気候変動によるビジネスリスクを回避し、環境負荷低減に貢献する
ウェザーニューズは、1970年の海難事故を経験した創業者・石橋博良の「船乗りの命を守りたい」という想いが創業の起源となっています。海から始まった気象サービスは、空や陸へと広がり、現在は全世界2600社の自治体・企業に気象サービスをご利用いただいています。
近年では、世界的な極端気象の発生や自然災害の激甚化など、私たちの生活や国・企業の経済活動に対して、気候変動が及ぼす影響はますます深刻化しています。また、2030年に向けたSDGs(持続可能な開発目標)においても、気候変動・極端気象への具体的な対応が重要なテーマになっています。
このような背景から、サステナブルな社会の実現に向けて、様々な企業で環境負荷低減のために当社の気象サービスをご活用いただいています。例えば、大型貨物船に最適航路を推奨することで、燃料を節約するルートを選択いただくことで、多くのCO2排出量の削減を実現しています。
さらに、昨今は「気候リスク」に対する関心が高まっていると感じています。「気象」は1時間や1週間先までの短期的な現象を指しますが、「気候」は50年、100年先の長期を指します。将来の気温、台風の進路、地震、洪水などのリスクが将来どのように変化し、社会活動に影響を及ぼすかという観点です。
私たちはかねてから「気候」は大きなテーマだと捉えていました。テクノロジーの進歩によって長期予測やサービスの提供が可能になってきた現在は、気候リスクに対する対応策サービスを本格的に展開し、社会への貢献を加速していく段階だと考えます。
ウェザーニューズだけでも、お客様一社だけの取り組みでも、地球の未来は変えられません。あらゆる個人・企業のサポーターのみなさまが一丸となって、未来に対して何ができるか考えていく必要があります。
私たちは創業以来、様々な市場に気象サービスを提供することで、コミュニティを構築・発展させてきました。これからもサポーターのチカラを信じて、夢を同じくする仲間とともに、地球温暖化の緩和と適応の両方を実現するサービスを生み出すことで、気象災害から人命を守るだけでなく、地球の未来も守っていきます。