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株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、落雷による被害を減らすため、雷情報のクラウドセンシングネットワーク構築へ向けて「雷センサーTOKYO」を立ち上げました。本取り組みは、ウェザーニューズが試作した雷センサーを、人口の集中する東京都とその周辺エリアの会員100名に無償配布し、より細かい雷データの収集を試みるものです。本取り組みに賛同し、センサーの設置や観測テストにご協力いただけるモニターを募集中です。応募〆切は11月13日(日)24時を予定しています。雷センサーの観測データはウェザーニューズにて分析し、より精度の高い雷センサーの開発に活用されるほか、今後の雷情報に役立てられます。また、この観測データはウェブサイトにてリアルタイムでの公開を予定しています。
「雷センサーTOKYO」の説明や応募要項はこちら
▼ウェザ—ニュース「雷センサーTOKYO」応募サイト
https://weathernews.jp/s/thunder/sensor_tokyo/entry
◆雷情報のクラウドセンシングネットワーク構築へ
〜100名のモニターと東京の雷を観測する「雷センサーTOKYO」開始〜
ウェザーニューズは、雷情報のクラウドセンシングネットワーク構築に向けて「雷センサーTOKYO」を立ち上げました。本取り組みは、ウェザーニューズが試作した雷センサーを、人口の集中する東京都とその周辺エリアの会員100名に無償配布し、より細かい雷データの収集を試みるものです。 東京の過去30年の雷日数(出典:気象庁)を見てみると、1986〜1995年の合計は139日、1996〜2005年は124日、2006〜2015年は176日でした。直近10年間の雷日数はそれ以前の10年間と比較して1.4倍に増加しており、また毎年のように落雷事故も発生しています。今回の雷センサーは現時点ではまだ試作機ですが、落雷による被害を最小限にすべく、本取り組みを通じて高度化をはかることで、将来的には雷が手軽に観測できるようになることを目指しています。
◆センサー1台で雷との“距離”が、3台で“位置”がわかる
1台の雷センサーでは、センサーと雷との“距離”がわかります。時系列で見ることにより、雷が近づいているか、遠ざかっているかを知ることができます。雷センサーが3台あれば、雷の“位置”がわかるようになります。位置がわかれば、落雷の危険性を広く共有でき、落雷による被害を減らすことにつながります。 今回の雷センサーは1台で40km以内の雷を捉えられる仕様です。3台で観測して位置を特定する場合、数kmの誤差が出るため、東京都を中心に(その周辺エリアも含め)、約10km間隔で雷センサーを設置する予定です。 この雷センサーは、雷を自動検知し、ウェザーニューズに観測データを自動転送します。送られた観測データはウェザーニューズにて分析し、より精度の高い雷センサーの開発に役立てられます。また、この観測データはウェブサイトにてリアルタイムでの公開を予定しています。
◆雷センサー設置協力者募集中、応募〆切は11月13日
本取り組みに賛同して、センサーを屋内に設置し常時観測テストにご協力いただけるモニターを募集中です。応募〆切は11月13日(日)24時を予定しています。
◆募集要項
応募方法 | 応募サイトから必要情報を入力/応募〆切は11月13日 |
応募サイト | |
応募条件 | ① 東京都(最優先) ② その周辺(関東南部を優先) にお住まいのウェザーニュース会員(有料)が対象 |
設置条件 | ① Wi-Fi環境が整っている(雷センサーの観測データはWi-Fiで自動送信されます) ② スマホユーザー(設置の登録にスマホが必要です) ③ 雷センサーの電源(A/Cアダプター)を常に取れる ④ Google+(グーグルプラス)のコミュニティに参加が可能(雷センサーをつける仲間とコミュニケーションをとりながら取り組んでいきます) |
結果連絡 | 応募理由や設置条件などを考慮して選考を行い、選ばれた方には11月末までにウェザーニューズから個別にメールでご連絡させていただきます。その後、順次雷センサーを配送する予定です。 |