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全国約8万7千人のユーザーから寄せられた声で、台風被害の実態把握へ
台風19号による約28万件の被害報告データを公開
〜冠水/停電/暴風被害に関する報告と当日の気象データをウェブサイトにて提供開始〜
モバイル/インターネット > このたびの台風により被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げるとともに、一日も早い復旧をお祈り申し上げます。また、本調査にご協力いただいた皆様に感謝いたします。
株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、2019年台風19号の際にアプリ「ウェザーニュース」やウェブサイトを通じて行なった調査で、全国約8万7千人のユーザーから寄せられた冠水・停電・暴風被害に関する約28万件の報告と当日の気象データを、二次利用可能なフォーマットで公開しました。今後の被害軽減のため、災害研究等の学術利用や防災機関の活動など幅広く活用いただければ幸いです。
なお、ウェザーニュースでは、皆さまから届いた被害報告の分析結果を、ウェブサイトにて公開しています。これらの分析結果は、停電リスク予測など、今後の台風の被害リスク予測の精度向上へ繋げてまいります。
▼データのダウンロードはこちらから
台風19号被害報告・気象データ公開サイト
https://weathernews.jp/s/gensai/data_typh1919.html
▼「2019年台風特設サイト」はこちら
アプリ「ウェザーニュース」をダウンロード後、「メニュー」よりアクセス
または
ウェザーニュースウェブサイト「2019年台風19号特設サイト」
https://weathernews.jp/s/news/typh1919/
◆台風19号による被害報告約28万件と気象データを公開
台風19号は、過去最強クラスの勢力で2019年10月12日(土)19時前に静岡県の伊豆半島へ上陸、関東地方と福島県を縦断後、福島県沖に抜け、13日(日)12時に日本の東の海上で温帯低気圧に変わりました。台風の接近・通過に伴う記録的な大雨により各地で河川の氾濫や決壊が相次ぎ、大規模な浸水など大きな被害が発生しました。また、暴風による停電や倒木、家屋破損の被害を受けた地域もありました。
ウェザーニューズでは、アプリ「ウェザーニュース」やウェブサイトを通じて台風19号に関する被害調査を行い、全国約8万7千人の方から冠水・停電・暴風被害に関する約28万件もの報告をいただきました。今回、この調査データ及び当日の気象データの、ウェブサイト上での公開を開始しました。データはどなたでも自由にダウンロードできます。本災害の研究、各機関の防災・減災活動、ならびに自助・共助活動にお役立てください。
▼台風19号被害報告・気象データ公開サイト
https://weathernews.jp/s/gensai/data_typh1919.html
なお、ウェザーニュースでは、寄せられた被害報告の独自の分析結果をウェブサイトにて公開しています。これらの分析結果は、停電リスク予測など、今後の台風の被害リスク予測の精度向上へ繋げてまいります。
▼台風19号による浸水/冠水・暴風被害・停電 35万件のビッグデータ分析
https://weathernews.jp/s/topics/201910/150085/
▼河川決壊多発の台風19号 多摩川は総降水量約5.8億トンで氾濫か
https://weathernews.jp/s/topics/201910/210105/
▼台風19号の被害状況を徹底分析 風速30m/s前後で暴風被害や停電が急増
https://weathernews.jp/s/topics/201911/050115/
◆調査概要
<調査期間>
2019年10月12日6時~13日18時
<調査人数>
全国合計:87,445人
回答数:279,713件
<調査方法>
当社で展開するウェブサイト及びスマートフォンアプリ「ウェザーニュース」の利用者を対象に調査を実施
<質問回答項目>
1. 冠水
質問:「周辺の冠水状況は?」
回答:冠水なし/足首以上/ひざ以上/腰以上
2. 停電
質問:「現在、停電していますか?」
回答:停電していない/停電した(1時間未満)/停電した(1時間以上)/停電した(6時間以上)
3. 暴風被害
質問:「周辺の暴風被害は?」
被害なし/家屋破損/倒木/大きなものが飛んだ