株式会社ウェザーニューズは、高性能気象IoTセンサー「ソラテナPro^®️」が気象業務法改正で新設された補完観測の予報業務への利用を日本で初めて認められたことをお知らせします。

2023年11月に気象業務法の改正が施行され、「補完観測を予報業務に使用するための審査基準（気象業務法第九条第二項）」が新設されました。この改正では、本観測（^*1）の成果を補完するために行う観測を「補完観測」と定めており、補完観測に用いる気象測器については、気象業務法第9条第1項で定める検定に合格していないものであっても、気象庁長官の確認を受けた場合は、天気予報への利用を許可するものです。当社は「ソラテナPro」の気温・雨量・照度（日射量）について申請し、当社の予報に利用可能なデータとして確認されました。

「ソラテナPro」は、気温・湿度・雨量・風速など7つの気象要素を1分毎に観測する小型の気象観測機です。観測データに加えて予報精度No.1の天気予報や雨雲レーダーなど様々な気象情報を「ウェザーニュース」アプリから確認できます。50mm/hの大雨や50m/sの強風を観測できる高い性能を備えており、設定値の超過をプッシュ通知でお知らせすることで、利用者は現場の気象変化を見逃さずに迅速に対応することができます。

今後、当社は「ソラテナPro」の設置企業の要望に応じて、当社独自の予測モデルに観測データを反映し、予報精度の向上に活かしていきます。建設や農業、電力、施設など様々なシーンでの予報活用に取り組み、更なる企業の安全対策やDX推進を支援していきます。

高性能気象IoTセンサー「ソラテナPro」について

「ソラテナPro^®️」（^*2）は、気温・湿度・気圧・雨量・風向・風速・照度の7つの気象要素を1分毎に観測する小型の気象IoTセンサーです。センサー開発を得意とするオムロン株式会社（本社: 京都市下京区、代表取締役社長 CEO: 辻永順太）と予報精度No.1（^*3）の技術を有する当社が、両社の強みを活かして開発しました。

線状降水帯や台風などによる大雨や強風、浸水対策にご活用いただけるように、雨量50mm/hの大雨や風速50m/sの強風も観測できる高い性能を備えています。また、4,500万ダウンロードのお天気アプリ「ウェザーニュース」と連携させることで利便性にもこだわりました。アプリからリアルタイムや過去の観測データを見られるほか、天気予報や雨雲レーダーなど個人向けの有料機能をご利用いただけます。

また、アラート通知をカスタマイズすることで、現地の気象変化をいち早く察知することができます。気温・雨量・連続雨量・最大瞬間風速・平均風速・暑さ指数（熱中症リスク）・寒さ指数（低体温症リスク）・道路凍結指数から必要な通知を設定しておくことで、基準値を超えた場合にプッシュ通知やメールで即時お知らせします。パソコン版も用意しており、1分毎や日毎の過去データをダウンロードして当時の気象と被害状況を分析することも可能です。

「ソラテナPro」の製品仕様

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^*1 気象庁が行った観測または検定に合格した気象測器を用いた観測

^*2 ソラテナProはウェザーニューズの登録商標です。新型気象IoTセンサー「ソラテナPro」を開発（2023年7月発表）
    /news/43713/

^*3 2年連続で予報精度No.1を獲得（2024年5月発表）　
    /news/46924/

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