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東京圏国家戦略特別区域会議 千葉市ドローン宅配等分科会が始動

ウェザーニューズ、ドローン実証実験の安全飛行支援と制度設計に参加

〜幕張新都心でのデモンストレーション飛行可否判断をサポート〜

株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、2019年のドローン宅配の事業化を目指す「東京圏国家戦略特別区域会議 千葉市ドローン宅配等分科会」にプロジェクトメンバーとして参加することを発表しました。今後、国家戦略特区の千葉市で行われるドローン宅配の実証実験における安全飛行と飛行可否判断を気象面からサポートして参ります。また、ドローン管制システムの構築や安定飛行に必要な気象観測・飛行ルートの検討など、ドローン宅配の制度設計にも取り組みます。4月11日、第一回分科会に参加するとともに、同日行われた幕張新都心でのドローンのデモンストレーション飛行の飛行可否判断を気象面からサポートしました。本分科会の民間事業者代表である野波健蔵氏(株式会社自律制御システム研究所代表取締役)は「ドローンの飛行は気象との戦い。ドローン管制システムの構築には気象サービスが必要不可欠である。」と話しており、当社は航空気象サービスの知見や局地気象観測に関するノウハウを活かし、国家戦略特区である千葉市の地元企業としてドローン宅配の事業化に貢献して参ります。

「千葉市ドローン宅配等分科会」に参加、実証実験を気象面からサポート

 当社は「東京圏国家戦略特別区域会議 千葉市ドローン宅配等分科会」に参加し、2019年のドローン宅配の事業化に向けて、実証実験におけるドローンの安全飛行と飛行可否判断を気象面からサポートします。また、事業化に必要な制度設計およびレギュレーション作成に必要な調査を行います。
<実施内容>
  —ドローンの自律・安定飛行を実現するドローン管制システムの構築
  —飛行高度ごとの風向、風速、温度、湿度、気圧の計測と地上でのモニタリング
  —幕張新都心における海風、ビル風等地形の影響を考慮した安全飛行調査
  —気象を加味した飛行ルートの選定

幕張新都心で開催されたドローン宅配のデモンストレーション飛行をサポート

 本日、「千葉市ドローン宅配等分科会」第一回分科会および、ドローン宅配のデモンストレーション飛行が行われました。当社はプロジェクトメンバーとして分科会に参加するとともに、デモンストレーション飛行の飛行可否判断を気象面からサポートしました。当初、他機関では風速10m/秒以上の強い風が予想されていましたが、当社は現地で観測を行い、ドローンの飛行を担当する株式会社自律制御システム研究所に対して飛行可否を判断するための気象情報を伝えることで、デモンストレーション飛行の実施を支援することができました。

現地で観測を行うウェザーニューズスタッフ
マンション屋上に物資を運ぶデモンストレーション
飛行の様子

 当社は従来より、大型旅客機やヘリコプターの安全運航をサポートする航空気象サービスを提供しております。また、全国約980万人のサポーターから日々寄せられる一日約13万通のリポート情報などをもとに、突発的なゲリラ雷雨や、南岸低気圧による都心部の雪など、局所的な気象現象の観測および予測に取り組んでいます。これらの知見やノウハウを活かして、国家戦略特区である千葉市の地元企業として2019年のドローン宅配の事業化へ貢献して参ります。
 今後、高速道路や鉄道など交通インフラの巡視・点検や、津波や火山噴火などの災害監視など、様々な分野でドローンの利活用が見込まれています。当社は現在、高速道路や鉄道などの交通・物流インフラに関わる市場など、44市場のお客様に気象リスクへの対応策情報サービスを提供しています。気象面からドローンの安全飛行と飛行可否判断を支援することで、当社サービスの高度化にも取り組んで参ります。