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ウェザーニューズ、梅雨の天気傾向発表
エルニーニョ現象の影響で、全国的に長梅雨の予想
〜西日本や北陸・東北では平年より一週間長い梅雨の予想に~
株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、6月9日(火)、梅雨の天気傾向を発表しました。今年は西日本〜関東で平年並〜早めに梅雨入りしており、北陸や東北でも今週中に平年並の梅雨入りを迎える予想です。今後、エルニーニョ現象の影響で梅雨前線の北上が遅れ、梅雨明けは全国的に平年より遅くなる可能性があります。このため今年は、ほぼ全国的に平年より長い梅雨となりそうです。特に西日本や北陸、東北では平年より一週間程度長くなる可能性もあります。今年の梅雨は後半ほど雨量が増加し、7月に入ると活発な梅雨前線の影響で強い雨の日が増える見込みです。大雨による河川の増水、道路冠水、浸水、土砂災害に十分注意が必要です。最新の『梅雨見解』は、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」にて公開しています。ウェザーニューズは雨の季節を少しでも安全で快適に過ごせるよう、サービスの提供に努めてまいります。
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全国的に長梅雨となる見込み、西日本や北陸・東北は平年より一週間長い可能性も
西日本〜関東で平年並〜早めに梅雨を迎え、いよいよ雨の季節となりました。北陸や東北も今週、平年並の時期に梅雨入りする可能性があります。
今年はエルニーニョ現象の影響で夏の高気圧(太平洋高気圧)の日本付近への張り出しが弱く、今後、梅雨前線の北上は次第に遅くなる見込みです。このため、梅雨明けはほぼ全国的に平年より遅くなる可能性があり、広い範囲でいつもの年より長い梅雨となりそうです。早めに梅雨入りを迎えた九州北部〜近畿や、梅雨明けの遅れが予想される北陸や東北では、梅雨が平年より一週間程度長くなる可能性があります。
沖縄は平年よりやや遅い6月末に梅雨明けする見込みですが、梅雨入りがかなり遅かったため、梅雨の長さは平年より短くなる見込みです。
西日本の一部や沖縄では平年より雨量が多い予想
〜全国的に7月は雨量多め、梅雨後半は大雨に警戒を〜
梅雨の期間を通した雨量は、西日本日本海側・奄美・沖縄で平年よりやや多く、その他のエリアでは平年並となる見込みです。
今年は梅雨前線の北上のタイミングが平年より遅く、6月は沖縄付近〜西日本の南岸に前線が停滞する日が多くなります。沖縄・奄美・九州・四国では激しい雷雨や大雨に注意が必要です。一方、中国・近畿・東日本・東北では、梅雨入り後も比較的晴れ間があり、6月の雨量は平年よりやや少ないところが多くなる見込みです。7月に入ると梅雨前線が本州付近に北上し、全国的に激しい雷雨や大雨の恐れがあります。
西日本太平洋側・東日本・東北の梅雨期間の予想雨量は平年並ではありますが、7月の雨量が平年より多くなる恐れがあるため、梅雨後半は道路冠水や家屋の浸水、河川の増水、土砂災害などに十分注意が必要です。
※梅雨の天気傾向の発表について
当社では、日々、長期気象予測サービスの実用化に向けて取り組みを行っていますが、現在の気象予測の技術水準では、予測精度の誤差が大きくなる場合があります。この度の梅雨の天気傾向発表にあたり、複数の長期予報の有識者の見通しを元に、総合的に見解を出しています。本リリースにおける情報につきましては、6月9日時点の見解になります。最新の見解は、当社のスマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」、または、携帯サイト(https://wni.jp)にてご確認ください。