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ウェザーニューズ、2018年「桜の振り返り調査」の結果を発表

【桜の振り返り調査】桜開花が早すぎたせい?7割が見頃ピークにお花見できず

〜見頃を逃したワースト1位は青森県、鹿児島県・島根県は例年よりキレイな桜を満喫〜

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 株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:草開千仁)は、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」を通して「桜の振り返り調査」を実施し、その結果を発表しました(調査期間:西・東日本:417日~20日、北日本:514日~17日)。沖縄県を除く全国のべ25,854人の回答をまとめた結果、今年は桜の見頃期間が“短い”と感じた方が6割を超え、約7割が見頃のピークにお花見が出来ていないことがわかりました。理由の一つとして、今年の桜は、3月中旬以降の高温傾向により、例年(2013年~2017年までの過去5年平均)よりも開花スピードが早く、見頃開始日が昨年より1週間以上も早かったためと考えられます。
 多くの方が見頃を逃したものの、今年の桜がキレイだったと感じた方は全国の9割以上に達し、九州や中国・四国エリアでは、例年以上にキレイだと感じた方が多い傾向にありました。中でも、鹿児島県と島根県は「お花見に行った?」でも上位だったことから、両県では“例年以上にキレイ”な桜を、チャンスを逃さず満喫できた方が多いと言えそうです。
 今年は見頃期間に天気に恵まれたエリアが多く、西日本や東海、関東のほとんどが好天率100%とお花見の当たり年となりました。
 本調査結果の詳細は、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」やウェブサイトで公開するとともに、今後のサービスに活用していきます。

<ポイント>
・お花見のタイミングは難しい!?見頃期間は“短い”印象が多数、約7割が見頃を逃す
 ただ、実際の見頃期間の長さは例年並。今年は開花スピードが早すぎて“短い”印象が強い?
・鹿児島県、島根県は例年よりキレイな桜を満喫、お花見に行った割合と桜のキレイ度で上位に
・今年は桜の見頃期間に全く雨の降らなかった地域が多く、お花見の当たり年に!

▼2018年「桜の振り返り調査」はこちら
スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」をダウンロード後、「おしらせ」にアクセス
または、
ウェブサイト「桜の振り返り調査」
https://weathernews.jp/s/topics/201805/230155/


今年の見頃期間の特徴
~お花見のタイミングは難しい!?約7割が見頃を逃す~

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 記録的に桜の開花が早かった今年、どのくらいの方が見頃時期にお花見を楽しむことが出来たかを調べるため、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」を通じて、「今年のお花見、タイミングはどうだった?」と質問しました。“バッチリ見頃”“ちょっと早い・遅い”“かなり早い・遅い”“その他”から選択していただき、全国5,690人の回答を集計した結果、“バッチリ見頃”と答えた方は30%、“ちょっと早い・遅い”が31%、“かなり早い・遅い”が30%、“その他”の9%を含めると、約7割が見頃のピークにお花見が出来ていないことがわかりました。
 “バッチリ見頃”にお花見ができたランキングのワースト1位は青森県で10%、次いで山形県が14%、福島県が16%と、東北が上位を占めていました。今年の桜前線は、東北南部までかなり早いスピードで北上し、東北北部から少しスピードを緩めました。このため、お花見スケジュールの調整が他のエリアよりも難しかったのかもしれません。

~見頃期間の印象と実際にギャップあり、開花スピードの早さが原因か~

 見頃期間の長さが特徴的だった昨年と比較するため、「見頃期間の長さは?」と質問し、“長かった”“短かった”“例年通り”から選択していただきました。全国6,341人の回答を集計した結果、“短かった”が6割を超え、“長かった”が多かった昨年とは対照的な結果となりました。特に、北陸や関東甲信では見頃期間が“短かった”と感じた方が多い傾向にありました。
 ただ、実際の見頃期間の長さを昨年や例年と比べると、関東は昨年より短くなりましたが、その差は2.0日でした。さらに、例年と比べても、やや短い0.9日程度です。北陸や甲信も、特別短いとは言えません。

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 見頃期間が“短かった”と感じた方が多い理由の一つには、見頃開始日の早さが考えられます。見頃の開始時期を昨年と比較すると、九州~東北南部を中心に、昨年より1週間以上早いエリアがほとんどでした。例年に比べても、4日前後早いエリアが多くなりました。
 記録的な早さで見頃が訪れ、見頃の終わった時期も早かったため、実際は例年通りの見頃期間があったものの、“短かった”と感じた方が多くなったと考えられます。

今年の桜のキレイ度は?島根県、鹿児島県は例年よりキレイな桜を満喫

 「今年、お花見に行った?」と質問し、“平日に行った”“土日に行った”“行かなかった”から選択していただきました。全国7,298人の回答を集計した結果、“行かなかった”が47%、平日・土日を問わず、2人に1人がお花見の行ったことがわかりました。都道府県別に見ていくと、最もお花見に行った方が多いのは島根県と鹿児島県で63%、次いで長野県、京都府、奈良県、和歌山県、高知県、熊本県が59%でした。
 今年の桜の美しさを調査するため、「今年の桜はキレイだった?」と質問し、“例年以上にキレイ”“例年並”“あまりキレイではない”から選択していただきました。全国6,525人の回答を集計した結果、全国で“例年以上にキレイ”が20%、“例年並”が75%、“あまりキレイではない”が5%であったことから、今年の桜はキレイだったと感じている方が多いことがわかりました。
 “例年以上にキレイ”の割合を都道府県でランキングにすると、トップは徳島県で39%、2位が島根県で38%、3位が愛媛県、鹿児島県で36%、5位が福岡県、佐賀県、大分県で32%でした。
 島根県と鹿児島県は、「お花見に行った?」でも上位となっています。これらのことから、島根県と鹿児島県では、“例年以上にキレイ”な桜を、チャンスを逃さず満喫できた方が多いと言えそうです。

お花見に行ったランキング

例年以上に桜がキレイだったランキング

1位

島根県

63%

1位

徳島県

39%

1位

鹿児島県

63%

2位

島根県

38%

3位

長野県

59%

3位

愛媛県

36%

3位

京都府

59%

3位

鹿児島県

36%

3位

奈良県

59%

5位

福岡県

32%

3位

和歌山県

59%

5位

佐賀県

32%

3位

高知県

59%

5位

大分県

32%

3位

熊本県

59%

8位

長崎県

31%

今年の桜の開花と見頃時期の天気の特徴
~例年より暖かい春、桜の開花は記録的な早さに~

 今年は、桜の開花が昨年より1週間ほど早く進み、例年と比べても、山口県と秋田県以外の地域で開花が早い傾向となりました。気象台の観測によると、大阪城公園(大阪府)のほか、山陰や東海、関東などで観測史上もっとも早い満開となった標本木が多くありました。開花・満開が早かった原因は、3月中旬以降に気温が平年よりも高い日が続いた影響です。
 シーズン中の東京の最高気温の変化をみていくと、桜が開花するまで寒暖の変化が大きかったものの、開花前の3月中旬は20を超えた日もあり、その暖かさで開花が早まりました。また、322日以降は平年より暖かい日が続き、25前後まで上がる日もあり、桜は一気に咲き進みました。

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~今年はお花見当たり年!西日本や東海、関東で好天率100%~

※クリックすると拡大します

 今年は、桜の見頃期間(※)に天気の恵まれたところが多いのが特徴です。西日本や東海、関東のほとんどが、 好天率(=見頃期間に1ミリ以上の降水がなかった日の割合)100%と、お花見の当たり年となりました。
 一方、北陸や長野など、4月に入ってから桜が見頃となったエリアは天気に恵まれませんでした。最も天気に恵まれなかったのは新潟県で、新潟市付近では7日間あった見頃期間中、雨が降らなかったのは2日だけとなりました。

見頃期間:各都道府県が“見頃シーズン”に入った日から、“桜吹雪シーズン”に入った日までの期間
 見頃シーズン:9割が開花、3割が満開を迎えた日
 桜吹雪シーズン:散り始め+葉桜の割合が、満開+もうすぐ満開の桜の割合を上回った日


◆参考

バッチリ見頃にお花見できた割合(%)

お花見に行った割合(%)

例年以上に桜がキレイだった割合(%)

1位

和歌山県

47

1位

島根県

63

1位

徳島県

39

2位

熊本県

44

1位

鹿児島県

63

2位

島根県

38

3位

高知県

43

3位

長野県

59

3位

愛媛県

36

3位

福岡県

43

3位

京都府

59

3位

鹿児島県

36

5位

滋賀県

41

3位

奈良県

59

5位

福岡県

32

6位

福井県

40

3位

和歌山県

59

5位

佐賀県

32

6位

島根県

40

3位

高知県

59

5位

大分県

32

8位

北海道

38

3位

熊本県

59

8位

長崎県

31

8位

秋田県

38

9位

福島県

58

9位

和歌山県

30

8位

鳥取県

38

9位

東京都

58

9位

高知県

30

8位

広島県

38

9位

富山県

58

11位

茨城県

27

8位

徳島県

38

9位

福井県

58

11位

熊本県

27

13位

岡山県

36

13位

秋田県

57

11位

宮崎県

27

14位

鹿児島県

35

13位

愛媛県

57

14位

北海道

26

15位

山梨県

34

13位

佐賀県

57

14位

香川県

26

16位

京都府

33

16位

福岡県

56

16位

奈良県

25

16位

山口県

33

17位

茨城県

55

17位

山口県

24

18位

長野県

32

17位

兵庫県

55

18位

兵庫県

23

18位

岐阜県

32

17位

岡山県

55

18位

鳥取県

23

18位

静岡県

32

20位

青森県

54

20位

京都府

22

18位

兵庫県

32

20位

群馬県

54

21位

岩手県

21

18位

長崎県

32

20位

大阪府

54

21位

広島県

21

23位

東京都

31

20位

広島県

54

23位

千葉県

20

23位

香川県

31

20位

香川県

54

23位

愛知県

20

23位

愛媛県

31

25位

埼玉県

52

25位

秋田県

19

26位

群馬県

30

25位

千葉県

52

25位

三重県

19

26位

千葉県

30

25位

神奈川県

52

25位

滋賀県

19

28位

埼玉県

29

25位

愛知県

52

25位

大阪府

19

28位

神奈川県

29

29位

栃木県

51

25位

岡山県

19

28位

愛知県

29

29位

滋賀県

51

30位

東京都

18

28位

宮崎県

29

31位

新潟県

50

30位

神奈川県

18

32位

大阪府

28

31位

三重県

50

32位

埼玉県

17

32位

奈良県

28

31位

徳島県

50

32位

岐阜県

17

34位

新潟県

27

34位

山形県

49

34位

栃木県

16

35位

茨城県

26

34位

山口県

49

34位

群馬県

16

35位

石川県

26

36位

宮城県

48

36位

長野県

15

35位

大分県

26

36位

鳥取県

48

37位

宮城県

14

38位

佐賀県

25

36位

宮崎県

48

37位

福島県

14

39位

栃木県

21

39位

山梨県

46

37位

福井県

14

40位

岩手県

19

39位

静岡県

46

37位

静岡県

14

41位

富山県

18

41位

長崎県

45

41位

青森県

13

41位

三重県

18

42位

石川県

44

41位

新潟県

13

43位

宮城県

17

43位

岐阜県

43

43位

富山県

11

44位

福島県

16

44位

北海道

42

44位

山梨県

10

45位

山形県

14

44位

岩手県

42

45位

山形県

9

46位

青森県

10

46位

大分県

39

46位

石川県

6

全国平均

30

全国平均

53

全国平均

20

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