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ウェザーニューズ、ロシア・モスクワに現地法人を開設

〜北極海航路支援サービスの強化と新規市場開発を推進〜

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 株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、ロシア・モスクワに現地法人WEATHERNEWS RUS LLC.を開設したことを発表しました。当社はこれまで北極海航路の安全・経済運航支援や、北極域の天然ガス開発のサポートを行って参りました。これらの市場のお客様を支援する上で、ロシアを重要な拠点と位置付けており、このたび現地法人設立の運びとなりました。今秋には、北極海の海氷を観測する超小型独自衛星「WNISAT-1R」の打ち上げを予定しており、北極域における精度の高い予測情報の提供および、サービスの高度化に取り組みます。また、今後は海運市場のみならず航空市場など、新たな市場へのサービス展開も進めて参ります。

◆北極海航路への支援と新規市場開発に向けてロシアに現地法人を設立
 〜オープニングセレモニーを開催、約50名が参加〜

上月特命全権大使と草開代表取締役社長
上月特命全権大使と草開代表取締役社長

 2016年7月6日(水)、モスクワにて現地法人WEATHERNEWS RUS LLC.設立を記念したオープニングセレモニーを開催し、約50名の関係者にご参加いただきました。 セレモニーの冒頭スピーチにおいて、ウェザーニューズ代表取締役社長の草開は次のように述べました。

 「弊社はこれまでに北極海航路を航行する船の安全・経済運航のために『Polar Routeing Service』を開発し、過去5年間で33航海を支援して参りました。しかしながら、お客様からは「もっとリアルタイムに、精度の高い予測を」という要望が絶えません。そこで、ここモスクワに拠点を開設し、さらに今年の秋に北極海の海氷を観測する独自衛星を打ち上げることで、より高精度な海氷の予測情報の提供に努めて参ります。弊社はまず“How much”から入るのではなく、“How wonderful”から考えよう!という取り組み方を大事にする会社です。衛星のみにとどまらず、ここロシアでこれからどんな“How wonderful”が生まれてくるのか、本当に楽しみにしています。」
 ご参加いただいた在ロシア日本国大使館 上月特命全権大使からは次のような祝辞を頂戴しました。「北極海航路に目を向けると、同航路はロシアと日本とを結びつけ、大いなる可能性を有しております。ウェザーニューズ社はこれまでにもロシアでの天然ガス開発プロジェクトのモジュール運搬船へ安全運航支援サービスを提供していますが、同航路の通航船舶の海難防止という観点から非常に有益であります。同社の活動は日露経済関係の更なる強化に貢献されることでしょう。」

セレモニー参加者との記念撮影
セレモニー参加者との記念撮影

 今後は海運市場のみならず日本およびアジアで既に提供している航空気象サービスや、その他新たな市場へのサービス展開にも取り組みます。当社は気象サービスを通じて、ロシアにおける気象リスク軽減に貢献して参ります。

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