2024年2月6日、国連防災機関（UNDRR）の「仙台防災枠組ボランタリー・コミットメント・オンラインプラットフォーム*1」にウェザーニューズとバンコク都の共同プロジェクトが「仙台防災枠組*2」に貢献する活動の一つとして掲載されました。

タイの首都バンコクは、急速な都市化と深刻な地盤沈下により、局所的な降水現象等の気象災害による大きなリスクに直面しています。同プロジェクトでは2023年4月からの3年間で、バンコク都所有の観測データと当社の降水量および降水域を予測する最新技術を応用することで、局所的な降水現象を高精度に予測し、内水氾濫の対策など同エリアにおける自然災害のリスク軽減とレジリエンス強化を目指します。

UNDRRの仙台防災枠組ボランタリー・コミットメント・オンラインプラットフォームは、2013年の国連総会決議を受けて策定され、2015年3月の世界防災会議（WCDRR）に向けて運用開始されたもので、仙台防災枠組を遂行するための国際的な活動やパートナーシップ構築を支援しています。今回同プラットフォームへの掲載により、日本で培った当社の予測技術がタイ・バンコク都の長年の課題に対し活用されるという新たな官民連携の事例として国際機関に正式に紹介されたことは、当社としても非常に嬉しく思います。

気候変動による自然災害の激甚化・多発化が進み、「災害大国」とも言われる日本の防災の技術や経験、見識は、今後より多くの国や地域で活かされるべきだと当社では考えています。これからも気象・気候の分野にとどまらず、防災の分野においても、各国政府・国際機関等と協力・連携し、民間企業として世界の防災とレジリエンス向上に貢献していきたいと思います。

*1 仙台防災枠組ボランタリー・コミットメント・オンラインプラットフォーム（当社掲載ページ）
https://sendaicommitments.undrr.org/commitments/20231109_001

*2 「仙台防災枠組2015-2030」　第3回国連防災世界会議で災害リスク軽減を目指し採択された枠組み（UNDRRによる解説ページ）
https://www.undrr.org/implementing-sendai-framework/what-sendai-framework

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