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香川県民の自助・共助活動を支援し、気象災害の軽減を目指す県民参加型プロジェクト

ウェザーニューズと香川県と県民で取り組む “かがわ減災プロジェクト”が4月スタート

~インターネットと携帯サイトで、近所の冠水や河川氾濫など災害情報をみんなで共有~

株式会社ウェザーニューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)は、香川県(知事:浜田恵造氏)と共に、個人や地域のコミュニティーでの減災意識を高め、気象災害による被害を少しでも軽減するため、香川県民の自助・共助活動を支援する“かがわ減災プロジェクト”を4月1日(月)より開始します。“かがわ減災プロジェクト”は、県内で観測された雨や風などの気象情報や地震情報、それに伴って発生した近所の冠水や浸水、ライフラインの停止などの情報を県民から随時報告いただき、インターネットサイトと携帯サイトにリアルタイムに反映し、県民の減災活動や県の防災活動に役立てていく取り組みです。サイトでは、災害情報のほか、香川県の避難所や南海トラフ巨大地震の最大クラスの津波を想定した津波浸水想定も合わせて確認でき、災害の発生場所とどこに避難すれば良いのかを一目で把握することが可能です。津波浸水予測データをサイト上で公開するのは、今回の香川県が初めてになります。“減災プロジェクト”の取り組みは、千葉市、名古屋市、神奈川県、大阪府、習志野市、京都市に続き7件目になり、市民参加型の減災活動が広がっています。ウェザーニューズでは、県民自らが参加し、地域のきめ細かい情報を共有し合えるよう、香川県と県民と共に“かがわ減災プロジェクト”に取り組んでいきます。“かがわ減災プロジェクト”は、誰でも全て無料で利用、閲覧することができます。

“かがわ減災プロジェクト”の利用、閲覧はこちら

インターネットサイト
https://weathernews.jp/gensai_kagawa/

携帯サイト
https://wni.jp/?kagawa

香川県民と共に取り組む“かがわ減災プロジェクト”

“かがわ減災プロジェクト”インターネットサイトのイメージ図
画像をクリックすると拡大画像が見られます

“かがわ減災プロジェクト”は、大雨や突風などのあらゆる気象災害による被害状況の報告を随時募集しています。「街路樹が倒れるほどの風が吹いています」や、「自宅付近の道路が冠水しています」など、気象が原因で起きた現象であれば、インターネットサイトや携帯サイトの画面にある“減災カード”としてその内容を送ることができます。これらの情報は、貴重な被害データとして蓄積され、発生時の気象条件に基づいて“かがわ減災プロジェクト”のマップ内で公開します。より多くの県民が参加すれば参加するほど、今、どこで何が発生しているのか詳細な災害情報を確認することができるようになります。“減災カード”は、インターネット利用者、携帯電話利用者であれば誰でも無料で送信することが可能で、送られた“減災カード”は“過去のリポート閲覧”でいつでも確認することができます。

被害の状況や避難場所、津波浸水予測区域を一目で確認できる“マップオプション”

“かがわ減災プロジェクト”インターネットサイトのイメージ図
画像をクリックすると拡大画像が見られます

“かがわ減災プロジェクト”のマップでは、被害の内容を表示したアイコンで、どのような被害報告がどの場所から送られてきたかを一目で把握することができます。そのほか、香川県の避難所もマップ上に反映でき、自宅以外で災害に遭遇しても、すぐに一番近い避難所を確認することができます。また“かがわ減災プロジェクト”のマップでは、南海トラフ巨大地震が発生した場合の最大クラスの津波を想定した浸水区域やその水深を確認することができます。津波は川を遡上するなど、海の方向に限らず思いがけない方向から迫ることがあります。海岸から離れ、高い場所への避難を考える時には、浸水が想定されるエリアや水深を知っておくことで、より安全なルートや場所を選択することができます。いざという時に慌てないよう、自宅・学校・会社などの普段の生活の場と避難所について把握しておくと安心です。

「ウェザーリポート」の災害情報も掲載

ウェザーニューズでは、毎日自宅から見える空の様子や体感などを、コメントや写真・動画と合わせて報告し、全国の人と共有する「ウェザーリポート」という参加型のコミュニティーを2005年より展開しています。これまで、「ウェザーリポート」として香川県の利用者からたくさんの報告をいただいており、2011年9月に台風12号が日本に上陸した際は、「川が増水して所々崩れたりしていて心配です」や「満潮時刻まで2時間弱ですが、海面が岸壁スレスレまで満ちてきました。」など、地元の人ならではの目線での情報が寄せられました。“かがわ減災プロジェクト”では、香川県から寄せられた「ウェザーリポート」の過去3年分を「減災リポート」として掲載しています。また、「過去のリポート閲覧」では、その日がどのような気象状況だったのかを画面左下の解説ボタンから振り返ることも可能です。規模が大きい災害から、自宅周辺で起こった小さな災害まで、利用者は自由にリポートを送り、近所の方と情報を共有する事が可能です。

自分の地域専用の減災情報が入手できる“かがわ減災メール”

“かがわ減災メール”イメージ図

“かがわ減災メール”は、過去にあった被害と同じ被害を出さないために、過去に災害が起きた時と同じような気象条件になった場合、またはその可能性がある場合に、予め登録されたメールアドレス(携帯メール、PCメール両方可)へ“かがわ減災メール”を送信するプッシュ通知サービスです。登録は、過去の気象災害の発生状況を加味して分類したエリア9カ所から選択して登録する事ができます。外出先で自宅周辺の様子がわからない時や、家族にすぐに注意喚起を行いたいときなど、“かがわ減災メール”を利用する事で、早急に対応する事ができます。

“かがわ減災メール”の登録エリア区分
高松エリア 高松市
東讃エリア(沿岸) 東かがわ市・さぬき市
東讃エリア(内陸) 三木町
中讃エリア(沿岸) 坂出市、丸亀市(島を除く)、宇多津町、多度津町(島を除く)
中讃エリア(内陸) 善通寺市、まんのう町、綾川町、琴平町
西讃エリア 三豊市(島を除く)、観音寺市(島を除く)
小豆・高松島エリア 小豆島町、土庄町、直島町
中讃西讃島エリア 丸亀市(島部)、多度津町(島部)
西部島エリア 観音寺市(島部)

ウェザーニューズでは、市民一人ひとりの減災意識を高め、自らが主体的に情報を収得し、減災活動に役立てる『自助』及び、地域やコミュニティー内で行われる『共助』の活動の輪を今後も広げていきます。