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ウェザーニューズ、海運会社のEU MRV対応をトータルでサポートする『Emission Status Monitoring Service』提供開始
〜2018年、EU域に寄港する船舶のCO2排出量のモニタリング/報告/認証を義務づけるEU MRV施行〜
航海気象 > 株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、海運業界の燃費報告制度に関する欧州規制、EU MRV [Monitoring, Reporting and Verification]の2018年1月1日施行に伴い、海運会社のEU MRV対応をトータルでサポートする新サービス『Emission Status Monitoring Service』を全世界の海運会社を対象に提供開始することを発表しました。第一フェーズとして、2017年8月31日が提出期限となっているMonitoring Plan(モニタリング計画書)の立案を支援する『Monitoring Plan Support』の申し込みを2017年4月12日より受け付けます。
当社は約半世紀にわたって海運業界をサポートする中で開発したサービスインフラやデータベースをフル活用し、EU MRV対応にかかる海運会社の業務負担の軽減と、迅速かつ確実なEU MRV対応を支援してまいります。
※Emission Status Monitoring ServiceはEU MRV認証サービスではありません。船会社のEU MRV対応の支援サービスです。EU MRV認証プロセスにおいては別途認証機関との契約が必要となります。
『Emission Status Monitoring Service』 専用サイト | 『Emission Status Monitoring Service』 お問い合わせ |
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◆海運会社のEU MRV対応をサポート、『Emission Status Monitoring Service』提供開始
これまで海運業界が担ってきた「荷物を安全(Safety)かつ経済的(Economy)に運ぶ」という役割に加えて、EU MRV施行によって海運業界の「環境性(Ecology)」への取り組みが求められています。当社は海運業界の「環境性(Ecology)」という新たなミッションへの挑戦を支援するため、EU MRV対応をトータルでサポートする『Emission Status Monitoring Service』の提供を開始します。第一フェーズとして2017年8月31日が提出期限となっているMonitoring Plan(モニタリング計画書)の立案を支援する『Monitoring Plan Support』の申し込みを2017年4月12日から受け付けます。以降、EU MRVの施行フェーズに合わせて順次サポートを行います。
2019年以降、EUのみならずIMO(国際海事機関)による世界的な船舶の燃費報告制度が始まるとされており、『Emission Status Monitoring Service』は世界基準の規制にも対応をしていく予定です。
当社は前身のオーシャンルーツ社の時代から約半世紀にわたり、安全で経済的な船舶の運航を支援してまいりました。今回リリースした新サービス『Emission Status Monitoring Service』に加えて、実際に燃節航海の実現を支援する『Optimum Ship Routeing Service』や、本船パフォーマンスを把握・管理する『Performance Status Monitoring Service』を通じて、「環境性(Ecology)」という新たなステージに向かう海運業界をフルサポートいたします。
- Emission Status Monitoring Serviceについて
https://esm.wni.com/promotion/ - ウェザーニューズの航海気象サービスについて
/your-industry/shipping/ - ウェザーニューズの起源について
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※欧州委員会HPより(https://ec.europa.eu/clima/policies/transport/shipping_en)
◆EU MRV施行フェーズ
2017年8月31日 | Monitoring Plan (モニタリング計画書)の作成。認証機関により認証。 |
2018年1月1日 | EU MRVモニタリング開始。EU域の港に寄港する5,000トン超の船舶に対して、一航海ごとにCO2排出量、航海距離、輸送貨物のモニタリングを開始。 |
2019年4月30日 | モニタリング結果をもとに Emissions Report(排出量報告書)を作成、認証機関に提出。Emissions Reportの認証後、DoC [Document of Compliance](適合証書)が発行され、認証済みのEmissions ReportとDoCをEUおよび旗国政府へ提出する。 |
2019年6月30日 (毎年6月30日更新) | DoCを船内に据え置き、以降のEU域内の港での検査時に提示。 |