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ゲリラ雷雨の監視を大幅強化 クラウドを用いた1,500台の空のライブカメラネットワークを構築
日本全国のゲリラ雷雨を予測し、ウェザーニュースアプリでアラーム通知
ユーザーからの現地リポートをAI判定 プロによる解析で積乱雲の発達を予測
モバイル/インターネット >株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:石橋 知博)は、局地的・突発的に激しい雨や落雷をもたらすゲリラ雷雨(※1)による被害を軽減するため、7月よりゲリラ雷雨予測の専任体制を構築し、ゲリラ雷雨予測の強化シーズンを開始しました。今年は3月から開始したクラウドカメラ「ソラカメ」による空のライブカメラネットワークを1,500台にまで拡大し、ゲリラ雷雨の監視を大幅に強化したことが特長です。ゲリラ雷雨予測の担当者は、気象データとウェザーニュースアプリのユーザーから届く雲や空の写真に加え、全国のライブカメラの映像をリアルタイム解析することで、ゲリラ雷雨を事前に通知する「ゲリラ雷雨アラーム」をアプリで配信します。今年の7〜9月のゲリラ雷雨は全国でおよそ8.7万回発生する予想(※2)で、特に8月中旬が発生のピークとなる見通しです。ゲリラ雷雨の多い季節を安全に過ごすため、ウェザーニュースアプリの詳細なゲリラ雷雨予測をご活用ください。
「ゲリラ雷雨アラーム」の登録はこちら | 参考:今夏のゲリラ雷雨傾向 |
スマホアプリ「ウェザーニュース」 「お天気アラーム」>「現在地連動のアラーム」より登録 | プレスリリース「ゲリラ雷雨傾向2024」 |
ウェザーニューズ、2024年のゲリラ雷雨予測強化シーズン開始
ウェザーニューズの予報センターでは、ゲリラ雷雨が多発する7〜9月の間、今年もゲリラ雷雨予測の専任チームを構築し、体制を強化して日本全国のゲリラ雷雨をモニタリング・予測します。
ウェザーニュースのゲリラ雷雨予測の取り組みは、2008年に相次いだゲリラ雷雨による水難事故をきっかけに始まりました。当時「予測不可能」と言われていたゲリラ雷雨による被害を少しでも減らしたい、という想いで同年の夏にスタートし、2024年で17年目を迎えます。
<ゲリラ雷雨の監視を大幅強化 1,500台の空のライブカメラネットワークを構築>
ゲリラ雷雨を予測する上で最も大切なことは、ゲリラ雷雨発生の原因となる積乱雲の発生・発達をいち早く捉えることです。急発達する積乱雲を捉えるためには、気象レーダーや気象観測機では観測できない現地の空や雲のリアルタイムな情報が必要不可欠です。当社では、ウェザーニュースアプリのユーザーから届く空や雲の写真および動画のリポートをAIで判定し、ゲリラ雷雨予測に活用しています。今年はさらに、全国1,500台の空のライブカメラネットワークが加わります。今年3月から開始した、クラウドカメラ「ソラカメ」を活用した取り組み(※3)により、昨年の3倍を超える数のライブカメラが全国に設置されました。ライブカメラ映像を用いることで全国各地の空や雲の様子をより詳細に把握し、ゲリラ雷雨予測の精度向上を目指します。
<ユーザーからの現地リポートをAI判定 プロによる解析で積乱雲の発達を予測>
ゲリラ雷雨予測強化シーズン中は毎日、ゲリラ雷雨予測の専任体制を構築します。気象データとウェザーニュースアプリのユーザーから届く空や雲の写真、全国各地のライブカメラ映像をリアルタイムで解析することで、ゲリラ雷雨をモニタリング・予測します。
当日のゲリラ雷雨予測担当は、空気中の水蒸気や地上と上空の気温差、風の収束などの気象データを解析することでゲリラ雷雨の発生リスクを予測します。そしてユーザーから届く現地リポートから、その雲の危険度をAIで自動判定することで具体的な発生場所や時間を絞り込み、ゲリラ雷雨発生のおよそ30分前までに「ゲリラ雷雨アラーム」としてウェザーニュースアプリのユーザーに通知します。
アプリの詳細なゲリラ雷雨予測で、事前の対策から避難、被害の軽減をサポート
<1km四方の高解像度でゲリラ雷雨の発生を事前に通知する「ゲリラ雷雨アラーム」>
「ゲリラ雷雨アラーム」は、ユーザーの現在地のゲリラ雷雨の発生を、事前にスマートフォンにプッシュ通知するサービスです。2023年には60万人を超える方にご利用いただいた人気の機能となっています。1km四方の高解像度でアラームを配信し、数キロ単位のスケールで発生するゲリラ雷雨をピンポイントで予測・通知することが可能です。
ゲリラ雷雨アラームが届いた際には、周囲にゲリラ雷雨の危険が迫っているため、空の変化にご注意ください。急に空が暗くなる、冷たい風が吹いてくる、雷鳴が聞こえる、稲光が見えるなど、ゲリラ雷雨のサインがあった場合は、近くの建物に避難するなど対策を取るようにしてください。
<充実のレーダー機能で、事前の対策から避難、被害の軽減をサポート>
また、ウェザーニュースアプリのレーダー機能では、ゲリラ雷雨のリスクや雨雲の詳細な動き、落雷が確認できます。
「ゲリラ雷雨レーダー」では、ゲリラ雷雨の発生のリスクを4段階で確認でき、事前の対策や心構えに役立ちます。また、超高解像度の雨雲レーダーでは、250m四方/5分間隔で雨雲の動きを詳細に表示し、「どのくらい雨が強まるのか」「雨が弱まるのはいつか」が詳しくわかります。さらに、ゲリラ雷雨の際に心配な落雷についても「落雷レーダー」で現在の落雷の状況と3時間先までの予想を確認することができます。
毎年ゲリラ雷雨による被害が全国各地で発生しています。ウェザーニューズでは今年も、ユーザーの皆さんから寄せられる情報を積極的に活用し、ゲリラ雷雨のリスクや発生を事前に通知するサービスを通じて、被害を最小限に抑えることができるように努めてまいります。
参考:2024年ゲリラ雷雨発生傾向
7〜9月のゲリラ雷雨は、全国でおよそ87,000回発生する予想です。昨年と同程度、過去5年平均と比べるとやや多い発生回数となっているため、注意が必要です。8月中旬が発生のピークとなる見通しです。
※1 ゲリラ雷雨:本プレスリリースでは、「局地的大雨」を指す言葉として「ゲリラ雷雨」という言葉を使用しています。一般あるいはメディアでよく使用されている「ゲリラ豪雨」と同義です。
※2 ゲリラ雷雨傾向2024(2024年7月2日発表)
※3 全国規模のライブカメラネットワークの強化へ「ソラカメ」を活用(2024年3月7日発表)