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10分ごとの高度別ピンポイント予報でドローン操縦やスカイスポーツなど空の安全を支援
ウェザーニュースアプリ「空の天気Ch.」に視程・雲底予測情報を追加
運航に必要な低空域に特化した気象情報をアプリに一元化、安全で迅速な運航判断に活用
モバイル/インターネット >株式会社ウェザーニューズ(本社:千葉市美浜区、代表取締役社長:石橋 知博)は、累計4,500万ダウンロード突破のお天気アプリ「ウェザーニュース」で高度別の詳しい気象予測が確認できる「空の天気Ch.」をバージョンアップし、新たに視程・雲底予測の情報を追加しました。
ドローンの運航可否に重要な視程の1時間ごとの予測をマップ上でご確認いただけます。また、ドローンポートや空港など任意の地点で、1時間ごとの視程と雲底の予測を時系列で詳細にご覧いただけるようになりました。飛行に影響する情報をアプリで一元的に把握できることで、より安全で素早い判断ができるようになり、運航管理者とパイロットとの意思疎通にも役立ちます。
ウェザーニュースアプリの「空の天気Ch.」は、ドローンの運航に関わる方やスカイスポーツ愛好家の皆様に向けて、当社が持つ高度別の気象予測を空の安全に役立ててもらうことを目的に、2024年4月から提供を開始しました。当社は「空の天気Ch.」が空に関わる全ての方々にとってより使いやすい機能となるよう、今後もバージョンアップを続けていきます。
ウェザーニュースアプリ「空の天気Ch.」 ご利用はこちら | ドローン向け「ウェザーニュース for business」 お問い合わせはこちら |
https://weathernews.jp/app/ | https://biz.weathernews.jp/contact/ |
ウェザーニュースアプリ「空の天気Ch.」に新たに視程・雲底予測情報を追加
今回のバージョンアップでは、「空の天気Ch.」に新たに視程・雲底予測の情報を追加しました。
視程情報は、ルート周辺の障害物をカメラで確認しながら飛行するドローン運航において、とても重要な情報となります。新しく追加した視程予測情報は、上空の気温や空気中の水分量などのデータからウェザーニューズが独自に予測したものです。マップ上で1時間ごとの予測を、4ランク(0.1km未満、0.1km以上1㎞未満、1㎞以上5㎞未満、5km以上)で表示します。視程が低い(見通しが悪い)可能性のあるエリアがひと目でわかり、マップを拡大することでより詳しく確認することが可能です。
また、ドローンポートや空港などピンポイントの地点では、24時間先まで1時間ごとの視程と雲底の予測を時系列でより詳細にご覧いただけます。これからのシーズン、盆地など地形の入り組んだ所では、上空が晴れていても、放射冷却が効いて地面付近の気温が下がり、大規模な霧が発生する事があります。前日や当日早朝など事前にアプリをチェックする事で、飛行予定時間の視程の予測から、安全に飛行できる時間帯や最適なルートを判断するのに役立ちます。
ウェザーニュースアプリ「空の天気Ch.」
ウェザーニュースアプリの「空の天気Ch.」では、上空の高解像度な気象予測を日本全国どこでも見ることができます(※1)。
ドローンの運航に重要となる上空100m付近を含む5つの高度(上空100m付近/1,500m付近/3,000m付近/5,700m付近/9,600m付近)の風向・風速と気温、雲量の予測がマップ上で確認できます。また、低空域のより詳細なピンポイント予報も利用可能です(有料会員向け)。ドローンポートや空港など任意の地点で検索すると、その地点の上空150mまでを7段階(0m/20m/50m/70m/100m/120m/150m)に分けた高度別の風向・風速と気温の予報を10分ごとに表示します。風速に基づいたドローンの運航可否を「影響なし」「注意」「飛行不可」の3段階で、気温低下によるバッテリーへの影響を「影響なし」「注意」「警戒」の3段階で判定して表示しており、ドローンが安全に運航できるかがひと目でわかります。さらに地上付近の1時間ごとの天気や週間天気予報も確認でき、飛行予定日の検討や運航可否の判断、飛行高度やルートの見直しにお役立ていただけます。
▼「空の天気Ch.」のご利用はこちら
ウェザーニュースアプリをダウンロード:https://weathernews.jp/app/
※1 ウェザーニュースアプリで「空の天気Ch.」をリリース(2024年4月発表)
法人向け気象情報サービス「ウェザーニュース for business」
当社では法人向け気象情報サービス「ウェザーニュース for business」でも、ドローン向けのプランを展開しています(※2, 3)。ドローン向け「ウェザーニュース for business」では、アプリ上の専用画面でドローンの運航可否判断に特化した気象情報を確認することができます。また、「ウェザーニュース for business」限定の機能として、企業専用にカスタマイズして対象地点の風や雨などの気象リスクをアプリのプッシュ通知で受け取ることが可能です。例えば、6時間以内にドローンポートで10m/sを超える強風が吹く場合には、「強風のお知らせ」として自動通知を受け取るように設定いただけます。さらに、高性能気象IoTセンサー「ソラテナPro」を設置いただくことで、アプリ画面からドローンポート周辺の観測データをリアルタイムに確認することができます。「ソラテナPro」は、気温・湿度・気圧・雨量・風向・風速・照度の7要素を1分毎に観測する小型の気象IoTセンサーです。小型で設置しやすく、電源を入れるだけで観測が始まるので、手軽に実況データを収集いただけます。
▼ドローン向け「ウェザーニュース for business」のお問い合わせはこちら
https://biz.weathernews.jp/contact/
※2 ドローン向け『ウェザーニュース for business』の無償トライアルを開始(2022年11月発表)
※3 ドローン向け『ウェザーニュース for business』に新機能を追加(2023年4月発表)
当社ではこれまで、飛行機やヘリコプターなど、空に関わる様々な企業を気象情報でサポートしてきました。近年、ドローンや空飛ぶクルマなど次世代エアモビリティの社会実装への動きが進む中で、上空の気象情報の重要性はこれまで以上に増してきています。特に2022年12月にドローンの有人地帯における目視外飛行「レベル4」の運航が法制度上可能になって以来、物流や防災、点検など様々な分野でドローンが広く普及してきています。また、個人でドローンを操縦する方も増えており、ドローンの機体数や飛行件数は年々増加しています。しかし、ドローンは強風の影響で制御不能になるリスクや、気温が低いとバッテリー残量を大幅に下げるリスクを抱えており、安全運航のためには上空の騎乗情報が必要不可欠です。
当社では、ウェザーニュースアプリの「空の天気Ch.」やドローン向け「ウェザーニュース for business」などを通じて、ドローンや空飛ぶクルマの運航に関わる方はもちろん、パラグライダーやハンググライダー、熱気球などスカイスポーツ愛好家の皆さんや、空に関わる全ての方の安全を、気象情報から支援します。