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2020年の桜開花はいつ?ウェザーニューズ、「第一回桜開花予想」を発表

【第一回桜開花予想】桜開花トップは東京で3/21!全国的に例年並も、九州南部は暖冬で開花に遅れ

3月下旬~末に西・東日本で続々開花!関東南部は3月末、京都は4月上旬に満開へ

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 株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、桜の季節に向けて「第一回桜開花予想」を発表しました。今年のソメイヨシノの開花は、暖冬の影響でつぼみの休眠打破が遅れている九州南部を除き、ほぼ全国的に例年(過去5年平均)並、2019年と同時期になる予想です。321日に東京から開花がスタートし、22日に横浜、名古屋、福岡と続きます。3月末までには西・東日本の広範囲で開花し、4月上旬に北陸や長野、東北南部でも咲き始めます。北海道へは4月下旬に桜前線が上陸し、全国で最も開花が遅い釧路方面では5月上旬に開花を迎える予想です。
 関東南部では3月末に満開を迎え、西・東日本の広範囲で4月上旬には満開の桜を楽しめそうです。全国のお花見名所700か所の最新見解は、2月中旬以降、スマホアプリ「ウェザーニュース」やウェザーニュースウェブサイト『さくらCh.』からご覧いただけます。お花見の計画に、ぜひご活用ください。

本プレスリリースにおける開花時期の“例年”とは、20152019年の過去5年の平均で算出しています。

第一回桜開花予想の一般向けサイト
ウェザーニュースウェブサイト「第一回桜開花予想」
https://weathernews.jp/s/topics/202001/140195/

2020年「第一回桜開花予想」
321日に東京から開花スタート!ほぼ全国的に例年並の開花予想>

各都市の桜開花予想
名所の桜開花予想

 2020年のソメイヨシノの開花は、暖冬の影響でつぼみの休眠打破が遅れている九州南部を除き、ほぼ全国的に例年並、2019年と同時期となる予想です。
 西・東日本では、今後一時的に気温の低い日があるものの、2月・3月の気温は平年並からやや高くなる予想で、桜のつぼみは順調に生長します。特に、3月後半からは晴れる日が多く、日差しの暖かさがつぼみの生長を後押しします。321日に東京から開花がスタートし、22日に横浜、名古屋、福岡と続きます。3月末までに西・東日本の広範囲で開花し、北陸や長野でも4月上旬までに例年並の開花を迎える予想です。
 北日本では、3月前半まで低気圧や寒気の影響を受けやすく、寒い日が多くなりますが、3月後半からは天気が周期変化するようになり、日本海側でも晴れる日が増えてきます。3月・4月の気温は平年並から高くなる予想で、つぼみの生長が進みます。4月上旬に東北南部から開花を迎え、4月下旬には桜前線が北海道に上陸します。仙台は44日、札幌では424日に開花すると予想しています。

 

西日本

東日本

北日本

開花時期

例年並〜やや遅い(九州南部)

例年並

例年並

開花に影響する時期の

気温傾向

2月・3月:平年並〜やや高い
九州はやや高い〜高い

2月・3月:平年並〜やや高い
関東はやや高い〜高い

2月・3月:平年並〜やや高い
4月・5月:やや高い〜高い

<暖冬の影響は?九州南部では休眠打破に遅れの可能性>

※クリックすると拡大します

 桜の花芽(生長すると花になる芽)は気温の高い夏から秋にかけて作られ、冬になると休眠して一旦生長が止まります。その後、真冬の厳しい寒さに一定期間さらされると、花芽が休眠から目覚め(休眠打破)、開花に向けて再び生長を始めます。桜の開花には、春の暖かさだけでなく、冬の寒さも必要です。
 今冬は日本列島への寒気の南下が弱く、全国的に暖冬傾向となっています。この影響で、1月までの気温が平年よりもやや暖かくなった九州南部では休眠打破が遅れている可能性があります。今後も高温傾向が続くため、九州南部では例年よりもやや遅く開花を迎えそうです。
 九州南部を除く西日本や東日本、北日本でも平年より暖かい日がありましたが、度々訪れた寒気の影響で休眠打破は問題なく行われているとみています。今後も高温傾向なものの、断続的に流れ込む寒気によって休眠打破が進む予想です。

名所の開花予想日

エリア

都道
府県

スポット名

開花
予想日

満開
予想日

昨年の
開花日

例年の
開花日

北海道

北海道

五稜郭公園

4/23

4/27

4/24

4/24

二十間道路桜並木
(エゾヤマザクラ)

4/30

5/3

4/30

4/30

東 北

青森

弘前公園

4/19

4/25

4/19

4/18

秋田

桧木内川堤のソメイヨシノ

4/24

4/27

4/23

4/21

岩手

北上展勝地

4/16

4/24

4/18

4/14

宮城

白石川堤一目千本桜

4/4

4/10

4/4

4/3

山形

霞城公園

4/10

4/14

4/11

4/9

福島

開成山公園

4/7

4/12

4/7

4/6

関 東

茨城

平和通り

3/28

4/5

3/26

3/29

栃木

八幡山公園

3/29

4/3

3/29

3/30

群馬

前橋公園

3/27

4/3

3/28

3/27

埼玉

幸手権現堂桜堤(県営権現堂公園)

3/25

4/2

3/26

3/25

東京

上野恩賜公園

3/22

3/29

3/22

3/21

千葉

千葉公園

3/24

3/31

3/23

3/24

神奈川

三溪園

3/23

3/30

3/23

3/23

中 部

新潟

新潟県立鳥屋野潟公園

4/4

4/9

4/7

4/4

富山

松川公園

3/29

4/2

3/25

3/29

石川

特別名勝兼六園

4/1

4/6

4/2

4/2

福井

足羽山公園

3/31

4/4

3/29

3/31

長野

高遠城址公園
(タカトオコヒガンザクラ)

4/6

4/17

4/6

4/5

甲府

大法師公園

3/27

4/2

3/27

3/27

静岡

駿府城公園

3/25

4/3

3/26

3/24

愛知

鶴舞公園

3/25

4/1

3/22

3/24

岐阜

新境川堤

3/26

4/2

3/25

3/25

三重

津偕楽公園

3/29

4/3

3/28

3/29

近畿

滋賀

彦根城

3/31

4/6

3/31

3/30

京都

嵐山

3/30

4/5

3/29

3/29

大阪

大阪城公園

3/26

4/2

3/27

3/25

兵庫

姫路城

3/28

4/4

3/29

3/27

奈良

郡山城跡

3/28

4/4

3/28

3/27

和歌山

和歌山城

3/26

4/2

3/25

3/25

中国

岡山

岡山後楽園

3/26

4/2

3/26

3/26

広島

平和記念公園

3/26

4/2

3/24

3/25

島根

松江城山公園

3/29

4/4

3/27

3/28

鳥取

打吹公園

3/29

4/3

3/26

3/28

山口

香山公園

3/26

4/2

3/25

3/26

四国

香川

特別名勝栗林公園

3/26

4/2

3/26

3/26

徳島

眉山公園

3/30

4/4

3/28

3/28

愛媛

松山城山公園

3/26

4/1

3/25

3/26

高知

高知公園

3/24

4/1

3/22

3/22

九州

福岡

舞鶴公園

3/21

3/31

3/19

3/20

大分

平和市民公園

3/28

4/6

3/25

3/26

長崎

立山公園

3/25

3/31

3/21

3/23

佐賀

神野公園

3/26

4/2

3/25

3/24

熊本

熊本城

3/24

3/31

3/23

3/22

宮崎

西都原古墳群

3/27

4/4

3/25

3/24

鹿児島

甲突川河畔

3/30

4/4

3/29

3/27

本プレスリリースにおける例年の開花日は、20152019年の過去5年の平均で算出しています。
上記の表は、全国700か所の名所から都道府県ごとに1か所(北海道は2か所)をピックアップ。
 全国の名所700か所の開花予想は、2月中旬以降、スマホアプリ「ウェザーニュース」やウェザーニュースウェブサイト『さくらCh.』(https://weathernews.jp/s/sakura/)で公開します。

各都市の開花予想日 ソメイヨシノ標本木(※はエゾヤマザクラ)

エリア

都市

今年の開花予想日

昨年の開花日

北海道

札幌

4/24

4/24

稚内(※)

5/8

5/7

旭川(※)

4/30

5/1

網走(※)

5/4

5/5

釧路(※)

5/10

5/9

帯広(※)

4/28

4/28

室蘭

4/29

4/29

函館

4/23

4/24

東北

青森

4/18

4/18

秋田

4/16

4/16

盛岡

4/16

4/18

仙台

4/4

4/5

山形

4/10

4/12

福島

4/3

4/5

関東

水戸

3/27

3/27

宇都宮

3/28

3/28

前橋

3/26

3/27

熊谷

3/25

3/25

東京

3/21

3/21

銚子

3/27

3/25

横浜

3/22

3/21

中部

新潟

4/4

4/5

富山

3/30

3/28

金沢

3/31

4/1

福井

3/30

3/28

長野

4/8

4/13

甲府

3/25

3/27

静岡

3/26

3/28

名古屋

3/22

3/22

岐阜

3/23

3/22

3/29

3/28

近畿

彦根

4/1

4/4

京都

3/27

3/27

大阪

3/26

3/27

神戸

3/28

3/27

奈良

3/28

3/29

和歌山

3/25

3/25

中国

岡山

3/27

3/27

広島

3/23

3/22

松江

3/28

3/26

鳥取

3/27

3/26

下関

3/26

3/25

四国

高松

3/26

3/26

徳島

3/30

3/28

松山

3/24

3/22

高知

3/24

3/22

九州

福岡

3/22

3/21

大分

3/29

3/24

長崎

3/24

3/20

佐賀

3/25

3/23

熊本

3/25

3/26

宮崎

3/26

3/22

鹿児島

3/28

3/25

各エリアの桜開花予想

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桜前線は4月下旬に上陸!五稜郭公園はGWに満開へ

 北海道は、2月までは低気圧や寒気の影響で曇りや雪の日が多く、つぼみの生長はゆっくりとしたペースになりそうです。3月以降は段々と天気が周期変化するようになり、日本海側でも晴れる日が増えてきます。2月・3月の気温は平年並、4月・5月の気温はやや高い〜高くなる予想で、つぼみの生長は徐々にスピードアップします。このため、桜の開花は例年並となる所が多く、昨年とほぼ同時期となる予想です。
 桜前線は4月下旬に道南へと到達し、5月上旬にかけて道北や道東へ北上していきます。五稜郭公園(函館市)は4月23日に咲き始め、GWは期間を通して満開の桜を楽しめそうです。全国で最も開花が遅い釧路方面でも5月上旬に咲き始め、中旬にかけて満開を迎える予想です。

 

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東北南部は4月上旬に開花!弘前公園はGW序盤のお花見がおすすめ

 東北は、2月までは低気圧や寒気の影響で曇りや雨、雪の日が多く、つぼみの生長はゆっくりとしたペースになりそうです。3月以降は段々と天気が周期変化するようになり、日本海側でも晴れる日が増えてきます。気温は平年並の予想で、つぼみの生長は順調に進みます。開花直前の4月初めは気温が平年よりやや高くなる見込みで、つぼみの生長が加速します。このため、桜の開花は例年並となる所が多く、昨年とほぼ同時期となる予想です。
 4月3日開花予想の福島から開花が始まり、4日には仙台が続きます。その後も暖かい日と寒い日が周期的に訪れ、4月中旬にかけて開花エリアが広がっていきます。東北南部では4月中旬、北部では4月下旬に満開の桜を楽しめそうです。弘前公園(青森県)は4月19日に開花し、GW前に満開を迎える見込みのため、GWは早めのお花見が良さそうです。

 

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東京が開花一番乗り!南部のお花見は3月末から

 関東では、3月までの気温は平年よりやや高い〜高くなるものの、度々低気圧や寒気の影響を受け、つぼみの生長はゆっくりとしたペースになりそうです。3月以降は段々と天気が周期変化するようになり、晴れて暖かい日が増えてきます。特に開花直前の3月後半からは晴れる日が多く、日差しの暖かさがつぼみの生長を後押しします。このため、桜の開花は例年並となる所が多く、昨年とほぼ同時期となる予想です。
 3月21日に全国に先駆けて東京(靖国神社)が開花し、3月末にかけて桜前線が関東北部へ北上していきます。関東南部では3月末に満開を迎える見込みで、北部では4月初めに、満開の桜の中で入学式を迎えることができそうです。

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名古屋から開花スタート!東海のお花見は4月初めから

 中部では、3月までの気温が平年並〜やや高くなるものの、2月までは日本海側を中心に低気圧や寒気の影響を受け、つぼみの生長はゆっくりとしたペースになりそうです。3月になると、東海など太平洋側は高気圧に覆われ、晴れて暖かい日が増えてきます。北陸などの日本海側でも平年よりも日差しの届く日が増え、つぼみの生長が進みます。開花直前の3月後半の気温は平年よりやや高いものの、昨年より低くなる予想で、桜の開花時期は例年並となる所が多く、昨年と比べると同時期かやや遅くなる予想です。昨年、開花直前の寒の戻りによって開花が遅れた長野では、昨年よりも早い開花となる見込みです。
 3月22日開花予想の名古屋を皮切りに開花が始まり、4月上旬にかけて、太平洋側から日本海側や標高の高いエリアへと開花が進んでいきます。東海は4月初めから満開の桜を楽しめ、4月中旬にかけて北陸や長野でも段々と満開を迎える見込みです。

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和歌山から開花スタート!4月上旬に京都市内も満開に

 近畿は、3月前半まで低気圧や寒気の影響で気温の低い日もありますが、3月後半からは晴れて暖かい日が増え、つぼみの生長が進みます。このため、桜の開花時期は例年並となる所が多く、昨年とほぼ同時期となる予想です。
 3月25日開花予想の和歌山を皮切りに開花が始まり、26日に大阪、27日に京都と続きます。開花は順調に進み、3月末までに開花を迎える所が多い予想です。4月初めから各地で満開を迎え、嵐山(京都府)では4月5日に満開となり、入学式や始業式をお祝いしてくれそうです。

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広島から開花スタート!4月上旬には各地で満開に

 中国・四国は、3月前半まで低気圧や寒気の影響で気温の低い日もありますが、3月後半からは晴れて暖かい日が増え、つぼみの生長が進みます。このため、桜の開花時期は例年並となる所が多く、昨年とほぼ同時期になる予想です。
 3月23日開花予想の広島から開花が始まり、24日に高知、松山と続きます。開花は順調に進み、3月末までに開花を迎える所が多い予想です。4月上旬には各地で満開の桜を楽しめそうです。

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福岡から開花スタート!南部は暖冬の影響で開花に遅れ

 九州は、3月前半まで低気圧や寒気の影響で気温の低い日もありますが、3月後半からは晴れて暖かい日が増え、つぼみの生長が進みます。開花直前の気温は平年よりやや高いものの、昨年よりも低くなります。このため、九州北部の開花時期は例年並となる所が多く、昨年と比べると同時期かやや遅くなる予想です。九州南部では、開花直前の気温傾向に加え、暖冬でつぼみの休眠打破が遅れている影響で、例年・昨年よりもやや遅い開花となる予想です。
 九州の開花一番乗りは3月22日開花予想の福岡で、3月末までに各地で開花を迎えます。開花の早かった所から順に、3月末〜4月上旬に満開を迎え、お花見を楽しめそうです。

参考:ウェザーニューズの桜開花予想の定義

<各都市の桜開花予想>
気象庁の観測基準と同じです。
開花日:標本木で56輪以上の花が咲いた状態となった最初の日
満開日:標本木で約80%以上のつぼみが開いた状態となった最初の日

<名所の桜開花予想>
独自の取材により、施設管理者などの判断を基準としています。
開花日:木に“1輪以上”の花が初めて咲いた日、または、施設内の桜の木(複数)の開花(1輪)がピークを迎える日
満開日:木の約80%以上のつぼみが開いた状態となった最初の日、または、施設内の桜の木(複数)の満開がピークを迎える日

<例年の開花日>
例年の開花日は、20152019年の過去5年の平均で算出しています。近年の桜の開花日が早まる傾向を反映したためです。なお、例年の開花日と予想開花日の差が、±2日の場合は「例年並」、±34日は「やや早い」・「やや遅い」、±5日以上は「早い」・「遅い」と表記しています。

参考:ウェザーニューズの桜開花予想の手法

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 ウェザーニューズでは、これまでに「さくらプロジェクト」に寄せられた200万通以上の桜のリポートおよび桜の名所への独自取材をして得られた実況データを統計的に分析し、実況気温・予想気温のデータをもとに開花日を予測しています。
 「第二回桜開花予想」は、213日(木)に発表を予定しています。なお、「つぼみ調査」の結果を取り入れて予測する「第三回桜開花予想」は2月下旬に発表予定です。



1) 桜リポートの分析

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ウェザーニューズでは、全国各地の一般の方(ウェザーリポーター)と“つぼみ”の段階から桜の生長を見守り、“開花”“満開”“桜吹雪”“葉桜”の過程を共に観察する取り組み「さくらプロジェクト」を2004年以降、毎年実施しています。2019年の参加者は約1万人にのぼり、当社には昨年までの16年間に寄せられた200万通以上の桜リポートが蓄積されています。「桜開花予想」は、全国各地から届くつぼみの生長状況のリポートを取り入れ、11本の木に対してピンポイントな予想を発表しています。

2) 全国700か所の桜の名所への取材データ
ウェザーニューズでは、全国の桜の名所700か所に電話などで独自に取材を行い、桜のつぼみの生長状況や開花状況を調査しています。取材で得られる調査結果を統計的に分析し、開花予想に反映しています。

3) 近年の統計データを分析
桜の開花予想を算出する際、統計データが分析の基本データとなります。通常、桜の開花予想には過去3050年程度の統計データを使用しますが、昨今の平均気温の上昇傾向により、長期の統計データでは正確な開花予想の算出が難しくなってきました。ウェザーニューズでは、気温が上昇傾向にある過去20年間の統計データを基本データとして使用し、各地点の開花予想を算出しています。また、近年の急激な温暖化を考慮するために過去10年の統計データも参考にして分析を行っています。

4) 最新の気象データをもとに気温の推移と開花予想を算出
桜の開花には、前年からの気温が大きく関係します。桜の順調な開花には、つぼみの生長を促す春の暖かさに加え、つぼみが休眠打破するために、前年の秋から冬にかけての寒さも必要です。また、開花のタイミングは3月の気温に大きく影響されます。3月の気温が高く、春の訪れが早いほど桜のつぼみの生長は促進され、開花が早まる傾向にあります。一方、開花直前の時期に寒の戻りがあると、寒さが強まった日数だけ開花日が遅れることがあります。寒の戻りによる開花の遅れは、開花時期直前のつぼみ調査や独自週間予報等から予測に反映しています。また、全国3,000か所に設置している気象観測システム「WITHセンサー」の観測データも加味して予測を行っています。

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