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ウェザーニューズ、全国5,000本の桜の健康状態を調査

【桜健康診断2018】桜の健康状態は3年連続で過去最悪レベル、日照不足と台風が影響か

〜京都の桜に黄色信号?健康度が過去8年で最悪、樹勢の衰退傾向が続く〜

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 株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」を通じて、桜の健康状態をチェックする調査「桜の健康診断2018」を実施し、本日、結果を発表しました(調査期間:318日~523日、参加人数:5,024人)。今年の桜の健康度を12段階(※)で判定すると、全国平均で「優良(-)」の判定となり、3年連続で過去最悪レベルの値(1.69)でした。引き続き桜の健康状態は悪化しており、樹勢が衰退傾向にあるといえます。これは、昨年夏の日照不足や台風の影響などが一因として考えられます。
 桜の健康度を都道府県ごとにみると、ランキング最下位は山梨県と北海道でした。また、多くの花見客が訪れる京都府では、調査開始以来初めて「正常(+)」にランクダウンし、過去最悪の健康状態であることがわかりました。
 日本で1番多い桜、ソメイヨシノの寿命は60年と言われ、元気な姿を保つには、弱っている桜を早めに見つけ、手当をすることが大切です。ウェザーニューズは今後も定期的に『桜の健康診断』を実施し、日本の春を彩る桜の健康を、全国の皆さんと見守っていきます。

桜の健康度は、ウェザーニューズ独自で次のような定義をしています。
優良(+):1.001.25/優良:1.261.50/優良(-):1.511.75/正常(+):1.762.00/正常:2.012.25/正常(-):2.262.50/やや生育不良(+):2.512.75/やや生育不良:2.763.00/やや生育不良(-):3.013.25/生育不良(+):3.263.50/生育不良:3.503.75/生育不良(-):3.76

対象とする桜は、エゾヤマザクラやチシマザクラなどソメイヨシノ以外も含んでいます。

『桜の健康診断2018』結果詳細はこちら
スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」をダウンロード後、「さくらCh.」にアクセス
または
ウェザーニュースウェブサイト「桜の健康診断2018
https://weathernews.jp/s/topics/201805/300155/

桜の健康状態は3年連続で過去最悪レベル、樹勢の衰退傾向が続く

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 『桜の健康診断2018』は、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」を通じて、身近な桜の「日当り」 「樹形」 「花の咲き方」 「幹の状態」 「樹皮の状態」 「花数」の6項目を質問しました。各項目の回答を集計して健康度を指数化し、「優良(+)」から「生育不良(-)」の12段階で判定しました。
 全国5,024人から寄せられた回答の結果、今年の桜の健康度は、全国平均で「優良(-)」の判定となり、3年連続で過去最悪レベルの値(1.69)でした。引き続き桜の健康状態は悪化しており、樹勢が衰退傾向にあるといえます。

 

<京都の桜に黄色信号?健康度が過去最悪に>
 都道府県ごとに桜の健康度をみると、多くの地点で優良(-)となったものの、昨年より「正常(+)」が2地点増えて、健康状態は悪化傾向となりました。特に、北海道と宮崎県は3年連続で「正常(+)」となり、京都府では2011年の調査開始以来、初めて「正常(+)」にランクダウンしました。
 国内外から多くの花見客が訪れる京都府ですが、桜の健康度は近年右肩下がりとなっています。健康度が低下しても、12年単位ではほとんど変化に気づきませんが、衰退が5年も続くと太枝が23本は枯れるなどの影響があります。そのため来年以降も、桜の健康状態の変化に引き続き注意が必要です。

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<健康度ランキング:トップは3年連続上位の徳島県、最下位は山梨県と北海道>
 健康度をランキングにすると、最も健康状態が良かったのは徳島県で、3年連続のトップ3入りです。今回、徳島県は「花数」 「幹の状態」 「花の咲き方」 「日当たり」の4項目で1位を獲得しており、唯一の「優良」判定となりました。また、徳島県は『桜の振り返り調査』(※)でも“例年以上に桜がキレイだった”ランキングで1位となっており、見事な咲きぶりが伺えます。
 一方、健康度ランキングの最下位は山梨県と北海道でした。北海道は昨年の同ランキングでも最下位だったので、樹勢の衰退傾向が続いてしまわないか心配されます。

参考:桜の振り返り調査(https://jp.weathernews.com/news/23431/ 2018529日発表

健康度、昨年夏の日照不足と台風の影響も一因か

 桜の健康状態が過去最悪レベルとなった気象的要因を探るため、桜の生育に大きく寄与する、20176月~12月の天候を振り返りました。その結果、8月の日照不足と台風の影響が一因となっていると考えました。

(1)8月の日照不足
 日射量が少ないと光合成の量も減るため、桜の生育を抑制します。
 昨年8月は、関東や東北太平洋側を中心に記録的な日照不足となり、平年の半分程度の日射量となりました。これは、太平洋高気圧が平年よりも西へ強く張り出し、東・北日本にはオホーツク海高気圧の縁から冷たく湿った空気(やませ)が流れ込んだためです。この影響で、太平洋側ほど曇りや雨の日が多くなり、東京都では8月としては1977年以降40年ぶりの長雨を記録しました。

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(2)台風の上陸数が平年より多かった

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 昨年は、台風が4個上陸し、平年(2.7個)よりも上陸数が多くなりました。そのため、桜の葉や枝、樹皮、根が傷んだ可能性が考えられます。また、場所によっては塩害が発生した地域もありそうです。

日本花の会 樹木医 和田博幸氏からのコメント

『全体の傾向から、じんわりと桜の樹勢が衰えているのかなという見方です。台風によるマイナスの影響をあげていますが、枝が折れたり、芽が取れた付近から、新たに枝が伸び始めることがあります。そうなった場合、来年の樹勢向上(見た目上)に作用するかもしれません。今年は健康度が0.01ポイント上向いていたので、今後上昇傾向になることを期待したいですね。桜は長期的に観察していくことが非常に重要です。今後も継続的に、サポーターの皆さんと調査を実施し、みんなで日本の桜を見守っていきましょう。』

参考:『桜の健康診断2018』項目別の結果

<樹形の状態:“自然樹形を保っている”が過去8年で最低に>

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 「樹形(樹の立ち姿)は?」と質問し、“自然樹形を保っている”、“自然樹形に近い”、“樹形が崩れてきている”、“自然樹形がほとんど崩れている”の4項目から回答いただきました。“自然樹形を保っている”に注目すると、2011年から年々減少傾向にあり、今年は48%と過去8年で最低の割合となりました。

<花の咲き方:“木全体にまんべんなく花が咲いている”がやや改善>

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 「花の咲き方は?」と質問し、“木全体にまんべんなく花が咲いている”、“所々咲いていない枝がある”、“特に上部に咲いていない”の3項目から回答いただきました。その結果、“木全体にまんべんなく花が咲いてる”が70%に達し、昨年の68%から2ポイント改善していました。
 桜の花芽は夏に形成されますが、昨年夏の気温は全国的に平年並~平年より低い傾向にありました。桜は夏の暑さと乾燥に弱い植物のため、気温だけでみると、桜にとって良い気象条件だったと考えられます。

<幹の状態:穴や切られたアト、窪み、キノコなど、不健康な状態の回答が5割超え>

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 「幹の状態は?」と質問し、“穴や切られたアト、窪みは無い”、“穴や切られたアト、窪みなどが少しある”、“穴や切られたアト、窪みなどがかなり目立ち、もしくはキノコが生えている”、“大きく切られたり、もしくはキノコが生えている”の4項目から回答いただきました。その結果、穴や切られたアト、窪み、キノコなど、不健康な状態の回答が、3年連続で5割を超えました。健康そうに見える幹でも、キノコが生えているものは中が腐っている可能性があり、専門家による診断が必要になります。

<樹皮の状態:苔や樹皮のはがれ・損傷など、状態の良くない回答が3年連続で2割超え>

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 「樹皮の状態は?」と質問し、“生き生きしていて光沢がある/盛り上がるような部分があり、縦に割れている”、“傷などほとんどない”、“苔などが残っていたり、樹皮がはがれてカサカサしている”、“苔に覆われた部分が多い。または、樹皮の損傷が激しい” の4項目から回答いただきました。その結果、“苔などが残っていたり、樹皮がはがれてカサカサしている”と“苔に覆われた部分が多い。または、樹皮の損傷が激しい”の合計が、3年連続で2割を超えました。苔はあまり害にならないと思われますが、樹皮がはがれてカサカサしていたり、損傷が激しい場合、土の中の通気性が悪く、桜の生長が止まっている可能性があります。

参考:都道府県別、健康度ランキング

2018年

2017年

順位

都道府県

健康度

判定

順位

都道府県

健康度

判定

1位

徳島県

1.45

優良

1位

大分県

1.56

優良(-)

2位

山形県

1.53

優良(-)

2位

山形県

1.57

優良(-)

3位

香川県

1.58

優良(-)

3位

徳島県

1.58

優良(-)

3位

三重県

1.58

優良(-)

3位

島根県

1.58

優良(-)

5位

茨城県

1.59

優良(-)

5位

福井県

1.59

優良(-)

6位

島根県

1.60

優良(-)

6位

群馬県

1.60

優良(-)

6位

石川県

1.60

優良(-)

7位

愛媛県

1.61

優良(-)

8位

青森県

1.61

優良(-)

8位

高知県

1.63

優良(-)

8位

富山県

1.61

優良(-)

9位

長野県

1.64

優良(-)

8位

大分県

1.61

優良(-)

10位

奈良県

1.65

優良(-)

11位

静岡県

1.64

優良(-)

10位

鹿児島県

1.65

優良(-)

11位

福岡県

1.64

優良(-)

10位

石川県

1.65

優良(-)

13位

兵庫県

1.65

優良(-)

10位

和歌山県

1.65

優良(-)

14位

大阪府

1.66

優良(-)

14位

兵庫県

1.66

優良(-)

15位

福井県

1.67

優良(-)

15位

埼玉県

1.67

優良(-)

15位

熊本県

1.67

優良(-)

15位

宮城県

1.67

優良(-)

17位

栃木県

1.68

優良(-)

15位

栃木県

1.67

優良(-)

17位

高知県

1.68

優良(-)

18位

鳥取県

1.70

優良(-)

17位

岡山県

1.68

優良(-)

18位

茨城県

1.70

優良(-)

17位

鳥取県

1.68

優良(-)

20位

広島県

1.71

優良(-)

21位

宮城県

1.69

優良(-)

20位

福島県

1.71

優良(-)

21位

愛知県

1.69

優良(-)

20位

静岡県

1.71

優良(-)

21位

奈良県

1.69

優良(-)

20位

愛知県

1.71

優良(-)

21位

埼玉県

1.69

優良(-)

20位

福岡県

1.71

優良(-)

25位

長野県

1.70

優良(-)

25位

富山県

1.72

優良(-)

25位

愛媛県

1.70

優良(-)

25位

岐阜県

1.72

優良(-)

27位

佐賀県

1.73

優良(-)

25位

千葉県

1.72

優良(-)

27位

千葉県

1.73

優良(-)

28位

岩手県

1.73

優良(-)

27位

岐阜県

1.73

優良(-)

28位

東京都

1.73

優良(-)

27位

東京都

1.73

優良(-)

28位

三重県

1.73

優良(-)

27位

広島県

1.73

優良(-)

28位

山口県

1.73

優良(-)

32位

新潟県

1.74

優良(-)

28位

神奈川県

1.73

優良(-)

32位

神奈川県

1.74

優良(-)

33位

佐賀県

1.74

優良(-)

34位

滋賀県

1.75

優良(-)

33位

長崎県

1.74

優良(-)

34位

山口県

1.75

優良(-)

33位

京都府

1.74

優良(-)

36位

京都府

1.76

正常(+)

36位

山梨県

1.75

優良(-)

36位

長崎県

1.76

正常(+)

36位

岡山県

1.75

優良(-)

36位

福島県

1.76

正常(+)

38位

大阪府

1.76

正常(+)

39位

岩手県

1.77

正常(+)

39位

香川県

1.77

正常(+)

39位

和歌山県

1.77

正常(+)

39位

青森県

1.77

正常(+)

41位

鹿児島県

1.78

正常(+)

41位

秋田県

1.78

正常(+)

41位

宮崎県

1.78

正常(+)

42位

滋賀県

1.82

正常(+)

43位

秋田県

1.80

正常(+)

42位

新潟県

1.82

正常(+)

44位

群馬県

1.81

正常(+)

44位

熊本県

1.83

正常(+)

45位

北海道

1.83

正常(+)

45位

北海道

1.87

正常(+)

45位

山梨県

1.83

正常(+)

45位

宮崎県

1.87

正常(+)

全国平均

1.69

優良(-)

全国平均

1.70

優良(-)

本ランキングは、沖縄県を除く46都道府県で算出しています。
桜の健康度の値は、小数第3位を四捨五入したものです。

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