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コロナ禍の花粉対策に、1時間ごとの花粉の飛散量と飛散予報をアプリで無料公開中
【速報】関東南部や九州で花粉飛散が本格化、近畿でも飛散開始
〜2月下旬には北陸や東北でも飛散へ、雨の後の晴天や風の強い日は大量飛散に注意〜
モバイル/インターネット > 株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、花粉観測機「ポールンロボ」で基準を超える花粉が観測されたことや、ユーザーからの症状報告を総合して、2月14日までに関東から九州の1都16県で本格花粉シーズン、2府15県で花粉シーズンに突入したことを発表しました。
今週中頃は寒気の影響で気温が下がりますが、週末からは再び気温が上がる予想です。2月下旬には西日本、東日本の広範囲でスギ花粉の飛散ピークに入り、北陸や東北でもスギ花粉の飛散が始まる見込みです。今年は飛散が少なかった2020年よりも飛散量が増える予想のため、花粉症の症状が悪化する方が多くなる可能性があります。花粉症対策は早めが効果的と言われているため、まだ飛散が始まってない地域の方でも、早めの対策がおすすめです。
ウェザーニュースアプリの「花粉Ch.」では、花粉の飛散予報や天気、風の予報を1時間ごとの時系列で確認できるほか、全国約1,000箇所に設置しているIoT花粉観測機「ポールンロボ」の観測データを無料で公開中です。また、「花粉対策アラーム」では、毎日の花粉予報や大量飛散情報をスマホにPUSH通知でお知らせします。つらい季節を少しでも楽に過ごせるよう、「花粉Ch.」や「花粉対策アラーム」をお役立てください。
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https://weathernews.jp/s/pollen/
◆関東南部や九州で花粉飛散が本格化、近畿でも飛散開始
花粉観測機「ポールンロボ」で基準(※1)を超える花粉が観測されたことや、ユーザーからの症状報告を総合して、2月14日までに関東から九州の1都16県で本格花粉シーズン、2府15県で花粉シーズンに突入したことを発表しました。2月は気温が平年よりも高めに推移している影響で、東京都では平年より7日早い本格花粉シーズン開始、大阪府では平年より6日早い花粉シーズン開始となりました。
2月12日以降、移動性高気圧と南から流れ込む暖かい空気の影響で西・東日本は晴れて気温が上がったところが多くなりました。14日は大陸から接近する前線や低気圧の影響で西日本の一部で雨が降りましたが、前線に向かって流れ込む暖かく湿った空気の影響で大阪や名古屋では20℃前後まで気温が上昇。東京も18℃まで気温が上がり、スギ花粉が広範囲で飛散しました。その結果、花粉シーズンや本格花粉シーズンに入ったエリアが拡大しました。
※1基準
花粉シーズン:花粉観測機「ポールンロボ」の3割以上が1日10個以上の花粉を2日観測
本格花粉シーズン:花粉観測機「ポールンロボ」の3割以上が1日30個の以上の花粉を観測
<花粉飛散状況(2月14日時点)>
本格花粉シーズン
東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、静岡県、三重県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、
福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県
花粉シーズン
茨城県、栃木県、群馬県、山梨県、愛知県、岐阜県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、
岡山県、広島県、鳥取県、島根県、高知県
※各都府県のシーズン開始日は表でご確認ください。
◆2月下旬には北陸や東北でも飛散開始へ、3月後半からはヒノキ花粉が飛散
日本列島はこの後17日から18日頃をピークにこの時期としては強い寒気が流れ込み、全国的に真冬の寒さが戻ります。20日頃になると西から寒気が去り、代わって南から暖かい空気が流れ込んで再び気温が上がる予想です。これに伴い、2月下旬には西日本、東日本の広範囲でスギ花粉の飛散ピークに入り、北陸や東北でもスギ花粉の飛散が始まる見込みです。北陸や東北では、3月上旬から中旬にかけて飛散ピークに入る見込みです。
3月後半になるとスギ花粉の飛散は徐々にピークを越えて、西日本からヒノキ花粉の飛散が増えてきます。3月中旬から4月下旬にかけて西・東日本を中心にヒノキ花粉の飛散がピークを迎える見込みです。3月は気温が平年並みに戻るところが多い予想ですが、気温が高めに推移すると、予想よりもヒノキ花粉のピークが早まる可能性があるため、ヒノキ花粉に敏感な方はご注意ください。シラカバ花粉が飛散する北海道は、道南・道央ではゴールデンウィーク前後、道北・道東では5月中旬に飛散ピークとなる予想です。
◆飛散量:飛散量は広範囲で2020年よりも増加予想
2021年のスギ・ヒノキの花粉飛散量は全国的に平年を下回る予想です。全国平均では平年の70%程度になるとみています。ただ、飛散量が少なかった2020年と比べると、花粉の飛散量は北海道と東北北部の一部を除いたほとんどの地域で多くなる予想で、2020年に比べて飛散量が2倍を大きく上回る地域もあります。一方、2020年の飛散量が多かった北海道のシラカバ花粉の飛散は控えめになりそうです。全国平均では2020年比で160%程度になる見込みです。
2020年より飛散量が増えて、花粉症の症状も悪化する方が多くなる可能性があります。一時的・局地的に大量の花粉が飛散することもあるので対策が必要です。
◆都道府県ごとの花粉飛散傾向
エリア | 都道府県 | 花粉飛散量 (2020年比:%) | 花粉飛散量 (平年比:%) | 花粉シーズン開始 | 本格花粉 シーズン開始 | 花粉シーズン終了 |
北海道(シラカバ) | 北海道 | 50% | 69% | 4月下旬 | 5月上旬 | 6月上旬 |
東北北部 | 青森県 | 92% | 79% | 3月上旬 | 3月中旬 | 5月上旬 |
岩手県 | 113% | 83% | 2月下旬 | 3月中旬 | 5月上旬 | |
秋田県 | 112% | 80% | 3月上旬 | 3月中旬 | 5月上旬 | |
東北南部 | 宮城県 | 156% | 73% | 2月下旬 | 3月上旬 | 5月上旬 |
山形県 | 161% | 68% | 2月下旬 | 3月上旬 | 5月上旬 | |
福島県 | 183% | 53% | 2月下旬 | 3月上旬 | 5月上旬 | |
関 東 | 茨城県 | 136% | 52% | 2/14 | 2月下旬 | 5月上旬 |
栃木県 | 174% | 50% | 2/14 | 2月下旬 | 5月上旬 | |
群馬県 | 150% | 52% | 2/14 | 2月下旬 | 5月上旬 | |
埼玉県 | 143% | 57% | 2/7 | 2/14 | 5月上旬 | |
千葉県 | 121% | 56% | 2/7 | 2/14 | 5月上旬 | |
東京都 | 120% | 52% | 2/7 | 2/14 | 5月上旬 | |
神奈川県 | 119% | 55% | 2/7 | 2/14 | 5月上旬 | |
北陸・長野 | 新潟県 | 191% | 72% | 2月下旬 | 3月上旬 | 5月上旬 |
富山県 | 209% | 75% | 2月下旬 | 3月上旬 | 5月上旬 | |
石川県 | 245% | 81% | 2月下旬 | 3月上旬 | 5月上旬 | |
福井県 | 214% | 73% | 2月下旬 | 3月上旬 | 5月上旬 | |
長野県 | 197% | 50% | 2月下旬 | 3月上旬 | 5月中旬 | |
東海・山梨 | 山梨県 | 193% | 52% | 2/11 | 2月下旬 | 5月上旬 |
静岡県 | 183% | 84% | 2/3 | 2/14 | 5月上旬 | |
愛知県 | 262% | 82% | 2/14 | 2月下旬 | 5月上旬 | |
岐阜県 | 258% | 88% | 2/14 | 2月下旬 | 5月上旬 | |
三重県 | 161% | 83% | 2/4 | 2/14 | 5月上旬 | |
近 畿 | 滋賀県 | 176% | 63% | 2/14 | 2月下旬 | 5月上旬 |
京都府 | 131% | 68% | 2/14 | 2月下旬 | 5月上旬 | |
大阪府 | 183% | 86% | 2/14 | 2月下旬 | 5月上旬 | |
兵庫県 | 167% | 89% | 2/14 | 2月下旬 | 5月上旬 | |
奈良県 | 186% | 68% | 2/14 | 2月下旬 | 5月上旬 | |
和歌山県 | 132% | 93% | 2/5 | 2月下旬 | 5月上旬 | |
山陽 | 岡山県 | 198% | 84% | 2/14 | 2月下旬 | 5月上旬 |
広島県 | 227% | 83% | 2/13 | 2月下旬 | 4月下旬 | |
山口県 | 144% | 81% | 2/6 | 2/9 | 4月下旬 | |
山陰 | 鳥取県 | 137% | 67% | 2/14 | 2月下旬 | 4月下旬 |
島根県 | 124% | 70% | 2/13 | 2月下旬 | 4月下旬 | |
四国 | 徳島県 | 197% | 83% | 2/11 | 2/14 | 4月下旬 |
香川県 | 183% | 86% | 2/13 | 2/14 | 4月下旬 | |
愛媛県 | 179% | 96% | 2/6 | 2/12 | 4月下旬 | |
高知県 | 182% | 93% | 2/7 | 2月中旬 | 4月下旬 | |
九州北部 | 福岡県 | 169% | 86% | 2/5 | 2/9 | 4月下旬 |
佐賀県 | 149% | 80% | 2/7 | 2/12 | 4月下旬 | |
長崎県 | 189% | 88% | 2/5 | 2/9 | 4月下旬 | |
大分県 | 221% | 86% | 2/4 | 2/9 | 4月下旬 | |
熊本県 | 180% | 97% | 2/7 | 2/9 | 4月下旬 | |
九州南部 | 宮崎県 | 167% | 99% | 2/4 | 2/9 | 4月下旬 |
鹿児島県 | 134% | 98% | 2/7 | 2/9 | 4月下旬 | |
全 国 | 160% | 72% | — | ー | — |
※本プレスリリースは速報値であるため、シーズン終了後に確定値として更新する可能性があります。
※花粉飛散量の平年値:2011年〜2020年の10年平均飛散量
※過去の飛散量について:シーズン終了後、ポールンロボの観測データをもとに、他機関のデータを参照して一部を見直しています。
◇参考情報:きめ細かい飛散予報で万全の花粉対策を
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