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南米六カ国の防災・政府関係者の代表団との意見交換会を実施
全世界の市民を守る早期警戒システムの実現のために私たちができること

[公開] 2023年11月29日

ウェザーニューズでは、気候変動により激甚化・多発化する災害に対し、気候変動リスクの分析や対応策となるサービスを提供するとともに、その知見を広く世界に発信・共有する事が非常に重要だと考えています。

2023年11月28日、日本国外務省からの要請を受け、南米六カ国(アルゼンチン、ウルグアイ、エクアドル、パラグアイ、ボリビア、チリ)の政府から、防災や危機管理に関わる行政官の代表団の視察を受け入れ、国際連合(UN)が推進する全世界・全国民に対し事前に災害のリスクを伝達することで命や財産を守る「早期警戒システム 」の実現に向けた意見交換を千葉市幕張の本社グローバルセンターにて実施しました。

ウェザーニューズからは、多くの災害を経験し乗り越えてきた日本という国で磨かれ、整備されてきた気象業界における官と民の役割分担の仕組み と、官と民が協力しともに成長する枠組み両方の重要性を伝えました。 そのうえで「いざというときに人の役に立ちたい」という創業の精神とともに成長してきた航海気象サービスをはじめ、航空、鉄道、道路などの交通インフラ向けサービスや環境、スポーツなど産業を支援するサービス、そして「サポーター」の皆様と一緒に創る天気予報を24時間365日発信し続けるモバイル・インターネットサービスなどを、実際のサービスを運営する現場の見学とともに紹介しました。
そしてこれらの事業を通じて得た防災・減災の経験を、いまアジアから世界へと展開することに挑戦し、各国政府および国際機関との信頼関係、協力関係の構築の重要性についても共有しました。

代表団のメンバーの方々からは、日本で育まれた気象・気候情報の高い品質、幅広い市場のニーズに対応するサービスに驚くとともに、官と民の間での役割分担の明確化や対話の重要性について多くを学び、これを自国でどう展開できるか、防災にどう活かせるか検討したいので、今後も継続して意見交換をしたいという前向きなメッセージをいただきました。
ウェザーニューズでは今後も気象サービスの事業を通じて得た経験・技術・ネットワークとともに、国の境を越えて世界の防災力向上と、早期警戒システムの実現に貢献していきたいと考えています。

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