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気温上昇と晴天に伴い、北日本の各地で花粉シーズンへ

<速報>東北南部・北陸の6県、本日、花粉シーズンに突入!

~ 被災地では、強い西風による砂ほこりでの症状悪化に要注意 ~

株式会社ウェザーニューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:草開千仁)は、3月1日(木)、ある一定の花粉飛散が東北南部・北陸の各地で確認され、今後も徐々に飛散数が増える見通しから、本日、宮城県、福島県、山形県、新潟県、石川県、富山県の6県が“花粉シーズン”に突入したことを発表しました。当社では全国1,000ヶ所に、花粉観測量に応じて目の色が変化する独自の花粉観測機『ポールンロボ』を設置し、花粉の観測をしています。本日、宮城県内11ヵ所(総数15ヵ所)の観測地点において、花粉に敏感な人が、症状が出始める花粉飛散量(10個)を超えるレベルに達しています。また、24時間以内の宮城県内に在住する花粉症の方の症状報告を見ても、40%以上の方が、“ややつらい”、またはそれ以上の症状を感じ始めています。花粉症の方は、最新の花粉飛散情報を確認し、十分な対策を取る必要があります。
*花粉症の症状が出始める花粉飛散数30個、過去7年、協力者と共に蓄積した花粉飛散量と症状のデータを相関、分析した情報です。また、花粉観測機「ポールンロボ」は、全国の花粉症の方の一般家庭や企業、病院などに設置している当社独自の観測機で、人の呼吸と同じ量を吸引し、観測しているため、実際に人間が空気中で吸い込む花粉量を計測することができます。

今後の飛散予測についての全国の概況

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2月は度々強い寒気が流れ込み、西日本~東日本の太平洋側でも積雪するなど、寒い日が多くなりました。ただ、2月下旬からは一時的に寒さが緩み、日本海側でも晴れるなど、春の兆しを感じられる日が出てくるようになってきました。この寒さの緩みと晴天で、東北地方や北陸地方でもスギ花粉の飛散が始まっているようです。今後も寒い日はあるものの、春の兆しを感じられるような暖かい日が一段と増えていき、3月中旬にかけて東北北部でも飛散開始になる見込みです。花粉の飛散量も増えていき、東北地方南部・北陸地方ともにスギ花粉の飛散ピークは3月下旬となりそうです。今シーズンの飛散量は昨シーズンの3割程度となる所が多いものの、例年並みの飛散量となる予想です。また、東日本大震災の被災地では、特に西よりの風が吹く際に症状がつらくなる方が多い様で、寒暖の差や砂ほこりなどで花粉症の症状が悪化する場合もあります。マスクなどで十分な対策をして、花粉シーズンを乗り切りましょう。最新の飛散情報は、随時、スマートフォン向けWEBサイト(https://weathernews.jp/s/)、携帯サイト「ウェザーニュース」(https://wni.jp) で発表していく予定です。

花粉観測機「ポールンロボ」の観測結果

宮城県
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福島県
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新潟県
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今後の見解

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  • 飛散開始予想日は各県内において3割以上の花粉観測機「ポールンロボ」が10個/日以上を、
    本格飛散予想日は30個/日以上を、日を基準としています。
  • 赤字で日付が記載してある県は、すでに「花粉シーズン」「本格花粉シーズン」に突入しています。