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タイのレジリエンス向上をAI技術とデータ解析技術で支援

タイ気候変動環境局と MOU を締結、安全で持続可能な社会の実現に貢献

洪水・干ばつ・熱波の緩和・適応策策定を推進

バンコク > 気候変動 >

株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:石橋 知博)は、タイ気候変動環境局(DCCE:Department of Climate Change and Environment)と、気候災害リスク評価における協力のためのMOUを締結しました。
地球温暖化の進行に伴い、気象災害の頻度と激しさが増しています。特に、タイが直面する河川流域における洪水リスク、深刻な干ばつによる農業への影響、そして近年増加する都市部での熱波(それに伴う熱中症)被害は、国の持続可能な成長にとって避けて通れない課題です。
このMOUは、技術協力にとどまらず、タイ国民の「生命と生活の安全」を守り、気候変動の影響を乗り越えるための戦略的かつ未来志向のパートナーシップを象徴するものです。

タイ気候変動環境局 Deputy Director General Mr. Pavich KESAVAWONG (右)
株式会社ウェザーニューズ 執行役員 鈴木孝宗 (左)

締結日

2025年12月2日

具体的な協力内容

1 地域特異的なリスク評価の強化
2 気候変動分野におけるキャパシティビルディング
3 歴史的データの活用と気象・気候予測モデルの精度向上

当社の役割と今後の取り組み

当社は、長年培ってきたグローバルなデータ収集・解析技術と最先端のAI技術を融合させ、地域に特化した洪水・干ばつ・熱波に関する情報や、海面水温・海面上昇といった物理的リスクの評価モデルを提供します。これにより、タイ国内の地域ごとの気候災害リスクと脆弱性を詳細に特定し、DCCEの適応策策定を支援します。
また、当社のAIを活用した気象解析技術やリスク評価に関する知識・経験を、DCCE職員へ共有し、能力開発を促進することで、タイ独自の強靭な気候変動レジリエンス構築に貢献します。

世界の気象機関との取り組みについて

当社は、インドネシア気象気候地球物理庁(BMKG)※1・ベトナム気象水文局(VNMHA)※2・フィリピン気象局(PAGASA)※3・とMOUを締結しており、今後もアジア太平洋地域における防災・減災についての取り組みを推進してまいります。

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