株式会社ウェザーニューズ（本社：千葉市美浜区、代表取締役社長：草開千仁）は、業務分析やマーケティング分析に活用いただける過去気象データの提供を2月4日より開始しました。過去気象データは、ウェザーニューズが保有する日本最大の気象観測網や全国のユーザーから寄せられる天気・体感情報を、1kmメッシュ/1時間毎に再解析したデータセットです。商品の売り上げ・来店者分析や各種イベント・観光地の人流分析、エネルギーの需要・発電量の分析など幅広くご活用いただけます。
　ウェザーニューズでは、今後も、気象データを通じて企業や自治体の業務の支援を進めるとともに、過去気象データを活用いただく企業や自治体の要望に合わせ、データの内容を充実化させていく予定です。

◆1kmメッシュ/1時間毎の過去気象データの提供を開始
＜観測の多さが鍵、日本最大の観測網で高精度な気象データ提供を実現＞

　ウェザーニューズでは、全国約13,000か所の観測網から得られる気象データと、ユーザーから寄せられる1日約18万件の天気・体感情報を日々の天気予報へ活用しています。今回提供を開始した過去気象データは、これらの気象データを1km メッシュ/1時間毎で再解析し、過去の天気の“正解値”としてまとめたものです。

　天気を正確に把握するためには、観測値の多さが鍵となります。例えば、ゲリラ豪雨に代表されるような局地的な雨が、観測地点と観測地点の間で降った場合、その降水を正確に把握することはできません。そのため、より高密度な観測は、より詳細で正確な天気の把握に繋がります。過去気象データでは、気象モデルによる予測結果を、ウェザーニューズが持つ日本最大の観測網とユーザー情報を基に補正した、天気、気温、降水量、湿度、気圧、風速、風向、日射量のデータを提供します。

＜全国のユーザーから寄せられる体感情報を提供＞

　また、ユーザーから寄せられる体感情報を加味して算出した過去の体感を10ランク（厳しい寒さ/寒い/肌寒い/ちょうどよい/暖かい/暑い/カラッと暑い/蒸し暑い/ジリジリ暑い/厳しい暑さ）で提供します。例えば、同じ気温30℃でも、まだ暑さに慣れていない夏の初めと、連日30℃を超える暑さが続く真夏とでは、暑さの感じ方（体感）が異なり、この体感の差が商品の売り上げや人流に影響を及ぼすと言われています。過去気象データでは、全国のユーザーから寄せられる体感報告を基に算出した独自の体感情報を1kmメッシュの細かさで提供します。
1kmメッシュの詳細な体感情報を用いることで、売り上げや人流と体感との関係を、詳細に分析することができ、売り上げの最大化や業務の最適化にお役立ていただけます。

◆高精度/高解像度の気象データでビッグデータ解析やマーケティング活動の高度化を幅広く支援

近年、ディープラーニングをはじめとするAIを用いたデータ解析技術の発達に伴い、様々な分野や業種でビッグデータの活用が進んできています。数あるデータの中でも、「天気」は私たちの生活や行動に深く関わり、様々なビジネスに直接的・間接的に何かしらの影響を及ぼしています。過去の気象データと業務データとの関係を分析し、気象条件がビジネスに及ぼす影響を明らかにすることで、業務の最適化及び効率化、ビジネスリスク/ロスの低減はもちろん、利益の最大化や新たなビジネスチャンスの創出が期待できます。観測データやユーザーからの報告に基づく高精度かつ1kmメッシュという高解像度の気象データの活用で、より詳細で高度な分析も可能です。
具体的な活用例としては、交通・輸送における交通量や配送量の分析、農業における収穫量・価格変動の分析、エネルギー事業における電力需要や再生可能エネルギーによる発電量の分析などが挙げられるほか、小売業における商品の売り上げ、来店者数の分析、プロモーションやイベント結果、観光地の人流分析などにもお役立ていただけます。

◆提供データの詳細

＜データ要素＞
・天気（12コード）
・気温
・降水量
・湿度
・気圧
・風速
・風向
・体感（10ランク）
・日射量

＜データ区分＞
全国 / 都道府県 / 政令指定都市または東京23区

＜提供解像度＞
1km / 500m / 250m /125m

＜データ期間＞
2018年1月1日～現在 / 1ヶ月単位での提供

＜データ形式＞
CSV

＜データに関するお問い合わせ＞
wxtech@wni.com

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