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2年先までのビジネス影響をAIでダイレクトに予測する日本初の長期予報技術

熱帯域の気象データ活用で、作物の収穫量や食品・アパレル需要などを1ステップで算出

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株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:石橋 知博)は、AIを用いた新技術で最長2年先までの作物の収穫量や商品需要などビジネスに直結するデータをダイレクトに予測することを日本で初めて確立したことを本日発表しました。
これまで長期的な収穫量や商品需要を予測する場合は、まず気温や降水量、日射量といった気象要素を予測し、その気象データからビジネスへの影響を推定する2ステップの手法が一般的でした。しかし、新手法では熱帯域の海面水温や対流活動の解析データをAIが取り込むことで、ビジネスへの影響を1ステップでダイレクトに予測します。日本の気象が熱帯域の海面水温や対流活動と深く関わりがあり、熱帯域で起こった変化が数か月〜数年の時間差で日本に大きく影響することに着目し、熱帯域の気象データ活用に至りました。
2年先までのビジネス影響予測は、計画的な作物の収穫や原料調達のほか、食品やアパレルなどメーカーの生産調整、電力の需給調整など様々な分野に応用できます。今後、当社は本技術を用いた様々なコンテンツを開発し、企業のビジネス課題の解決や長期的な経営判断に貢献していきます。

 

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