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「第三回桜開花予想」を発表!800か所の開花・満開予想をアプリ「ウェザーニュース」で公開中

【第三回桜開花予想】開花トップは東京・福岡で3/16!東京は観測史上最も早い開花と並ぶ早さ

~人気の東京・上野恩賜公園は3月17日、京都・嵐山は24日に開花の見込み~

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 株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、桜の季節に向けて「第三回桜開花予想」を発表しました。今年のソメイヨシノの開花は、西・東日本の広範囲で例年(過去5年平均)よりやや早い~早い予想で、記録的な早さとなる所もありそうです。ただ、暖冬の影響で休眠打破が遅れている九州南部では、例年よりもやや遅い開花となる見込みです。316日に東京、福岡から開花がスタートし、17日に横浜、松山、高知が続きます。東京で316日に開花すれば、統計開始以来最も早い開花日に並びます。3月末までに北陸を含む西・東日本のほぼ全域で開花し、東北南部でも咲き始めます。北海道へは4月下旬に桜前線が上陸し、全国で最も開花が遅い釧路方面では5月上旬に開花を迎える予想です。
 現在、つぼみの生長は、例年並の開花となった昨年と同じかやや早いペースで進んでいます。3月・4月の気温は平年より高く、昨年並~高い予想のため、つぼみの生長が早く進み、昨年よりも1週間程早く開花する所もありそうです。
 本開花予想は「全国つぼみ調査」の1,960通の報告、「さくらプロジェクト」の参加者から届く報告、今後の気象予測をもとに算出しています。全国のお花見名所800か所の最新見解は、スマホアプリ「ウェザーニュース」やウェザーニュースウェブサイト「さくらCh.」からご覧いただけます。なお「第四回桜開花予想」は33日に発表予定です。

本プレスリリースにおける開花時期の“例年”とは、20152019年の過去5年の平均で算出しています。
本開花予想は、桜の開花や満開を気象学的に予測したものです。お花見やイベントへの参加は各自のご判断の上、本情報をご活用ください。

<ポイント>
1. 西・東日本と東北南部太平洋側の開花予想日を前回から26日早め、東京・福岡が3/16に開花一番乗り予想
2. 西・東日本の広範囲で例年よりやや早い~早い開花予想、東京・大阪・広島では記録に並ぶ早さに
3. 暖冬の影響で九州南部ではつぼみの休眠打破が遅れ、開花時期は例年よりやや遅い予想

第三回桜開花予想の一般向けサイト
ウェブサイト「第三回桜開花予想」
https://weathernews.jp/s/topics/202002/260055/

桜名所800か所の見頃予想はこちら
ウェザーニュースウェブサイト「さくらCh.
https://weathernews.jp/s/sakura/

2020年「第三回桜開花予想」
316日に東京・福岡から開花スタート!東京は観測史上最も早い開花日と同日予想>

各都市の桜開花予想
名所の桜開花予想

 2020年のソメイヨシノの開花はほぼ全国的に例年よりやや早い~早い予想で、記録的な早さとなる所もありそうです。316日開花予想の東京では統計開始以来最も早い開花日(2002年・2013年)と並ぶ早さとなります。2019年と比べても早くなる所が多く、1週間程早まる所もある見込みです。
 西・東日本では暖冬による休眠打破の遅れが心配されましたが、度々訪れた寒気の影響で、九州南部を除いた広範囲で休眠打破は行われたとみられます。3月から4月の気温は平年よりも高い予想で、桜のつぼみの生長は順調に進みます。特に、3月前半は晴れる日が多く、日差しの暖かさがつぼみの生長を後押しします。316日に東京、福岡から開花がスタートし、17日に横浜、松山、高知が続きます。3月末までに北陸を含む西・東日本のほぼ全域で開花し、長野でも4月上旬には開花を迎える予想です。
 北日本では、3月前半は天気が周期変化し、低気圧や寒気の影響を受ける日がありますが、3月後半からは晴れる日が多くなる見込みです。3月から4月の気温は平年よりやや高い~高い予想で、つぼみの生長は順調に進みます。早い所では330日に仙台、福島から開花を迎え、4月下旬には桜前線が北海道に上陸。函館は422日、札幌は423日に開花する予想です。

 

西日本

東日本

北日本

開花時期

やや早い〜早い
やや遅い(九州南部)

やや早い〜早い

例年並〜やや早い

開花に影響する時期の気温傾向

3月:平年より高い
4月:平年より高い

3月:平年より高い
4月:平年より高い

3月:平年より高い
4月:平年より高い
5月:平年よりやや高い

開花時期について:例年(過去5年平均)の開花日と開花予想日との差が±2日の場合は「例年並」、±34日は「やや早い」・「やや遅い」、±5日以上は「早い」・「遅い」と表記しています。

<前回(213日)発表の桜開花予想との相違点>

見解:西・東日本と東北南部太平洋側で、開花予想日を26日早めました。理由は以下の通りです。
1 3月・4月の気温が、平年並~やや高い高い傾向に変化したため。
2 2月の気温が平年より高く、「全国つぼみ調査」の結果から、つぼみの生長が昨年同時期と比較して同じかやや早いペースで進んでいることがわかったため。
・データ:第二回桜開花予想までは、気象の長期予報や過去15年間に寄せられた桜の生長状況に関する観察リポートの解析をもとに発表しましたが、第三回桜開花予想からは「全国つぼみ調査」の結果を加味して発表しています。つぼみの現在の状況を細かく把握することで、より高い精度で開花日を予想できるようになります。生長するつぼみの変化を見逃さないため、毎週木曜日~土曜日に「全国つぼみ調査」を行う予定です。

<「全国つぼみ調査」による全国の桜の生長状況>

全国の桜の生長状況

 全国1,960本の桜(うちソメイヨシノ1,470本)の「全国つぼみ調査」(※)の結果、現在のつぼみの生長は、昨年同時期と同じかやや早いペースの所が多く、西日本ほどやや早い傾向が見られました。
 今冬は平年よりも気温が高く、九州南部ではつぼみの休眠打破が遅れている可能性がありますが、その他のエリアは断続的に寒気の影響を受けて休眠打破が行われたとみられます。2月後半から暖かい日が多かったため、つぼみの生長がゆっくりと前進。「全国つぼみ調査」では、まだ「小さく硬い」状態のつぼみが多かったものの、既に「先が黄色に」なり始めたつぼみも見られ、無事生長をスタートさせたことがわかりました。
 一方北日本では、まだほとんどのつぼみが「小さく硬い」状態で、実態が詳しくわかるのはもう少し先になりそうです。過去の調査結果を参考にすると、変化がはっきりと出始めるのは、3月中旬以降になる見込みです。

「全国つぼみ調査」について
ウェザーニューズでは、全国の桜の生長状況を調べるため、220日~22日の期間、全国のウェザーニュースのユーザーと共に「全国つぼみ調査」を実施しました。本調査では、つぼみの生長を 7 段階(“まだ小さく硬い”“先が黄色に”“先が緑に”“半分以上が緑に”“先がピンクに”“花びらが見えた”“花の軸が伸びきった”)で写真と共に報告いただきました。

つぼみの生長ランク

<気温の推移と開花への影響>

※クリックすると拡大します

 桜の順調な開花には、春の暖かさだけではなく、秋から冬にかけての寒さも必要です。桜は前年の夏に翌年咲く花のもとになる“花芽”を形成します。気温が下がると花芽は休眠に入り、しばらく生長を止めます。その後さらに気温が下がり、一定期間低温にさらされると、花芽は「休眠打破」してつぼみに生長します。つぼみは春先の暖かさに促され、開花に向けて生長します。
 今シーズン注目となるのは暖冬の影響です。2月後半以降の暖かさは開花を促進する効果がありますが、2月前半までの暖かさは休眠打破を阻害し、つぼみの生長を抑制する作用があります。これらを踏まえ、開花への影響は以下のようにみています。

・休眠打破の振り返り(12月から2月前半)
 今冬は日本列島への寒気の南下が弱く、全国的に記録的な暖冬となりました。この暖冬の影響で、気温が平年よりも高くなった九州南部では、つぼみの休眠打破が遅れている可能性があります。九州南部を除く西日本や東日本、北日本でも平年よりも暖かい日がありましたが、度々訪れた寒気の影響で休眠打破は行われたとみられます。
・生長期(休眠打破後~開花まで)
 2月は度々寒気の影響を受けたものの、暖かい日が多くなりました。このため、「全国つぼみ調査」の結果からもわかるように、つぼみの生長がいよいよ始まっています。この先、西・東日本では天気が周期変化するのに伴って、寒暖の変化がありそうです。ただ、期間全体を通してみると、3月・4月の気温は平年より高い予想のため、つぼみの生長は順調に進んでいく見込みです。北日本も、3月~5月の気温は平年よりやや高い~高い予想のため、つぼみの生長は順調に進むとみています。

各都市の開花予想日 ソメイヨシノ標本木(※はエゾヤマザクラ)

エリア

都市

今年の開花予想日

昨年の開花日

例年の開花日

参考:平年の開花日

北海道

札幌

4/23

4/24

4/25

5/3

稚内(※)

5/6

5/7

5/8

5/14

旭川(※)

4/30

5/1

4/30

5/5

網走(※)

5/3

5/5

5/4

5/11

釧路(※)

5/8

5/9

5/10

5/17

帯広(※)

4/28

4/28

4/28

5/4

室蘭

4/28

4/29

4/28

5/6

函館

4/22

4/24

4/24

4/30

東 北

青森

4/16

4/18

4/17

4/24

秋田

4/12

4/16

4/14

4/18

盛岡

4/12

4/18

4/14

4/21

仙台

3/30

4/5

4/3

4/11

山形

4/9

4/12

4/9

4/15

福島

3/30

4/5

4/2

4/9

関 東

水戸

3/23

3/27

3/28

4/2

宇都宮

3/24

3/28

3/29

4/1

前橋

3/23

3/27

3/27

3/31

熊谷

3/21

3/25

3/25

3/29

東京

3/16

3/21

3/20

3/26

銚子

3/23

3/25

3/27

3/31

横浜

3/17

3/21

3/22

3/26

中 部

新潟

3/31

4/5

4/4

4/9

富山

3/27

3/28

3/30

4/5

金沢

3/28

4/1

3/31

4/4

福井

3/27

3/28

3/30

4/3

長野

4/3

4/13

4/7

4/13

甲府

3/21

3/27

3/25

3/27

静岡

3/25

3/28

3/25

3/25

名古屋

3/18

3/22

3/21

3/26

岐阜

3/19

3/22

3/22

3/26

3/25

3/28

3/29

3/30

近 畿

彦根

3/28

4/4

3/31

4/2

京都

3/20

3/27

3/26

3/28

大阪

3/20

3/27

3/25

3/28

神戸

3/24

3/27

3/27

3/28

奈良

3/24

3/29

3/27

3/29

和歌山

3/19

3/25

3/24

3/26

中 国

岡山

3/23

3/27

3/27

3/29

広島

3/19

3/22

3/23

3/27

松江

3/24

3/26

3/27

3/31

鳥取

3/23

3/26

3/26

3/31

下関

3/22

3/25

3/26

3/27

四 国

高松

3/20

3/26

3/26

3/28

徳島

3/24

3/28

3/28

3/28

松山

3/17

3/22

3/24

3/25

高知

3/17

3/22

3/22

3/22

九 州

福岡

3/16

3/21

3/21

3/23

大分

3/21

3/24

3/27

3/24

長崎

3/19

3/20

3/22

3/24

佐賀

3/20

3/23

3/23

3/24

熊本

3/21

3/26

3/23

3/23

宮崎

3/26

3/22

3/23

3/24

鹿児島

3/28

3/25

3/25

3/26

名所の開花予想日

全国800か所の名所の開花予想は、スマホアプリ「ウェザーニュース」やウェブサイト「ウェザーニュース」の「さくらCh.」(https://weathernews.jp/s/sakura/)からご覧いただけます。以下の表は一部をピックアップしたものです。

エリア

都道府県

スポット名

開花予想日

満開予想日

昨年の開花日

例年の開花日

北海道

北海道

五稜郭公園

4/22

4/26

4/24

4/24

二十間道路桜並木
(エゾヤマザクラ)

4/29

5/2

4/30

4/30

東 北

青森

弘前公園

4/17

4/22

4/19

4/18

秋田

桧木内川堤のソメイヨシノ

4/21

4/26

4/23

4/21

岩手

北上展勝地

4/13

4/19

4/18

4/14

宮城

白石川堤一目千本桜

3/30

4/6

4/4

4/3

山形

霞城公園

4/9

4/15

4/11

4/9

福島

開成山公園

4/3

4/9

4/7

4/6

関 東

茨城

平和通り

3/25

3/31

3/26

3/29

栃木

八幡山公園

3/25

3/30

3/29

3/30

群馬

前橋公園

3/24

3/30

3/28

3/27

埼玉

幸手権現堂桜堤(県営権現堂公園)

3/21

3/27

3/26

3/25

東京

上野恩賜公園

3/17

3/24

3/22

3/21

千葉

千葉公園

3/19

3/26

3/23

3/24

神奈川

三溪園

3/19

3/26

3/23

3/23

中 部

新潟

新潟県立鳥屋野潟公園

3/31

4/6

4/7

4/4

富山

松川公園

3/26

4/2

3/25

3/29

石川

特別名勝兼六園

3/29

4/5

4/2

4/2

福井

足羽山公園

3/28

4/5

3/29

3/31

長野

高遠城址公園
(タカトオコヒガンザクラ)

4/1

4/6

4/6

4/5

山梨

大法師公園

3/24

3/31

3/27

3/27

静岡

駿府城公園

3/24

3/31

3/26

3/24

愛知

鶴舞公園

3/21

3/28

3/22

3/24

岐阜

新境川堤

3/21

3/27

3/25

3/25

三重

宮川堤

3/23

3/30

3/27

3/27

近 畿

滋賀

彦根城

3/26

4/1

3/31

3/30

京都

嵐山

3/24

3/30

3/29

3/29

大阪

大阪城公園

3/20

3/27

3/27

3/25

兵庫

姫路城

3/23

3/30

3/29

3/27

奈良

郡山城跡

3/24

3/30

3/28

3/27

和歌山

和歌山城

3/21

3/28

3/25

3/25

中 国

岡山

岡山後楽園

3/23

3/30

3/26

3/26

広島

平和記念公園

3/21

3/28

3/24

3/25

島根

松江城山公園

3/25

4/1

3/27

3/28

鳥取

打吹公園

3/25

4/1

3/26

3/28

山口

香山公園

3/21

3/28

3/25

3/26

四 国

香川

特別名勝栗林公園

3/20

3/27

3/26

3/26

徳島

眉山公園

3/24

3/30

3/28

3/28

愛媛

松山城山公園

3/20

3/27

3/25

3/26

高知

高知公園

3/17

3/24

3/22

3/22

九 州

福岡

舞鶴公園

3/17

3/25

3/19

3/20

大分

平和市民公園

3/21

3/28

3/25

3/26

長崎

立山公園

3/21

3/29

3/21

3/23

佐賀

小城公園

3/20

3/27

3/22

3/23

熊本

熊本城

3/21

3/29

3/23

3/22

宮崎

西都原古墳群

3/27

4/3

3/25

3/24

鹿児島

甲突川河畔

3/30

4/7

3/29

3/27

各エリアの桜開花予想

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桜前線は4月下旬に上陸!五稜郭公園はGWに満開へ

 北海道は、2月は平年に比べて暖かい日があったものの、つぼみの生長はまだまだこれからです。「全国つぼみ調査」では、全てのつぼみが「小さく硬い」状態でした。過去の傾向から、変化が現れ始めるのは3月下旬とみられます。
 開花に影響を与える3月以降の天気傾向は、3月前半、低気圧や寒気の影響で曇りや雪の日が多くなり、つぼみの生長が足踏みしますが、後半にかけて晴れて暖かい日が増えてきます。4月以降も一時的に雪の降る日があるものの暖かい日が多く、つぼみの生長は順調に進む見込みです。開花は例年並となる所が多く、昨年とほぼ同時期となる予想です。
 桜前線は4月下旬に道南へと到着し、5月上旬にかけて道北や道東へ北上していきます。五稜郭公園(函館市)は4月22日に咲き始め、GWは期間を通して満開の桜を楽しめそうです。全国で最も開花が遅い釧路方面でも5月上旬に咲き始め、中旬にかけて満開を迎える予想です。

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南部は3月末から咲き始め!弘前公園はGW前に満開へ

 今冬は暖冬となったものの、東北では度々寒気の影響を受け、休眠打破はしっかり行われたとみています。「全国つぼみ調査」ではまだ「小さく硬い」つぼみがほとんどですが、南部では「先が黄色に」なり始めているものもあり、つぼみがゆっくりと生長し始めていることがわかりました。
 3月前半は低気圧や寒気の影響で曇りや雨、雪の日が多く、つぼみの生長はゆっくりとしたペースになりそうです。後半は段々と晴れて暖かい日が多くなり、日本海側でも晴れる日が増えてきます。3月・4月の気温は平年より高い予想で、一時的な寒の戻りがあっても、前後の暖かさでつぼみの生長が進みます。特に南部ほど気温が高く、太平洋側を中心に例年よりやや早く、昨年より早い開花を迎える見込みです。その他のエリアでは例年並、昨年並〜早い開花となりそうです。
 3月30日開花予想の仙台、福島から開花が始まり、4月9日に山形が続きます。その後も暖かい日と寒い日が周期的に訪れ、4月中旬にかけて開花エリアが広がっていきます。南部では4月上旬から満開を迎え、北部では4月下旬に満開の桜を楽しめそうです。弘前公園(青森県)は4月17日に開花し、GW前に満開を迎える見込みのため、早めのお花見が良さそうです。

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東京は記録に並ぶ開花の早さ!3月下旬からお花見OK

 今冬は暖冬となったものの、度々寒気の影響を受け、休眠打破はしっかり行われたとみています。2月下旬には関東地方で春一番が吹くなど、気温の上がる日があり、つぼみの生長は昨年とほぼ同じかやや早いペースで進んでいます。「全国つぼみ調査」では、まだ「小さく硬い」つぼみが多いものの、「先が黄色に」変化しているものが見られました。
 3月の気温も平年より高く、前半は晴れる日が多くなるため、つぼみの生長は一気に進みます。開花直前の3月後半はぐずつく日が多いものの、前半の暖かさでつぼみは開花まで十分に生長するため、開花は例年・昨年よりやや早い〜早い所が多い予想です。
 3月16日に全国に先駆けて東京(靖国神社)が開花し、17日に横浜が続きます。東京で3月16日に開花すれば、統計開始以来最も早い開花日に並びます。開花は順調に進み、3月下旬にかけて桜前線が北上。関東南部では3月下旬、北部では3月末に満開を迎える見込みです。

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名古屋から開花スタート!東海は3月下旬からお花見OK

 今冬は暖冬となったものの、度々寒気の影響を受け、休眠打破はしっかり行われたとみています。2月は暖かい日があり、既につぼみは生長し始めています。「全国つぼみ調査」では、まだ「小さく硬い」つぼみが多いものの、「先が黄色に」変化しているものが見られました。
 3月・4月の気温は平年よりも高くなる予想です。太平洋側では、3月前半は晴れる日が多く、日差しがつぼみの生長を後押しします。3月後半からはぐずつく日が多く、4月前半には雷雨の日もありそうです。ただ期間全体を通してみると気温が平年よりも高いため、つぼみの生長は着実に進み、開花は例年並〜やや早い所が多く、昨年と比べるとやや早い〜早い予想です。
 日本海側では、3月前半は寒気の影響を受けて曇りや雪の日が多くなり、つぼみの生長が足踏みしますが、後半は段々と晴れて暖かい日が増えてきます。一時的な寒の戻りがあっても、前後の暖かさでつぼみの生長が進むため、開花は例年よりやや早く、昨年並〜早い予想です。特に、昨年開花直前の寒の戻りによって開花が遅れた長野では、昨年より大幅に早い開花となる予想です。
 3月18日開花予想の名古屋を皮切りに開花が始まり、4月にかけて、太平洋側から日本海側や標高の高いエリアへと開花が進んでいきます。東海は3月下旬から満開の桜を楽しめ、4月上旬にかけて北陸や長野でも段々と満開を迎える見込みです。

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大阪は記録に並ぶ開花の早さ!3月末から各地で満開へ

 近畿では、記録的な暖冬によるつぼみの休眠打破の遅れが心配されましたが、度々訪れた寒気によって休眠打破は行われているとみています。2月は暖かい日があり、既につぼみは生長し始めています。「全国つぼみ調査」では、まだ「小さく硬い」つぼみが多いものの、「先が黄色に」変化しているものが見られました。
 3月・4月の気温は平年より高くなる予想です。3月前半は晴れて暖かい日が多く、つぼみの生長は一気に進みます。開花直前の後半はぐずつく日が多くなりますが、前半の暖かさにより、開花は例年・昨年よりやや早い〜早い予想です。
 3月19日開花予想の和歌山を皮切りに開花が始まり、20日に大阪、京都と続きます。大阪で3月20日に開花すれば、統計開始以来最も早い開花日に並びます。開花は順調に進み、3月下旬に開花を迎える所が多い予想です。3月末から各地で満開を迎え、嵐山(京都府)では3月30日に満開となる見込みです。

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松山・高知から開花スタート!広島は記録に並ぶ開花の早さに

 中国・四国では、記録的な暖冬によるつぼみの休眠打破の遅れが心配されましたが、度々訪れた寒気によって休眠打破は行われているとみています。2月は暖かい日があり、既につぼみは生長し始めています。「全国つぼみ調査」では、まだ「小さく硬い」つぼみが多いものの、「先が黄色に」変化しているものが見られました。
 3月・4月の気温は平年より高くなる予想です。3月前半は晴れて暖かい日が多く、つぼみの生長が加速します。開花直前の後半はぐずつく日が多くなりますが、前半の暖かさにより、開花は例年・昨年よりやや早い〜早い所が多い予想です。
 開花一番乗りは松山・高知の3月17日、19日に広島、20日に高松と続きます。広島で3月19日に開花すれば、統計開始以来最も早い開花日に並びます。開花は順調に進み、3月下旬に開花を迎える所が多い予想です。3月末には各地で満開の桜を楽しめそうです。

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福岡から開花スタート!南部は暖冬の影響で開花に遅れ

 九州では、記録的な暖冬によるつぼみの休眠打破の遅れが心配されましたが、北部では度々訪れた寒気によって休眠打破は行われているとみています。2月下旬には北部で春一番が吹くなど、気温の上がる日があり、つぼみの生長は昨年とほぼ同じかやや早いペースで進んでいます。「全国つぼみ調査」ではまだ「小さく硬い」つぼみが多いものの、「先が黄色に」変化しているものが見られました。
 3月・4月の気温は平年より高くなる予想です。3月前半は晴れて暖かい日が多く、つぼみの生長は一気に進みます。開花直前はぐずつく日が多くなりますが、前半の暖かさにより、九州北部の開花は例年・昨年よりやや早い〜早い所が多くなる見込みです。一方九州南部では、休眠打破が遅れている影響で、例年・昨年よりやや遅い開花となる予想です。
 九州の開花一番乗りは3月16日の福岡で、開花の遅い九州南部では26日に宮崎が開花、3月末までに各地で開花を迎えます。開花の早かった所から順に、3月下旬〜4月上旬に満開を迎え、お花見を楽しめそうです。

参考:ウェザーニューズの桜開花予想の定義

<各都市の桜開花予想>
気象庁の観測基準と同じです。
開花日:標本木で56輪以上の花が咲いた状態となった最初の日
満開日:標本木で約80%以上のつぼみが開いた状態となった最初の日

<名所の桜開花予想>
独自の取材により、施設管理者などの判断を基準としています。
開花日:木に“1輪以上”の花が初めて咲いた日、または、施設内の桜の木(複数)の開花(1輪)がピークを迎える日
満開日:木の約80%以上のつぼみが開いた状態となった最初の日、または、施設内の桜の木(複数)の満開がピークを迎える日

<例年の開花日>
例年の開花日は、20152019年の過去5年の平均で算出しています。近年の桜の開花日が早まる傾向を反映したためです。なお、例年の開花日と予想開花日の差が、±2日の場合は「例年並」、±34日は「やや早い」・「やや遅い」、±5日以上は「早い」・「遅い」と表記しています。

参考:ウェザーニューズの桜開花予想の手法

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ウェザーニューズでは、これまでに「さくらプロジェクト」に寄せられた200万通以上の桜のリポートおよび桜の名所への独自取材をして得られた実況データを統計的に分析し、実況気温・予想気温のデータをもとに開花日を予測しています。
「第四回桜開花予想」は33日に発表予定です。以降、毎週火曜日に発表していく予定です。



1) 桜リポートの分析

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ウェザーニューズでは、全国のウェザーニュースのユーザーとつぼみの段階から桜の生長を見守り、“開花”“満開”“桜吹雪”“葉桜”の過程を共に観察する取り組み「さくらプロジェクト」を2004年以降、毎年実施しています。2019年の参加者は約1万人にのぼり、当社には昨年までの16年間に寄せられた200万通以上の桜リポートが蓄積されています。「桜開花予想」は、全国各地から届くつぼみの生長状況のリポートを取り入れ、11本の木に対してピンポイントな予想を発表しています。

2) 全国800か所の桜の名所への取材データ
ウェザーニューズでは、全国の桜の名所800か所に電話などで独自に取材を行い、桜のつぼみの生長状況や開花状況を調査しています。取材で得られる調査結果を統計的に分析し、開花予想に反映しています。

3) 近年の統計データを分析
桜の開花予想を算出する際、統計データが分析の基本データとなります。通常、桜の開花予想には過去3050年程度の統計データを使用しますが、昨今の平均気温の上昇傾向により、長期の統計データでは正確な開花予想の算出が難しくなってきました。ウェザーニューズでは、気温が上昇傾向にある過去20年間の統計データを基本データとして使用し、各地点の開花予想を算出しています。また、近年の急激な温暖化を考慮するために過去10年の統計データも参考にして分析を行っています。

4) 最新の気象データをもとに気温の推移と開花予想を算出
桜の開花には、前年からの気温が大きく関係します。桜の順調な開花には、つぼみの生長を促す春の暖かさに加え、つぼみが休眠打破するために、前年の秋から冬にかけての寒さも必要です。また、開花のタイミングは3月の気温に大きく影響されます。3月の気温が高く、春の訪れが早いほど桜のつぼみの生長は促進され、開花が早まる傾向にあります。一方、開花直前の時期に寒の戻りがあると、寒さが強まった日数だけ開花日が遅れることがあります。寒の戻りによる開花の遅れは、開花時期直前のつぼみ調査や独自週間予報等から予測に反映しています。また、全国3,000か所に設置している気象観測システム「WITHセンサー」の観測データも加味して予測を行っています。

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