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ウェザーニューズ、2016年第五回桜開花予想を発表
九州〜関東の桜は今週後半に満開ラッシュ!
〜上野恩賜公園と名古屋城は4月1日、大阪城公園は2日から満開に〜
<対象地点>
全国のお花見名所700カ所、全国の主要都市
「さくらプロジェクト」の参加者が報告する9,843本の桜(※3月29日現在の登録数)
<予想内容>
開花日、五分咲き日、満開開始日、桜吹雪開始日
株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、3月24日(木)〜26日(土)に五回目の「全国つぼみ調査」を実施し、「第五回桜開花予想」を発表しました。九州〜関東の桜は今週続々と見頃を迎え、上野恩賜公園や名古屋城は4月1日、大阪城公園は2日から満開になる見込みです。今週は平年より暖かい日が続いて週後半に満開まで一気に進み、来週中頃まで満開の桜を楽しめそうです。ただ、今週末は前線の影響で天気が下り坂になるため、この土日は雨が止んでいる時間を狙ってのお花見となりそうです。また、今週末には北陸・東北南部まで開花前線が北上する見込みです。東北の開花は平年よりやや早め〜早めで、弘前公園の桜は4月18日頃に開花する予想です。本開花予想は、3日間実施された「全国つぼみ調査」の3,635通の報告、「さくらプロジェクト」の参加者から届く桜リポート、最新の気象予測などをもとに算出しています。最新情報は、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」や、スマホ向けwebサイト「ウェザーニュース」の『さくらCh.』からご覧いただけます。なお、「第六回桜開花予想」は、4月5日(火)に発表予定です。
最新の桜開花予想は こちらから |
全国のお花見名所700カ所の桜情報はこちらから | ||
インターネットサイト 『桜開花予想2016』 https://weathernews.jp/ip /info/sakura/2016/ |
スマホアプリ 「ウェザーニュースタッチ」 をダウンロード後、 『さくらCh.』にアクセス |
スマホ向けwebサイト 「ウェザーニュース」 『さくらCh.』 https://weathernews.jp/s /sakura/ |
インターネットサイト 「ウェザーニュース」 『さくらCh.』 https://weathernews.jp/ sakura/ |
2016年の桜開花予想
〜九州〜関東の桜は今週前半に続々と見頃に、後半は満開ラッシュの予想〜
先週後半は寒の戻りで開花が足踏みしましたが、今週の気温の上昇で開花前線が北陸や東北に進出します。気温は4月に入っても平年並〜高めと予想されるため、開花前線は速度を上げて北日本を一気に北上する予想です。北日本の開花時期は平年並〜早めで、北陸では3月末、東北南部では4月初め、東北北部では4月中旬、北海道では4月末頃に開花が始まる見込みです。
開花がスタートしている西・東日本の桜は、今週後半に満開まで一気に進み、来週中頃まで満開の桜を楽しめそうです。ただ、今週末は前線の影響で天気が下り坂になるため、この土日は雨が止んでいる時間を狙ってのお花見となりそうです。
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北日本 |
北陸・甲信北部 |
開花時期 |
平年並〜早め |
平年よりやや早め〜早め |
開花に影響する 時期の気温傾向 |
4月 平年並〜やや高め |
3月末〜4月初め 平年よりやや高め |
早咲き常連県の開花が今年は遅い、その理由は?
毎年開花が比較的早い鹿児島県や静岡県など太平洋側の一部地域で、今年は平年よりも開花が遅くなりました。理由の一つとしては、暖冬の影響による休眠打破の遅れが考えられます。休眠打破は一定の寒さで桜が休眠から目覚める現象で、条件として11月以降に最低気温2〜7℃の日が30日程度必要とされています。今年は太平洋側の海沿いほど秋・冬に気温が下がらず、最低気温5℃未満を目安に30日経過した日を算出した場合、昨年と比べて静岡県・高知県・宮崎県・鹿児島県では2週間〜1カ月程度休眠打破の時期が遅れたと推定されます。これにより、これらの地域の開花時期は昨年と比べて数日〜1週間程度遅くなりました。
~「全国つぼみ調査」による全国の桜の生長状況~全国3,635本の桜(うちソメイヨシノ2,827本)を対象とした「全国つぼみ調査」の結果、先週前半の暖かさでつぼみの生長も進み、北陸では「先がピンクに」以上の報告が半数以上となりました。東北でも「先がピンクに」以上の報告が2割近くなり、昨年よりもやや早く生長していることがわかったため、先週までの開花予想よりも早めました。
※「全国つぼみ調査」について
ウェザーニューズでは、全国の桜の生長状況を調べるため、3月24〜26日の期間、全国の一般の方と共に「全国つぼみ調査」を行いました。つぼみの生長を7段階(まだ小さく硬い、先が黄色に、先が緑に、半分以上が緑に、先がピンクに、花びらが見えた、花の軸が伸びきった)で写真と共に報告いただきました。全国各地のつぼみの生長状況を細かく把握することで、気温上昇の影響で開花が早まりそうな場合や、寒の戻りで開花が遅れそうな場合も開花予想日を迅速に修正し、より精度の高い開花予想を行うことが可能になります。今年は、毎週木〜土曜日に「全国つぼみ調査」を行い、全国のつぼみの生長を加味した最新の開花予想を翌週火曜日に発表します。
名所の桜開花予想
以下の表は、全国700カ所の名所から都道府県ごとに1カ所(北海道・東京・大阪は2カ所)をピックアップしたものです。全国の名所700カ所の開花予想は、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」やスマホ向けwebサイト「ウェザーニュース」の『さくらCh.』からご覧いただけます。
各エリアの桜開花予想
ウェザーニューズの桜開花日の定義
ウェザーニューズの開花予想
ウェザーニューズは、(1)「全国つぼみ調査」や桜リポート、(2)全国700カ所の桜の名所への独自取材をして得られた実況データ、(3)近年の統計データ、(4)最新の実況気温と予想気温をもとに予想しています。
(1)「全国つぼみ調査」や桜リポートの分析
ウェザーニューズでは、全国各地の一般の方(ウェザーリポーター)と“つぼみ”の段階から“葉桜”まで桜の生長を見守る「さくらプロジェクト」を2004年から実施しています。2015年の参加者は1.3万人にのぼり、当社には昨年までの12年間にのべ約16万人の参加者から寄せられた200万通以上の桜リポートが蓄積されています。毎週木〜土曜日に実施する「全国つぼみ調査」や、日々寄せられる桜リポートを分析し、桜開花予想に反映しています。
(2) 全国700カ所の桜の名所への取材データ
全国の名所700カ所に電話などで独自に取材を行い、桜のつぼみの生長状況や開花状況を調査しています。
(3) 近年の統計データを分析
桜の開花予想を算出する際、過去の統計は分析の基本データとなります。通常、桜の開花予想には過去30~50年程度の長期間のデータを使用しますが、昨今の平均気温の上昇傾向により、長期の統計データでは、正確な開花予想の算出が難しくなってきました。当社では気温が上昇傾向にある過去20年の統計データを基本データとして使用し、各地点の開花予想を算出しています。また、近年の急激な温暖化を考慮するために過去10年の統計データも参考にして分析を行っています。
(4) 最新の実況・予想気温
休眠打破に必要な秋から冬の寒さと、つぼみの生長を大きく左右する3月の気温を予測に反映しています。3月の気温が高く、春の訪れが早いほど桜のつぼみの生長は促進され、開花が早まる傾向にあります。一方、開花直前の時期に寒の戻りがあると、寒さが強まった日数だけ開花日が遅れることがあります。寒の戻りによる開花の遅れは、開花時期直前のつぼみ調査や週間予報等から予測に反映していきます。