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自然災害の被害軽減へ、気象の予測精度向上に向け連携

インドネシア気象気候地球物理庁とMoU締結で相互協力

AI解析技術を応用し、雨雲の観測強化で航空機の安全運航をサポート

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 株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開 千仁)は8月25日、インドネシアにおける自然災害の被害軽減を目的に、インドネシア気象気候地球物理庁(以下BMKG)と相互協力に関する覚書を締結しました。

 インドネシアには洪水・高潮・地震・津波・火山噴火など、日本と同様に様々な自然災害の発生リスクがあります。当社はインドネシアにおける自然災害の被害軽減を目指し、BMKGと意見交換を実施してきました。今回の覚書締結を通して双方が連携し、当社独自のAI解析技術や予測に関する知見をインドネシアの気象予測精度向上に活用します。
 具体的には、インドネシアの空港に設置するライブカメラの画像を活用し、AIによる観測の自動化や局地的な気象現象の早期検知に取り組みます。当社独自のAI解析技術を応用することで、予測精度の向上を目指し、インドネシアの空港における航空機の安全運航支援をサポートします。

 今後当社は本覚書に基づき、インドネシア国内における新型レーダーの設置検討や民間企業への対応策情報の提供も進める予定で、インドネシアにおける経済活動の発展に貢献してまいります。また当社は、世界の50カ国に対して気象ソリューションサービスを提供してきましたが、引き続き関係諸国との連携を強化し、当社サービスのグローバル展開を推進してまいります。

 

調印式の様子 (BMKG提供)
インドネシア気象気候地球物理庁 副長官 Dr. Dwi Budi SUTRISNO (右)
株式会社ウェザーニューズ 代表取締役社長 草開千仁 (左)

主な協力内容

 1.AI解析技術を用いた画像データからの雨雲観測自動化に関する共同研究
 2.インドネシアの民間企業に対する当社対応策情報の提供
 3.当社独自観測インフラ設置によるインドネシア国内の観測網の強化

 

 

 

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