度低下や漂流をプッシュ通知でいち早く知らせる
2. 運航計画の変更ワークフローをプッシュ通知で迅速化、意思決定のスピードを大幅アップ
3. 世界最高水準の最新かつ高解像度の風・波予測を把握できる
4. パソコン専用ウェブサイトとアプリの「SeaNavigator」の両方活用でチーム連携を強化

1. AISから運航トラブルを自動検知!速度低下や漂流をプッシュ通知でいち早く知らせる

AIS(船舶自動識別装置)データを常時分析し、船舶の異常な挙動を検知した場合に通知するアラート機能を搭載しました。減速が想定される港湾以外で、急な「速度低下」や動きが止まる「漂流」があった場合に自動検知し、陸上オペレーターにプッシュ通知でいち早く知らせます。

速度低下を知らせる「スローダウン」の通知は、船舶の累積減速量が、船種ごとに設定された閾値を超えた場合に届きます。また、漂流を知らせる「ドリフティング」は、船速が0.5ノット未満の状態が2時間以上連続した場合に通知されます。

2. 運航計画の変更ワークフローをプッシュ通知で迅速化、意思決定のスピードを大幅に向上

本アプリはプッシュ通知の機能で運航計画の変更などをいち早く届けます。陸上オペレーターは、推奨ルートとそれに伴う到着予定時刻(ETA)やスピード、燃料消費量などをスマホで確認し、“承認(Approve)”のボタンを押すだけで確認・意思決定が完了するため、運航計画に関する一連の時間が大幅に短縮されます。

事前の運航計画のプッシュ通知
(推奨ルート案のお知らせ)

これまで、運航計画を変更したい場合、①ウェザーニューズが航路上の気象変化を検知し、陸上オペレーターに運航計画の変更をメールで提案、②陸上オペレーターは変更の承認をメールで返信し、③ウェザーニューズは承認された最新の運航計画を「SeaNavigator」に反映し、船長にメールで伝えるという流れが存在し、メールの往復や確認の手間によって意思決定に時間を要していました。

本アプリを活用いただくことで、こうしたメール対応による確認の手間やタイムラグを根本から解消し、よりタイムリーな意思決定を可能にします。従来は、ウェザーニューズが陸上のオペレーターにメールでルート変更の提案をしてから、最終的な運航計画を本船へ送信するまでに平均約24時間かかっていましたが、アプリを活用した運用試験では、早い場合で約23分、平均しても約6時間まで短縮されました。

推奨ルート案に対して
「Approve」または「Hold」で回答

また、アプリに届いた通知は一覧で確認でき、陸上オペレーターが今取るべきアクションが一目でわかるよう、対応状況に合わせてバッジが色分けされています。さらに、日々の多忙な業務の中でも重要な承認案件を決して見落とさないよう、一定時間反応がない場合は自動で通知が再送されるリマインド機能も備えており、メールのように「連絡が埋もれて忘れてしまう」リスクを排除しています。

各船の最新到着時間や ウェザーニューズからの通知を確認

3. 世界最高水準の最新かつ高解像度の風・波予測を把握できる

本アプリは、風向・風速、波高・波周期、海流、台風の進路予測など、全海域の高解像度な気象・海象データをタイムリーに確認できます。0.125度グリッドの高解像度の気象・海象情報を自分の担当する船舶と重ね合わせて表示し、船舶の荒天リスクを一目で把握することが可能です。

なお、本サービスの予測には、自社独自の世界トップクラスの予測精度かつ高解像度の「全球気象・波浪予測システム」を用いています。世界の主要気象機関が運用するアンサンブル予報から作られる80以上の予測シナリオと、気象衛星や当社が有する膨大な本船観測データを組み合わせて予測しています。

 

4. パソコン専用ウェブサイトとアプリの「SeaNavigator」の両方活用でチーム連携を強化

すでに多くの海運会社に導入されている「SeaNavigator」のパソコン専用ウェブサイトと同期されているため、スマホで通知を受けて、パソコンのモニターで詳細を確認するなど使い分けが可能です。船舶グループの設定や各種データが連携されており、船舶の状況や運航計画の変更状況はチーム全体で即座に共有されます。

モバイル版についてはアカウントに紐づくすべての船舶を表示するのではなく、オペレーターが担当する管理・監視したい船舶だけを絞り込める「船舶グループ」の機能を搭載しています。担当船の現在地や運航状況だけをモニタリングできるため、不要な情報や通知に惑わされることなく、目の前の確認作業やリスク管理をスマートに行うことができます。

船舶グループの作成や
通知設定が可能

AIエンジンを搭載した航海気象サービス「SeaNavigator」

「SeaNavigator」は、中小型から大型まであらゆる船舶の環境・安全・経済運航を支援する統合型の航海気象サービスです。2024年10月から提供を開始し、2025年10月には最先端のAIエンジンを搭載しました(※1)。AIが5日先までの全世界の気象見解を自動生成し、荒天の影響を受ける船舶を瞬時に抽出する「AI Weather Insight」のほか、船舶の性能や燃料データなどについてAIにいつでも聞ける「AI Agent」を提供。最適ルートの選定やCO2排出量の可視化、座礁リスクの回避などをワンプラットフォームで実現しています。

また、2025年12月には船上での活用に特化した、船長の運航判断をAIが支援する航海気象サービス「SeaNavigator for Master」もリリースしました(※2)。船長は「AI Agent」で専門家と話すようにチャットで気象リスクや推奨ルートの根拠を即座に取得できます。通信環境の課題をクリアし、船上から全海域の最新かつ高解像度な風・波予測を 把握できるほか、最適ルートを自動計算するシミュレーション機能や、船陸間で会話できるチャットツールも装備し、船上における確実な意思決定を強力にサポートします。

▼本サービスに関するお問い合わせはこちらから
https://biz.weathernews.com/sn20241009/

 

ウェザーニューズは、40年以上にわたる航海気象の専門知識と100万航海のサポート実績を礎に、AIやモバイルアプリを最大限に活用しながら海運DXに取り組んでまいります。

 

※1:2025年10月2日発表 航海気象サービス「SeaNavigator」にAIエンジン搭載で迅速な運航判断を実現
/news/53465/

※2:2025年12月25日発表 世界初、対話型AI搭載で船長を導く「SeaNavigator for Master」を提供開始
/news/54174/

 

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