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ゲリラ雷雨発生の30分前までに情報提供
スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」で “ゲリラ雷雨”を事前に伝える通知サービス開始
~ ゲリラ雷雨に遭遇するリスクをスマホでリアルタイムに更新する『ゲリラ雷雨Ch.』 ~
株式会社ウェザーニューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)は、昨年比3.5倍の増加が見込まれる“ゲリラ雷雨”に備えていただくため、スマートフォン向けアプリケーション「ウェザーニュースタッチ」(iOS、Android版)で、“ゲリラ雷雨”の発生を事前に通知するサービス『スマートアラーム(ゲリラ雷雨モード)』を開始しました。『スマートアラーム(ゲリラ雷雨モード)』は、“ゲリラ雷雨”の発生前に現在地に合わせてその危険性をお知らせするサービスで、昨年は全国で2799回発生した“ゲリラ雷雨”のうち90%以上の確率で事前に予測し、平均56分前までに情報を提供することに成功したゲリラ雷雨の発生を事前知ることができるピンポイント通知サービスです。また、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」で展開している『ゲリラ雷雨Ch.』では、“ゲリラ雷雨”に遭遇するリスクを色で判別した危険度マップや、全国各地の「ゲリラ雷雨防衛隊」(※1)から寄せられる現地の気象状況を一目で把握することができます。今年は「ゲリラ雷雨防衛隊」(※1)を10万人規模で展開し、事前捕捉率90%以上、遅くても発生30分前の事前通知を目指し、これまで以上に“ゲリラ雷雨”による被害を軽減できるよう努めていきます。
“ゲリラ雷雨”の危険性をいち早くお知らせする『スマートアラーム(ゲリラ雷雨モード)』
『スマートアラーム(ゲリラ雷雨モード)』は、“ゲリラ雷雨”発生の危険性がある場合、現在地に合わせてPUSH通知でお知らせする有料会員向けサービスです。“ゲリラ雷雨”は当日の朝、晴れているにも関わらず、大気が不安定になることで、局地的かつ突発的に大雨をもたらし、外出時に避難に間が合わず服が濡れてしまったり、家の目の前の道路が冠水してしまうなど、小さな被害から大きな被害まで、生活に様々な影響をもたらします。ウェザーニューズでは、“ゲリラ雷雨”発生の危険性をいち早く知らせ、被害軽減への対策へ繋げてもらうため、「ゲリラ雷雨防衛隊」(※1)及び“ゲリラ雷雨”を捕捉するために開発した独自の観測レーダー「WITHレーダー」や、全国に3000カ所設置している観測システム「ソラテナ」からの情報をもとに気象解析を行い、急な雷雲の発生・発達状況を把握し、『スマートアラーム(ゲリラ雷雨モード)』でお知らせします。通知エリアは現在地のほか、3地点まで登録することができ、自宅や通勤・通学先などのよく使用する場所や家族や、友人がいる場所を登録することで、注意喚起に利用することも可能です。
2012年の『ゲリラ雷雨通知サービス』実績(8月3日~9月30日)
32㎞メッシュ毎に“ゲリラ雷雨”発生の危険性をリアルタイムに公開する『ゲリラ雷雨Ch.』
スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」とインターネットサイト「ウェザーニュース」内の『ゲリラ雷雨Ch.』(無料)は、リアルタイムに“ゲリラ雷雨”の情報を公開しています。『ゲリラ雷雨Ch.』では、『ゲリラ雷雨防衛隊』から寄せられる雲の色や方角、距離感、雷の有無などの情報と体感や雲に関するコメント、雲の写真報告と、「WITHレーダー」から得られたデータをもとに、“ゲリラ雷雨”発生の危険性を予測し、32㎞メッシュのエリアごとにわかりやすくマッピング表示します。“ゲリラ雷雨”の危険度は3段階で表示され、“ゲリラ雷雨”の危険度が低い“見込みがない”エリアは緑色に、現段階では雲の発達状況がはっきりしていなく、注意が必要な“注意エリア”は黄色に、1時間~30分以内に“ゲリラ雷雨”発生の危険性が見込まれる“危険エリア”を赤色に色分けされます。“ゲリラ雷雨”が発生したエリアでは、「ゲリラ雷雨防衛隊」から寄せられた報告や被害リポートなどからその状況を把握することができます。また、『ゲリラ雷雨Ch.』では、「雨雲レーダー」や「10分天気報告」(※2)のデータも重ねて確認でき、雨の強さなどの詳細情報も併せて見ることができます。さらに、これらの『ゲリラ雷雨Ch.』の情報は、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」の他インターネットサイト「ウェザーニュース」でも見る事ができ、外出先ですぐに確認したい場合に役立ちます。
※1)ゲリラ雷雨防衛隊
『ゲリラ雷雨防衛隊』は、予測不可能と言われた“ゲリラ雷雨”を事前に全国の方と発見し、“ゲリラ雷雨”による被害の軽減に繋げることを目的に、携帯サイト「ウェザーニュース」及びスマートフォン向けアプリケーション「ウェザーニュースタッチ」で始動するコミュニティーです。『ゲリラ雷雨防衛隊』へ入隊した方は“隊員”と呼ばれ、事前に登録をした地点を重点的に“感測”する役割を担います。“感測”は、雲のある方角や雲頂の角度、雲の成長具合など、雲の様子や体感、写真をあわせて送信します。昨年は8万人以上の方が参加し、全国の隊員の“目”で感測した“現地の実況情報”及び“感覚情報”を解析することで、“ゲリラ雷雨”発生の危険性をいち早く把握し、事前にお知らせすることができました。“ゲリラ雷雨”を捕捉するために開発された『WITHレーダー』も駆使することで、これまで以上に早期に雨雲を発見し、“ゲリラ雷雨”による危険性をいち早く伝えることを目指します。
※2)10分天気報告
「10分天気報告」は、500万人が利用する降雨予測サービス「10分天気予報」で報告された情報を公開しています。報告は、利用者が現在地における天気の情報を選択肢(晴れの際には"影はっきり""影うっすら"、曇りは"影なし"、雨は"ポツポツ""パラパラ""サー""ザーザー""ゴォーー")の中から選び、ウェザーニューズに送信した情報です。「10分天気予報」の利用者は、情報を送信する事で1時間先までの10分ごとの天気を確認することができます。「10分天気予報」では、コンピューターによる予測だけでなく、目先1時間の予測に強みを持つ、人の目による観測情報を取り込むことで、高精度できめ細かい予測が可能となっています。
最新の気象レーダーと全国10万人の目で日本の空を監視し、
ゲリラ雷雨による被害を減らす
『ゲリラ雷雨防衛隊』の取り組み
当社では以下の様な方法で、『ゲリラ雷雨防衛隊』と“ゲリラ雷雨”の前兆から発生までを解析し、予測を行っています。
STEP1 “ゲリラ雷雨”発生の可能性があるエリアを前日に検討
STEP2 『ゲリラ雷雨防衛隊』へ『監視体制強化指令』を送信
STEP3 隊員による雨雲の監視、リポート報告
STEP4 『WITHレーダー』による雲の監視体制の強化
隊員から寄せられた情報をもとに、“ゲリラ雷雨”発生の危険性があるエリアを、“ゲリラ雷雨”を捕捉するために開発された小型気象レーダー『WITHレーダー』(設置型と移動型の2種類を場所によって使い分け)にて重点的に監視を行ないます。『WITHレーダー』は対流圏下層(上空2km以下)の現象を、6秒毎に半径50kmの範囲を超高頻度観測し、雨雲の“移動速度”、“移動方向”、“予想される雨の強さ”をいち早く押さえることができます。また、『ゲリラ雷雨防衛隊』は、自分の監視エリアの『WITHレーダー』のデータを見ることができます、実際の雨雲と照らし合わせる事ができる他、チャット機能を活かして、近くの隊員の方と情報を共有することができます。さらに、データに映っていない雨雲が報告された場合は、『ゲリラ雷雨防衛隊』本部で『WITHレーダー』の監視方角を変更し、監視体制を強化します。