株式会社ウェザーニューズ（本社：千葉市美浜区、代表取締役社長：草開千仁）は、2月18日までに東京都を含む関東全域、静岡県、山口県、愛媛県、福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県の1都14県で基準を超える花粉の飛散が観測され、当該の都県で本格花粉シーズンに突入したことを発表しました。東京都は寒気の影響を受けた昨年より14日早く、平年(2009年～2018年平均)より5日早い本格化となりました。
　西・東日本の広範囲で飛散ピークを迎えるのは、スギ花粉は3月中旬まで、ヒノキ花粉は3月下旬～4月中旬の予想です。今月中には北陸や東北南部、3月上旬には東北北部でも花粉の飛散が始まる見込みのため、症状がまだ出ていない方も花粉対策を始めることをおすすめします。
　スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」では、日本最大級の観測網で花粉をリアルタイムに監視し、飛散開始や大量飛散情報を随時お届けします。また、1時間ごとのピンポイント花粉飛散予報など、どこよりもきめ細かい花粉コンテンツを提供し、花粉症でお困りの方をサポートしていきます。

※今シーズンの花粉飛散量について
予想飛散量の詳細は、第一回花粉飛散傾向（/news/24849/）からご覧いただけます。2月20日時点で変更はありません。

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https://weathernews.jp/s/pollen/

◆気温上昇で花粉が飛散！東京など1都14県で本格花粉シーズンに突入

　2月18日までに花粉観測機「ポールンロボ」によって、関東全域、静岡県、山口県、愛媛県、福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県で基準（「ポールンロボ」の3割以上が1日30個以上を観測、症状報告のツライ以上の報告数が増加）を超える花粉飛散量が観測されたため、当該の都県で本格花粉シーズンに突入したことを発表しました。昨年は記録的な寒さや大雪によって飛散時期が遅れたため、本格花粉シーズンに入った日は各地とも昨年より早く、東京都では「昨年より14日早く、平年より5日早い」本格花粉シーズンの開始となりました。
　2月18日は、高気圧に覆われて各地で晴天が広がり、南から暖気が流れ込んだ影響で関東でも各地で15℃前後まで気温が上がったため、スギ花粉の飛散が本格化したと考えられます。

◆飛散ピーク予想：西・東日本のスギ花粉は3月中旬まで、ヒノキ花粉は3月下旬～4月中旬

　スギ花粉の飛散ピークは、西・東日本の広範囲で3月中旬まで、東北では3月中旬～4月上旬の予想です。3月が終わりに近づくとスギ花粉のピークは越え、代わって西日本からヒノキ花粉が増えていきます。
　太平洋側のエリアでは概ね3月下旬～4月前半、日本海側のエリアでは4月上旬～中旬にヒノキの花粉飛散量がピークとなる予想です。　
　また、シラカバ花粉が飛散する北海道では、道南・道央はゴールデンウィーク前後、道北・道東は5月中旬に飛散ピークを迎える予想です。

◆飛散開始予想：北陸や東北南部は今月中、東北北部も3月上旬には花粉シーズンへ

　今後3月上旬にかけては、寒気の南下によって一時的に寒さが戻る日もありますが、平均的には気温は概ね平年並か平年より高くなる傾向です。天気は周期変化する傾向で、3月後半になると北日本や北陸で雪が降る日も減っていくと考えられます。
　このため、今後も花粉の飛散エリアが徐々に拡大し、スギ花粉の飛散が本格化していくとみています。北陸や東北南部でも今月中には花粉シーズンに入り、東北北部も平年並の3月上旬には花粉シーズンに入る予想です。

◆都道府県ごとの花粉飛散傾向

※花粉シーズン・本格花粉シーズン開始の判断基準
各都道府県に設置している花粉観測機「ポールンロボ」の3割以上が、1日10個以上を観測する日（2日以上）を花粉シーズン開始、1日30個以上を観測する日を本格花粉シーズン開始の基準とし、ウェザーニュース会員からの症状報告も参考にしています。
※今シーズン、飛散が開始した都府県は花粉シーズン開始日・本格花粉シーズン開始日を記載しています。
※花粉飛散量の平年値：2009年～2018年の10年平均飛散量

◆参考情報：都道府県ごとのシーズン開始日（2018年・平年）

◆参考情報：きめ細かい花粉飛散予報で万全の対策を

　スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」の「花粉Ch.」では、花粉飛散量や天気、風の予報を時系列で一覧できる1時間ごとのピンポイント花粉飛散予報や、花粉観測機「ポールンロボ」が観測したリアルタイムの花粉飛散量を無料でチェックできます。
　そのほか「花粉対策アラーム」では、その日の予想飛散量や花粉シーズンの開始・ピークをスマホにプッシュ通知でお届けします。大量飛散時には臨時で最新見解をお知らせしますので、ぜひご登録ください。

◆参考情報：日本最大級の花粉観測網を展開！ユーザー参加型の「花粉プロジェクト」

　ウェザーニューズでは、花粉症の方々の役に立ちたい！という想いで、ユーザー参加型の取り組み「花粉プロジェクト」を2005年以降、毎年実施しています。
　「花粉プロジェクト」では、全国のご家庭や企業などに、独自開発した花粉観測機「ポールンロボ」を約1,000台設置し、花粉センサーで自動観測します。一方、一般的な花粉観測方法では、ガラス板に付着した花粉を顕微鏡で数える「ダーラム法」が主流となっていますが、観測して定期的に情報を公開しているのは病院や自治体が中心で観測地点数が限られており、そもそも観測情報がない県もあります。
　ウェザーニューズでは、日本最大級の花粉観測網を展開し、これまで得られた観測データや全国各地から寄せられる症状報告を加味して予測を行なっています。

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