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第三回花粉飛散傾向を発表!花粉観測機「ポールンロボ」がスギ花粉の飛散を検知

【速報・第三回花粉飛散傾向】1都14県で花粉シーズン開始、暖冬の影響で平年より早まる

~1時間ごとのピンポイント飛散予報や大量飛散情報をアプリでお届け~

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 株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、25日までに関東南部から東海、近畿南部、中国、四国、九州北部の114県で、花粉観測機「ポールンロボ」によって基準を超える花粉が観測されたことや、ユーザーからの症状報告、今後も飛散が徐々に増える見込みであることを総合して、花粉シーズンに突入したことを発表しました。花粉シーズンの開始時期は関東南部で概ね平年並となったものの、東海や九州北部などその他の県では平年より5日~10日前後早いシーズン開始となりました。
 今後、2月中旬にかけて西・東日本の広範囲で花粉シーズンのエリアが拡大する見通しです。今年は記録的な暖冬の影響で花粉の飛散開始・ピークともに早まる予想のため、早め早めの対策がおすすめです。
 スマホアプリ「ウェザーニュース」では、日本最大の観測網で花粉をリアルタイムに監視し、飛散開始やピークのタイミング、大量飛散情報をPUSH通知でお届けします。また、1時間ごとのピンポイント花粉飛散予報など、どこよりもきめ細かい花粉コンテンツを提供し、辛い時期を少しでも楽に過ごしていただけるよう、花粉症の方をサポートします。

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ウェザーニュースウェブサイト「花粉Ch.
https://weathernews.jp/s/pollen/

東京など114県で花粉シーズンに突入

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 25日までに東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、山梨県、静岡県、愛知県、三重県、和歌山県、山口県、愛媛県、福岡県、長崎県、大分県、熊本県の114県で、花粉観測機「ポールンロボ」によって基準(※1)を超える花粉の飛散が観測されたことや、今後も飛散が徐々に増える見込みであること、ユーザーからの花粉症の症状報告でも“つらい”や “ややつらい”の回答が増加していることを総合して、花粉シーズンに突入したことを発表しました。
 花粉シーズンの開始時期は関東で概ね平年並となったものの、東海や九州北部などその他の県では平年より5日~10日前後早いシーズン開始となりました。
 スギの雄花は暖かくなると花粉を飛ばし始めます。今冬は寒気の流れ込みが弱く、記録的な暖冬となっています。1月下旬は低気圧や前線の影響を受けて西・東日本の太平洋側でも曇りや雨、雪のところが多くなりましたが、1月終わり頃には低気圧が去って太平洋側を中心に気温が上昇、29日には東京都心でも最高気温が4月中旬並の18.6℃まで上がるなど、全国的に平年を上回る暖かさとなりました。その後も平年より気温の高い日が多かったためスギの雄花が開き、東京都内では23日頃から花粉が飛び始め、5日に強い風が吹いたことも影響して、スギ花粉の飛散シーズンに突入したものと考えられます。

1基準:花粉観測機「ポールンロボ」の3割以上が110個以上の花粉を観測

飛散開始予想:記録的な暖冬の影響から各地で飛散開始・ピークともに早まる予想

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 26日現在、今季一番の強い寒気が流れ込んでいますが、寒気が去る2月中旬には日本付近に再び暖かい空気が流れ込み、全国的に気温が上昇する予想です。季節外れの暖かさとなり、西・東日本の広範囲で花粉シーズンに入り、既に花粉シーズンに入っている関東地方や東海地方、九州北部などでは本格的な飛散が始まる可能性があります。また、その後2月下旬にかけて東北地方でも飛散が始まる見込みです。暖冬の影響で飛散開始・ピークともに平年より早くなる可能性があります。
 なお、シーズン開始前から少しずつ花粉が飛び始めており、245日に実施した調査では、花粉症の方の半数以上が症状を感じ始めていることがわかりました(※2)。まだ花粉シーズンに入っていない地域の方も、早めの花粉対策がおすすめです。

2調査方法:アプリ「ウェザーニュース」のユーザーに「花粉、感じてる?」と質問し、“花粉症ではない”“感じない”“ちょっと感じる”“けっこう感じる”から選択回答いただきました(調査日:24日~5日、回答数:7,094、北海道・沖縄を除く)。

飛散ピーク予想:関東や九州・四国で2月中旬からスギ花粉ピークへ、3月後半からはヒノキ花粉ピーク

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 花粉シーズンに入った後、1週間から10日くらいで花粉の飛散が本格化します。2月中旬には、西日本と、北陸を除く東日本の全域でスギ花粉の飛散ピークを迎えるとみています。北陸や東北でも、2月下旬から3月中旬にかけてスギ花粉の飛散ピークを迎える見込みです。
 3月後半になるとスギ花粉の飛散は徐々にピークを越えて、西日本からヒノキ花粉の飛散が増えてきます。3月中旬から4月中旬にかけて西・東日本を中心にヒノキ花粉の飛散がピークを迎える見込みです。本州でヒノキ花粉の飛散終了となるのは、例年5月上旬ですが、今年は4月いっぱいが目安とみています。
 シラカバ花粉が飛散する北海道は、道南・道央ではゴールデンウィーク前後、道北・道東では5月中旬に飛散ピークを迎える予想です。

飛散量予想:全国的に少なめ、全国平均で平年比85%、2019年の半分以下の地域も

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 2020年のスギ・ヒノキの花粉飛散量は、東北の一部で平年を上回る地域があるものの、ほぼ全国的に平年を下回る予想です。全国平均では平年の85%程度になるとみています。
 また、2019年と比べても、花粉の飛散量は北日本の一部を除いたほとんどの地域で少なくなる予想で、2019年の半分以下になる地域もあります。ただし、総飛散量が少なくても、一時的・局地的に大量の花粉が飛散することがあるため、油断せずにしっかりと対策を行ってください。

都道府県ごとの花粉飛散傾向

エリア

都道府県

花粉飛散量(2019年比:%)

花粉飛散量(平年比:%)

花粉シーズン開始予想

花粉シーズン終了予想

2019年の花粉シーズン開始日

平年の花粉シーズン開始日

北海道

北海道

195

84

4月下旬

6月中旬

4/23

4/28

東北北部

青森県

155

129

2月下旬

5月上旬

3/6

3/8

岩手県

114

116

2月下旬

5月上旬

3/3

3/3

秋田県

135

117

2月下旬

5月上旬

3/3

3/10

東北南部

宮城県

71

78

2月中旬

4月下旬

2/24

2/24

山形県

111

129

2月下旬

4月下旬

2/25

3/1

福島県

74

78

2月中旬

4月下旬

2/23

2/23

関東

茨城県

76

74

2月上旬

4月下旬

2/7

2/6

栃木県

70

76

2月上旬

4月下旬

2/7

2/7

群馬県

75

71

2月上旬

4月下旬

2/7

2/5

埼玉県

75

70

2月5日

4月下旬

2/7

2/4

千葉県

79

71

2月5日

4月下旬

2/7

2/5

東京都

75

70

2月5日

4月下旬

2/7

2/3

神奈川県

75

71

2月5日

4月下旬

2/7

2/4

北陸・長野

新潟県

71

93

2月中旬

4月下旬

2/22

2/27

富山県

61

86

2月中旬

4月下旬

2/21

2/25

石川県

49

83

2月中旬

4月下旬

2/20

2/24

福井県

61

84

2月中旬

4月下旬

2/20

2/24

長野県

56

71

2月中旬

5月上旬

2/18

2/23

東海・山梨

山梨県

71

82

2月5日

4月下旬

2/8

2/11

静岡県

58

90

2月5日

4月下旬

2/7

2/10

愛知県

52

92

2月5日

4月下旬

2/17

2/17

岐阜県

48

98

2月上旬

5月上旬

2/17

2/21

三重県

44

92

2月5日

4月下旬

2/13

2/16

近畿

滋賀県

51

91

2月中旬

4月下旬

2/19

2/22

京都府

59

89

2月中旬

4月下旬

2/17

2/22

大阪府

72

87

2月中旬

4月下旬

2/17

2/21

兵庫県

69

92

2月上旬

4月下旬

2/17

2/20

奈良県

63

79

2月中旬

4月下旬

2/17

2/19

和歌山県

52

91

2月5日

4月下旬

2/7

2/17

山陽

岡山県

53

89

2月中旬

4月下旬

2/16

2/21

広島県

66

80

2月上旬

4月下旬

2/16

2/20

山口県

47

81

2月5日

4月下旬

2/4

2/16

山陰

鳥取県

53

86

2月中旬

4月下旬

2/7

2/19

島根県

63

85

2月中旬

4月下旬

2/7

2/20

四国

徳島県

66

78

2月上旬

4月下旬

2/13

2/19

香川県

63

85

2月中旬

4月下旬

2/13

2/17

愛媛県

49

92

2月5日

4月下旬

2/4

2/17

高知県

52

87

2月上旬

4月下旬

2/13

2/17

九州北部

福岡県

52

81

2月5日

4月下旬

2/5

2/13

佐賀県

42

80

2月上旬

4月下旬

2/5

2/17

長崎県

55

79

2月5日

4月下旬

2/5

2/14

大分県

46

83

2月5日

4月下旬

2/6

2/13

熊本県

54

82

2月5日

4月下旬

2/6

2/17

九州南部

宮崎県

59

73

2月上旬

4月下旬

2/9

2/12

鹿児島県

60

79

2月上旬

4月下旬

2/9

2/12

全国

64

85

※花粉シーズン開始や飛散開始予想日は各都道府県に設置している花粉観測機「ポールンロボ」の3割以上が1日10個以上の花粉を観測した日を基準とし、ウェザーニュースのユーザーからの症状報告も参考にしています。
※花粉飛散量の平年値:2010年〜2019年の10年平均飛散量

参考情報:きめ細かい花粉飛散予報で万全の対策を

「花粉対策アラーム」サンプル

 スマホアプリ「ウェザーニュース」の「花粉Ch.」では、花粉飛散量や天気、風の予報を時系列で一覧できる1時間ごとのピンポイント花粉飛散予報や、花粉観測機「ポールンロボ」が観測したリアルタイムの花粉飛散量を無料でチェックできます。
 そのほか「花粉対策アラーム」では、毎日の予想飛散量や花粉シーズンの開始・ピークをスマホのPUSH通知でお届けします。大量飛散時には臨時で最新見解をお知らせしますので、今のうちにぜひご登録ください。


参考情報:ウェザーニューズの花粉飛散傾向の予想手法と花粉観測網

 ウェザーニューズの花粉飛散傾向は、過去の花粉飛散量と前年の夏の天候やエリア別の飛散傾向、また、全国のウェザーニュースのユーザーと調査した雄花の生育状況を分析した結果です。

日本最大級の花粉観測網を展開

観測データはアプリ「ウェザーニュース」の「花粉Ch.」で無料公開

 ウェザーニューズでは、花粉症の方々の役に立ちたい!という想いで、ユーザー参加型の取り組み「花粉プロジェクト」を2005年以降、毎年実施しています。「花粉プロジェクト」では、全国のご家庭・病院・企業など約1,000箇所に独自開発した花粉観測機「ポールンロボ」の設置にご協力いただき、花粉を24時間リアルタイムで監視します。一般的な花粉観測方法は、ガラス板に付着した花粉を顕微鏡で数える「ダーラム法」が主流となっていますが、情報の更新に時間がかかる上に、1日単位での飛散量しか把握することができません。「ポールンロボ」は花粉を24時間自動観測し、観測データをウェザーニューズに自動転送します。観測データはウェザーニューズが発表する花粉飛散傾向や毎日の花粉予測に活用されるほか、ユーザーに無料公開され、スマホアプリ「ウェザーニュース」やウェザーニュースウェブサイト「花粉Ch.」(https://weathernews.jp/s/pollen/)からご覧いただけます。

全国各地から寄せられる「雄花リポート」の分析
 花粉飛散傾向には、気象条件や年ごとの飛散量傾向の他に、ウェザーニュースのユーザーとともに雄花の生育状況を調査する「雄花リポート」の分析結果も含まれています。
 ウェザーニューズでは、ユーザーから寄せられる1日約18万件の天気報告を毎日の天気予報や独自のコンテンツに活用しています。花粉飛散傾向においても、観測データに加え、現地から寄せられるより多くの情報を反映し、精度の高い情報の提供を目指します。

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